読みたい本は数あれど、読む気になる本は少ない、ましてや読む本となればなおさらだ。

読みたい本は数あれど読む気になる本は少ない。まして楽しくて最後まで読む本はなおさらだ。

夏はあまり本を読まない。夏の暑さゆえなのか、夏は外で遊ぶことが多いからなのか、それは分からない。
秋になり、涼しくなるとまた本を読み始める。今もそう。

旅の本ばかりを読む時もあれば、エッセイばかり読む時も、少しばかり小説を読む時も、デザインの本や、脳や意識の本も、物理学や宇宙の本も、ビジネス関連の本も。

読みたいは本当にたくさんある。読みたい本はアマゾンのウィッシュリストで記録として管理しているのだが、たまっていく一方である。(ウィッシュリストにある本で読んだ本もいくらかはあるが、読んでいない本が大半だ。)難しそうだとか、すごく分厚い本とか、昔の文章表現だったりとかで読みたいんだけど読んでいない本がある。それも、ジャンルは問わず読みたい本が非常に多い。

ちょっと今この文章を書きながらウィッシュリストを見返してみると、読みたい本がワンサカ出てくる。

・百年の孤独 G. ガルシア=マルケス
・新装版 不確定性原理―運命への挑戦 (ブルーバックス) 都筑 卓司 (著)
・美しき日本の残像 (朝日文庫) アレックス・カー
・森の旅人 (角川21世紀叢書) ジェーン グドール
・日の名残り (ハヤカワepi文庫) カズオ イシグロ
・芸術と脳科学の対話―バルテュスとゼキによる本質的なものの探求 バルテュス
・ポアンカレ予想を解いた数学者 ドナル・オシア
・皇帝の新しい心―コンピュータ・心・物理法則 ロジャー ペンローズ
・国のない男 カート・ヴォネガット
・存在の耐えられない軽さ (世界文学全集 1-3) ミラン・クンデラ (著), 西永 良成 (翻訳)

ウィッシュリストを見ながら、いくつかコピペして見たらすぐに10冊になった。おお。本当に多い。こうしてコピペして本のタイトルと著者を見ると気づくことがある。外国人の書いた本が非常に多い。そうかと思う。日本人の書いた本で読みたいと思ったらだいたい読んでいるのだろう。しかし、外国人が書いた本だと、日本語訳の精度によって読みやすさが全く異なる。無意識のうちにそんなことも気になってか、読みたいけど読んでない本は外国人の著作が多い気がする。

つくづく思う。読みたいなーと思ってはいても、実際に読む気になる本は少ない。
さらに、買いにいくとか借りに行くとなるとさらに少ない。
逆に、本屋で目に付いて衝動的に買う本もあれば、友達の勧めで買う本も。友だちのすすめは大きい。今までのお互いの読書歴で、同じ作家の表現が好きだったり、お互い同じ本に共感したりする人が楽しいという本は自分でも楽しく読める気がする。そうやって読んだ本はほぼ100%の打率でワクワクして読める。だから、そんな友だちに勧められるとすぐに読む気になる。

まあ、読むきっかけは色々あれど、その時の気分に合わせて、読みたい本を読みたい時に読もう。
さあ、明日はどの本を読んでいるんだろうか。
どんな本を読む気になっているのだろう。
明日になればそれも分かるさ。

送信者 大分、熊本、宮崎

[天守閣で本を読む](PENTAX K10D DA16-45mm ISO: 100 露出: 1/125 sec 絞り: f/9.0 焦点距離: 16mm)

テーマを決めて集中的に同じジャンルの本を読むのも楽しいだろうなぁ。

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