日別アーカイブ: 2008/11/17 月曜日

髪の毛を洗いながら生まれた偶発的な発想 

髪の毛を洗いながら、神田道夫さんと夏の朝の成層圏が重なり合った。
神田さんは夏の朝の成層圏に書かれているような状況におかれているのではないかと突然思ったのだ。

こんなことがふと頭に浮かんだのは、来週末栃木で熱気球本田グランプリがあり今年こそ行こう思っていたこと(11/23に)、石川直樹さんが神田道夫さんについて書き、今年の開高健賞をとった「最後の冒険家」という本が近々出版されることを知ったことがあったからではなかろうか。もちろん、先日夏の朝の成層圏読んだことも関係している。
バラバラに知ったいくつものことが、無意識の脳の活動によって繋がり、ひとつの発想が浮かび上がってきた。こうした偶発的な発想は、意識的に考えても生まれてこない。何も考えていないシャンプーをしている時などに、僕にはないしょで脳が勝手に生み出すのだ。

神田道夫さんと夏の朝の成層圏という本を知っている人でなければ、これだけではピンとこないかもしれない。

神田道夫さんは、自作の熱気球で先へ先へと挑んでいる方だ。例えば、自作の熱気球で長距離を飛行したり、山を越えたり。2008年1月に単独で太平洋を横断しようと試み消息不明になった。捜索も行われたが見つからず、すでに10ヶ月近くが経とうとしている。こんな状況だ。しかし、ふと髪の毛を洗いながら、神田さんは夏の朝の成層圏の主人公とおなじように無人島で暮らしているのではないか。日本社会の視点で見ると消息不明だが、神田さんは無人島で生活しているのかもしれない。ただ、日本社会とコンタクトを取る手段がないだけで。そんな風に思った。実際にこのような状況かなんて分からないが、その可能性だってあるんじゃないかと真剣に思えた。

説明をし忘れたが、夏の朝の成層圏は主人公が遠洋漁業の船から落ちてしまい、無人島に漂着して生活していた話。主人公は近くの無人島に泳いで移動したら、そこには家があり、人がやってきて現代社会との接点ができた。こんなストーリー。神田さんも今は無人島に漂着して一人で生き延びているのではないか。

そん神田さんと夏の朝の成層圏のことを考えていたら、来週末は熱気球本田グランプリがあることを思い出し、そろそろ、神田道夫さんについて書かれた石川直樹さんの「最後の冒険家」が出版されることを思い出した。熱気球本田グランプリに行き、石川直樹さんの「最後の冒険家」も読もうと思う。

髪の毛を洗いながら、夏の朝の成層圏、神田道夫さん、熱気球本田グランプリ、石川直樹さん「最後の冒険家」が繋がった。

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[空と月と星](PENTAX K10D SIGMA70-300mm ISO: 1600 露出: 1/30 sec 絞り: f/8.0 焦点距離: 93mm)