日別アーカイブ: 2008/11/15 土曜日

名前がない

まだ弁当作りは続いている。そろそろ1ヶ月ぐらいだろうか。
週に3,4日は作っている。

「今日の弁当は何?」と聞かれることがある。
筑前煮だったり、ビーフンだったり、唐揚げだったりと「名前がついたおかず」の時はすんなり答えることができる。

しかし、あまった野菜や肉を用いて作る料理には名前がない。
レシピのサイトを参考にしたり、料理本を見なくはないが、ほとんどは僕の頭の中で作られたレシピによってできたおかずだ。

本を参考にして作り、レシピ通りにおいしくできたと時もうれしいが、やはり自分が色々と想像して作ることの方が好きだ。

だから、名前がない料理が多い。
名前があった方が説明しやすいし、かっこうもつくのだろうけど。ビーフストロガノフを作ったと言ったら、凄そうで、出来る奴だなという雰囲気がする。
でも、これからもスーパーに行き、家の冷蔵庫を思い出しながら、脳の中で料理する。
どんな味付けが良いかな、冷めても旨いかな、簡単に作れるかな。
食材を買って、切って、調理して、弁当箱に入れるところまでをスーパーで想像しながら買い物をする。

こうして、新しいものが、名前のない料理が作り出されることが楽しい。
おそらく1回しか作られることのない料理作りがワクワクする。
出来上がるものを想像すること。
そこにはまだ見ぬ未知の存在への希望が詰まっている。

そういえば、先日読んだ脳あるヒト心ある人という本でも言葉のないものということが書かれていたな。
http://teratown.com/blog/2008/10/23/cceyoyecei/

送信者 いろいろ

[名付けられることなく溶けてゆく雪](PENTAX K10D DA18-55mm ISO: 100 露出: 1/160 sec 絞り: f/9.0 焦点距離: 55mm)