月別アーカイブ: 2011年5月

極限状態でいかに行動するか 「岳」を見て思ったこと

話題の映画「岳」を見てきた。
まあ、ストーリーとかは置いといて、感じたことは当たり前のことだった。

・山って綺麗だな。
・山ってリスクがあるな。

どちらも、それなりには分かっているが、映画では特異な状況を描き出すので、改めて感じた。
リスクがあるって感じたことからも繋がっているが、極限状態でいかに冷静に行動するかということの大切さをつくづく感じる。

人間はピンチな時にドキドキして、焦ってしまう。基本的に人間の身体や能力はすごい精密で効率的に作られていると思うが、ピンチの時に焦ってしまう反応はベストではないと思う。
純粋な体の反応だからこれは致し方ないことだが、ベストではない&生死に関わる重要なことだから、人間の純粋な反応に逆らっても冷静になる方が良いと思う。
そんな時こそひと呼吸おいて、冷静に判断する大切さが求められる。

先般の地震の時も同様だが、どんなピンチな時も冷静に判断した方が良い結果に繋がる可能性は高い。
ただ、それにはピンチな状況に直面する経験と精神の鍛錬が必要になる。

個人的には山の中を徹夜で走るレースに出たり、知らない国に1人で行くのも、ピンチになった状況で追い込まれても冷静に判断する訓練だと思っている。

主人公の三歩はかなり冷静な行動をしていた。一部あれれという行動もあったが、全体を通して人間として達観している人物だった。
このレベルの人って滅多にいないだろうなと思うほどの。でも、素晴らしいと思う。あれぐらいの人間になりたいもんだ。

送信者 北岳と間ノ岳

細かな感想というか、自分に言い聞かせること。

・ツエルトはピンチなときに防寒やテント代わりに使えて便利だ。
 →昔から持っているがあまり、登山などに持っていっていないが、今後は持って行こうと思う。
・ロープワーク&クライミング技術は全ての基本になるので非常に重要。
 →ロープワークを学ぶためにもクライミングをしようかと思う
・ヘルメット、ザイル、カラビナ、カム、ハーネス、などはいざと言うとき効果的
 →クライミングがなければ必要ないが、やはりピンチな時にはかなり使えるアイテムだな。
・山の装備はベストなものをいつも持つ。
 →常にベストなものを身につけることによって安全性は高まるし、安心できる。
・極限状態でも冷静に行動する大切さ。
 →上に書いた通り
・食べることは大切。
 →いつ食べられない状況になるかもしれない。食べられる状況では食べておく。
・天気の変化は非常に怖い
 →天気の変化を読む力を身につける。気象予報士とまでは行かなくても、天気について学ぶ。
・地図を読む能力。
 →より確実に、効率的に行動するには地図を読む能力が必須。安心感にも繋がる。

おい、これが映画を見た感想かよって自分でも突っ込みたくなるけれど、まあネタバレしてもつまんないし、こんな感じで。

送信者 北岳と間ノ岳

日本三大清流、先週は長良川、今週は柿田川湧水群、来週は四万十川に行きませんw

本屋で友達と立ち読みをしていた。
すると、一枚の写真を発見した。
透き通った青色の水が湧き出る遊水池の写真だった。
その名は柿田川湧水群。
柿田川は長良川、四万十川とともに日本三大清流に数えられているらしい。

送信者 ちょっとした旅行

それからしばらく気になっていた。
もともと水辺が好きで、行きたいなと思っていた。

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どんな場所かも調べることなく、今日行って来た。
イメージしていたのは、田舎にある遊水池。
そこから綺麗な清流が続いているとイメージしていた。
川で泳ぐために、水着も持って行った。

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新幹線で三島まで1時間弱。
三島駅からは駅前の地図を見て、歩き出す。
三島駅から南へ。
地方都市の商店街を抜け、腹が減ったのでお肉屋さんでコロッケを買う。

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それから、さらに南下。
住宅の前に小川が流れている。
街の中にある公園でも水が湧き出ていた。
このエリアは富士山の恩恵で水がいろんな場所から湧き出ている。

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三島大社を通り、
1号線を西へ。
あれれ、もしかしてイメージしていた川と違うかも。
かなり、町中にあるかも。

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1号線へ西へ行っても見当たらない。
本屋があったので、地図で場所をチェック。
数百メートル手前まで来ていた。

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柿田川湧水群は1号線沿いにあった。
看板が出ていて、お店屋さんもあり、観光バスも止まっていた。
そうだったのか、ここは観光地なのか。
気づくのが遅過ぎた(笑

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豆腐アイスをいただき、湧水群へ。
水が湧き出ている場所を見るために、高台のスペースが作られていた。

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ちょうど、新緑が綺麗な時期だったので、鮮やかな世界が広がっていた。
噂通り、水はとてもキレイで、川底にゆれる水草がハッキリと見えた。
そして、地面からぼこぼこと湧き出る湧水群も。
泳いだら、気持いいだろうなーと思うが、無理だ。

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続いて、2つ目の展望所へ。
こちらは川に大きな土管みたいなものが入っていて、そこの水が青に輝いて見えた。
とても、きれいだ。
やはり、川に入って水で遊びたいが、観光地では無理だ。
この美しさを写真に残そうと思ったが、PLフィルターを持っていなく、反射してしまった。
太陽の光を考えながら、何度も撮りまくった。

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それから、川幅の広い中流部へ。
このエリアも新緑と川。
そして川底に揺れる黄緑の水草や藻などが美しい。

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川に入りたい気持が収まらず、もっと奥に歩いて行き、雑木林みたいな所を抜けて行こうとしたが無理。

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仕方なく諦めて、対岸に人がいたので行ってみることに。
ぐるっと大回りして、茶房柿田川へ。
ここは、バーベキュー場のようだ。
なかなか景色のいい場所で、小学生や大学生などがBBQをしていた。

送信者 ちょっとした旅行
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ただ、私有地と言うことでコーヒーを飲みながら、景色を眺めた。
ちょっと想定とはずれたこともあって、昼飯を食べ東京にすぐ戻った。
そして、いつもの東京体育館のプールで泳いだ。笑

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第1回ぎふ清流マラソン

高橋尚子杯 第1回ぎふ清流マラソンがあるのを知ったのは、姉から聞いたからだ。

ハーフのために遠くまで行くことは普通ではない。トレランとかトライアスロンであれば、その場所でしかできないということもあるので出かけるが、ロードの大会&短いと日帰りでいける場所で終わらせることが多い。たぶん、一人だとハーフにはでることもないだろう。

しかし、出ようと決めたのは4つの理由があった。

・岐阜は地元で両親も見に来れる
・姉が出る
・第1回の記念大会
・当初の予定ではUTMFがこのハーフの翌週にあったので、調整として適切な距離。
(UTMFは延期になった)

送信者 岐阜

土曜の朝、岐阜に到着。朝イチで岐阜にUターンした仲間に話を聞いた。もともと東京でいろいろと一緒に活動していて、3年ほど前にUターンしている。今の仕事のことなど色々と話しを聞けてとても参考になった。そして、仙台でボランティア組織立ち上げのコンサルを1週間ほどしてから、ちょうど帰ってきたところで、現地の状況や考えていることも話した。

その後、家に帰り前日受付に。1万人程度参加するのと初めての大会ということで前日受付のみ。参加記念品がシューズバックだけというしょぼさには驚いたが、まあ、Tシャツもらっても微妙だし・・・靴下とか、アームカバーとか、ニューハレのテーピングとかそういったものを記念品にしてもいい気がするが、コストが高すぎるのかな。

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一瞬で受付は終わるので、その日の任務は終了。焼きそばや地元グルメなどの露天もたくさん出ており賑わっていた。早く寝て、翌日に備える。

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当日は、少し早起き。親に大会会場であるメモリアルセンターまで送ってもらう。県外参加者が7割近くだからか、道路はそんなにも渋滞していなかった。
当日はとっても天気が良く、日差しも強く暑かった。そこで、ショートスパッツの上に短パン、カーフソックス、上は不死鳥Tシャツにした。

スタート位置はAだったので、招待選手、陸連登録選手に続く場所でなかなかいい。トレイルでもないので、渋滞で走れないという事にはならないが、前が詰まりすぎるとストレスだから、前であるにこしたことはない。

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高橋尚子さんが、スタートを前に盛り上げてくれた。高橋さんが先頭から走るというので、着いて行こうかなと決めた。スタート後、かなりのハイペースで高橋さんのいるエリアまで走って追いつく。高橋さんは大きなフォームではないが、ピッチが速くどんどん前に進んでいく。高橋さんは話しながら、ハイタッチしながら走っている。最近は引退して練習をあまりしていないとはいえ、すごすぎる。

3,4キロは一緒に走ったが、そもそもの能力不足、さらに最近の練習不足で脱落。キロ3分50ぐらいで走ったので、4キロ以降が辛かった。おそらく最大心拍の80%は余裕で超えていたと思う。そのために、一気に疲労がきた。

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長距離の場合は最初飛ばしちゃいけないというのは鉄則で、イーブンペースで走るのが基本である。筋肉もフレッシュで元気なのでついついスタート飛ばしちゃうが、そこを我慢するのが絶対。いつもはそれを守っているが、今回は短いレースだし、高橋さんがいたので意図的に飛ばした。案の定、すぐに疲労が襲ってきてまともに走れなくなった。

自分の体を知る上では、いい実験だった。3,4キロぐらいから7,8キロぐらいまでは、歩きたくなるほど。でも、我慢して走っていると、その披露のピークをぬけ10キロぐらいからは、ある程度のテンポでしんどさを感じることなく走れるようになった。

ちょうどその辺りから、川沿いに出た。新緑のトンネルをくぐり、左手には長良川。岐阜城も見えた。素晴らしい景色。もちろん快晴だからたまらない。

送信者 岐阜

上流へと走っていく。川幅は少しずつ狭くなり、住宅街から畑のエリアへと。沿道の応援も街中の子供たちやホテルの従業員から、地元のおばあちゃんに変わっていく。たった数キロでこんなにも街並みが変わったけ?と思いながら、走っていた。そして、こんなにも豊かな自然が家から走って30分の場所にあったのかと改めて驚いた。

長良川を見ながら、つくづく美しいなと感じ走っていた。ハーフではもったいなくて、もっと上流まで走って景色を楽しみたいぐらいだった。ただ、長い距離は汁には日差しが強かった。エイドでは水分補給と水を頭から何度もかけた。

千鳥橋で折り返し。おばあちゃんの生まれた場所を走り懐かしいなと感じたり、子供達とハイタッチして、手を振っているとあっという間に川沿いを走り終えた。

送信者 岐阜

ゴール間際で親が沿道にいるのも発見。手を振って分かってくれたようだけど、写真はうまく撮れなかったみたい。走っている人を一瞬で撮影するのはなかなか難しい。東京マラソンでも感じたが、走る人が特徴的な服装をしているのと、応援に来てくれる人がどこの場所にいるかをあらかじめ決めておかねばならぬ。まあ、来年このマラソン出るときに、写真を撮ってもらえることを期待しよう。

ゴール直前で高橋尚子さんとハイタッチしてゴール。タイムは1時間43分。エントリーした時は90分ぐらいで走れるかなと思っていたが、UTMFがなくなり体のピークを9月にもっていくことに変更したので、今の時期は予想通りダメダメだった。目標タイムはおかず、地元だしゆるく景色を楽しみながら走ったのでタイムはあまり気にしていない。

送信者 岐阜

コース上にトイレがなかったり、エイドでは食べ物がなかったり、記念品が微妙だったりと気になる点もあったが、1回目の大会にしてはほぼ完璧だった気がする。何よりも晴れたこと、そしてコースがとても素晴らしかった。個人的には初の地元の大会で、家からすぐ近くの長良川など自然の美しさを改めて知れたのが大きな収穫だった。やっぱり、自分の足で動いて、見て、感じ無いとわかんないな。何事も。

そして、久しぶりに活気のあり岐阜を見た気がする。来年も開催されるようであれば、出ようと思う。

◆高橋尚子杯 第1回ぎふ清流マラソン
* 氏名:寺町 健
* ナンバー: 1677
* 種目: ハーフマラソン 一般男子

◆ウェア
不死鳥Tシャツ
帽子
時計 Barigo
短いスパッツ 
短パン ニューバランス
カーフソックス SKINS
靴下 ザムスト
靴 ノースフェイス

◆個人記録詳細
出場種目 ハーフマラソン 一般男子
距離 21.0975 km
タイム(グロス) 1:43:43
タイム(ネット) 1:43:16
種目別順位 905
総合順位 946
タイムリスト
計測ポイント スプリット ラップ
Start 00:00:27
5km  00:22:48 0:22:21
10km 00:48:38 0:25:50
15km 01:13:44 0:25:06
20km 01:38:22 0:24:38
Finish 01:43:43 0:05:21

今回の結果は非常に興味深い。
最初の3キロをおそらく1キロ3分45秒~50秒で走っている。もう少し早かったかも。
それで、3キロすぎにバテて、一気にスピードが遅くなった。
最大心拍の80~90%は超えていて、ダッシュをしたのと同じなので筋肉疲労がたまった。
7,8キロまでは辛く歩きたかった。
そこから、筋肉疲労は抜けた。
徐々に疲労は回復していった。
タイムも後半になるほど早くなっている。
身体感覚とタイムが一致していた。


マラソンの後、夕方に長良川を散歩

石巻での日記4日目 また来たいと思った日

夜中、何度か目を覚ました。バタバタと近くのブルーシートがうるさい。風がモノスゴイのだ。山の稜線でガンカン吹いた時みたいだ。自分たちのテントはペグをしっかり打ってあって特に問題はなかった。

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朝になっても風はいっこうにやまなかった。今日の天気はくもり、ずっと風が吹いている。ストレッチをして朝飯を食べた。

今日の作業をしたら、東京へ戻る。そこで、テントを片付けて、作業へ向かうことにした。石巻駅から仙台へのバスの時間を考えると、作業から戻ってテントを片付ける時間がなさそうだったのだ。

荷物をすべてバックパックに詰め込んで、作業へと向かう。今日は廣済寺の墓地掃除だ。すでに2,3回ボランティアが入っているようで、墓地の通路のヘドロは除去されていた。
ただ、個別のお墓に積もったヘドロは残ったままだった。我々はここを掃除する。

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我々のチームは完全に、通路のヘドロ除去だと思い込んでスコップなどの準備をしてきた。個別のお墓を掃除するには大きすぎる道具だ。そこで、俺が小さなスコップやほうき、ちりとりなどを取りに帰った。

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今日のリーダーは携帯電話が使える&石巻でのボランティア経験があるという理由から石巻の大学に通う青年。おっとりとした優しそうな青年だ。ただ、自分で判断してチームを導いていくという経験があまり無かったみたいだった。

サポートしつつ、でもあまりでしゃばり過ぎてもいけない。そのさじ加減を考えながら接した。ビジネスに限らず、こうして人を育てていくというのはなかなか難しい。特に即席で集まったチーム、かつ1日限りの場所で。そんなこと考えつつ、現場作業ではただ大きい声をだせるというのも大きな能力だなと実感した。多少方向性がイマイチでも、ぼそぼそと正しいことをいうよりも、大きい声で言った事のほうが伝わるし、みんなの結束も高まる気がした。

そんな、グダグダした話はさておき、風がむちゃんこ強く、乾いたヘドロが砂ぼこりで舞った。細かい砂が眼や鼻、口から容赦なく入ってくる。だから、ゴーグルはマスト。もちろんマスクも2重、3重だ。

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昼休みになり、休憩。隣に避難所があったので、避難所をのぞいた。昼飯はクラムチャウダーに生卵なども出ていた。この避難所は生鮮食品も届いているようだった。

そして、色々な思いが巡った。現場を見て感じたことは、何が起ころうと、どんな状態になろうと、人間は日々を生きようとするし、生きていくしか道はない。ただ、ただそう思った。夢も、希望もなく、悲しみ、怒りしかなくても、ただこの一瞬を重ね上げて行くしかない。

午後からも、乾いたヘドロを掃除する。個人のお墓なので傷をつけないように、失礼のないようにと慎重に作業した。細かい作業なんで小さなスコップが活躍した。

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大きなお寺で最後までは作業ができなかったが、4時が近づいたので今日のお寺の墓地掃除は終了。帰り道は少し渋滞した。

石巻専修大学に戻り、スコップなど洗い着替えてタクシーで石巻駅へ。17時のバスで仙台駅へ戻った。バスの車窓から見た、夕焼け空が美しかった。

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この4日間のボランティア活動した日々を回想した。様々な経験をしてきたが、今回もとてもいい経験だった。自分にとって良い経験というと、非常に自分勝手に映ってしまうかもしれないが、失礼ながらそうだった。もちろん、被災された方のために少しでもお役に立てればと思い、活動したのは紛れもない事実だ。一方で、自己満足的な要素も大きかったのも事実だ。

俺の中の行動する源泉として、自分が知らないことを知りたいという気持ちが強い。やっぱり現場を見たり経験したい。もちろん一人の人が何から何まで経験できないけど、聞いた話で語ることはいくらでもできるし、そんな人にはなりたくない。効率悪くても、地味でも自分で考え、行動して物事は語りたい。そりゃ、経験しても全ては見れないけど、やっぱ違うと思う。俺は行動したいし、行動した人を信じる。

こんな風に書くと堅苦しいが、せっかくやるなら、何でも楽しくやりたい性格だ。現地で迷惑をできるだけかけないで、お役に立つのはもちろんのこと、同じアウトプットなら楽しまなきゃ損だ。そんな風に考えるから、瓦礫撤去などの作業はトレーニングだと捉えていた。マラソンやトライアスロンも肉体を使うんだけど、せっかく使うなそのエネルギーが価値をみいだす方がいい。役に立てればトレーニングと兼ねて一石二鳥。

さらに、普段のランやスイムでは鍛えれない、腕と背筋が鍛えられる。なんとも素敵な時間。そんな風にしていると、昼間はトレーニングになるし、役に立てて心も充足する。テントサイトに戻れば、友達とキャンプ気分で夕食を作り、夕日を眺め、星空を眺めて、ちょっとお酒を飲みながら話しをする。

こんなことをしていると、また来たいなと思えてくる。被災地でのボランティアはある意味で常習性がある。特に肉体労働を伴うと、トレーニングにもなるし行きたい。もっといえば、東北に行って作業=運動してこようぐらいの気持ちだ。

そんなことを考えていると、友達からメールが来た。その友達は東京に住んでいるのだが、旦那さんの実家が仙台ということで、GWを使って夫婦で東北を巡っていた。仙台にいるならメシを食おうと誘われ、もちろん即答。旅人だけあって、いろいろなところで会うな~。

送信者 記録

仙台駅近くで、シャワーだけ浴びて、仙台牛のうまい店へ。集合よりも少し早かったので、となりのオシャレーな立ち飲み屋で友達と二人で、乾杯。その後、ビストロFlat平という店で、みんなで乾杯。

送信者 記録

仙台で働いている、友達の友達も着ており、震災当日の話や現在の避難所の話、ボランティアの話などをした。みんな、真面目な気持ちを持ちつつ、とても陽気な仲間なので、とても面白い時間を過ごせた。あっという間にバスの時間になってしまい、階段を駆け登って、夜行バスへと向かった。こうしてGW前半の石巻での日々は幕を閉じた。

長良川の輝き、夕日とケルンの穏やかな世界

送信者 岐阜

ぎふ清流マラソン(ハーフ)に出るため、地元に帰った。
2日間を通して気づいたことは、岐阜の美しさ。

送信者 岐阜

岐阜と言うと、かなりの田舎をイメージする人が多いが俺が育ったのは住宅街。
周りには特に自然はなかった。
あるのは公園ぐらい。
意識はしていなかったけれど、長良川だけはずっと流れていた。
近くで。

送信者 岐阜

今回は長良川を走るコースだったため、川沿いの景色を見た。
家から30分も走れば、エメラルドグリーンに輝く川があった。
小さい頃も何度も見ていたはずだけど、岐阜を離れて大人になってみると、その美しさに驚いた。

送信者 岐阜

そして、夕方に河原を歩いた。
日が沈む時間で、陽光が川面を照らした。
川の水をさわりに歩くと、ケルンが積み上げられていた。

送信者 岐阜

誰も気づくことのないような場所にひっそりと。
それも石が13個も積み上げられたケルンが。

送信者 岐阜

よくもこんなにも積んだなと感心した。
斜に構えた俺は先着剤で付いているのかなと思ったが、ちょっと触ったら石がカタカタと揺れたので違っていた。

送信者 岐阜

誰が積み上げたのだろう。
そして、何の、誰の道標だったのだろう。

送信者 岐阜