月別アーカイブ: 2011年6月

心を開いておくこと

土曜日、時間があったので大学生のころの旅写真を整理していた。
消えてしまったら寂しいなと思い、一枚ずつwebストレージにアップ。

主に海外を旅したときの写真。
当時は写真が趣味と言う訳ではなく、
旅行に行ったからとりあえず撮っていたという感じ。

送信者 ALASKA 2009

構図や光も考えずに撮っているので、整った写真ではない。
けれど、何か惹かれるものがあった。
それは自分が旅した思い出の記録だからということもあるけれど、それだけじゃない気がした。

何だろうなと思ったら、写真に写っている人がとてもいい顔をしているのだ。
いろいろな地元の人が、優しい顔をして、こっちを見てくれていた。
コレ食いなよって、差し出してくれている写真とか。
何でかなと思ったら、自分が心を開いていたから。

送信者 南米

そういえば、南米を旅していたら、どこへ行ってもおばちゃんが笑顔で話しかけてくれた。
イランでは、商店の人に優しくされて、毎日のように家にお邪魔して飯をいただいていた。

送信者 イラン

自分ではいつも笑っていようと思いつつ、仕事のときなど怖い顔していると言われたことがある。
まあ、仕事している時にもニヤニヤしていたら怪しいが、自分の姿勢としては常に心を開いておきたい。

送信者 南米

だから、そんな素敵な日々に旅では出会えた。
自然と心が開かれるから、旅って良いなと思う。

でも、旅に関係なくいつでも、心を開いておこう。

送信者 南米

理想とする本のある空間「素足の本屋」

素足で入る本屋が欲しい。
なければ作りたいぐらいだ。

素足で入る図書館でもいい。

靴を脱ぐと落ち着く。
そして、イスではなく床に腰をおろせる。
時には寝転がれる。

大きな窓はいつも空いている。
爽やかな風が通り抜ける。
青い空と緑が見える。
小川のせせらぎと、鳥の鳴き声が聞こえる。

店内には写真や絵が展示されており、
空いたスペースには置物もある。
本を読み、疲れて顔を上げると、
さりげなく花が飾られていることに気づく。

ちょっとした机がおいてあり、
絵を描いたり、
文章をかくこともできる。

お茶と軽食もできて、
隣の庭で作った野菜が使われ、
食器は、店の方が趣味で作った焼き物。

本のジャンルは何でもいいんだけど、
こんな空間だから、大いなる無駄な類いの本がいい。
無駄ってのは否定的な意味ではなく、実用書ではなく、
心が安らいだり、閃いたり、ときめいたりするような。

機知に富んだ面白さにクスッと笑えたり、
デザインや絵、写真にうっとりしたり、
世界のどこか、日本のどこかのに思いを馳せたり、
おいしそうな食べ物もに、よだれをたらしたり、
おしゃれーなファッションに憧れたり、
物語の世界に入り込んだり、
そんな本があるといい。

これが理想とする本のある空間。

送信者 ドロップ ボックス
送信者 いろいろ
送信者 いろいろ
送信者 いろいろ

===

6月20日、我が家と駅の間に新しい古本屋ができた。
その空間が非常にいいのだ。

上にかいたような立地にはないけれど、
店の雰囲気、並んでいる本、並び方、それらがいいのだ。

店内の工事をしているときから、気になりtwitterにこう記している。

2011年06月06日(月)
いつも通る道に古本屋ができるみたいだ。積み上げられた本を一冊ずつ本棚に分類しながら並べてる。どんな本屋になるか楽しみだ。本棚を手作りしてたし、何だかよさそうな気がする。

オープン当日のtwitterにこうかいている。

2011年06月20日(月)
うちの近くにできた、古本屋がいい。毎日帰り道に通ってしまいそう。品揃えが俺好みで植村さん、野町さんの写真集など購入。

送信者 沖縄最北端と久高島

阿佐ヶ谷 コンコ堂
konkodo.com
http://konkodo.exblog.jp/

富士山トレラン0合目から頂上往復5時間30分の旅

7/22日に富士登山競争に出る。
富士吉田市役所から山頂までを4時間30分以内で走りきる大会。

本番の前に、一度ぐらいは試しに走っておきたかった。
他の大会では試走を基本的にしない。
どうせ大会で走るんだから、同じ所を試走するよりも違う場所に行ってみたいから。

ただ、富士山の場合は標高が高く高度順応が必要、さらに制限時間が短く感覚を身につけておく必要があった。

7月1日に富士山の山開きが行われると、人で溢れ帰るので走れない。
そこで、山開き前になんとか行きたかった。

送信者 sports

心折れ部の岡野さんが、試走に行くというので便乗させて頂いた。
もうひとり、高橋さんも参戦。

送信者 sports

今回のコースは馬返しから山頂往復。
市役所から馬返しまでは、道路なので今回は省略。
馬返しは1合目より下なので、0合目から頂上まで登るコース。

まずは、26日(日)の深夜2時に阿佐ヶ谷駅まで迎えに来て頂いた。
その後、高橋さんをピックアップ。いざ、富士へ。

送信者 sports

コンビニで、朝飯と水などを購入。
馬返しの駐車場に5時ちょい前に到着。

5時5分に馬返しをスタート。
朝が早いこともあり、森の中の木々が澄んでいる。
朝の日の光が当たった木々の緑は本当にすがすがしい。
とりあえず、曇り&たまに太陽が顔をだす天気。

送信者 sports

自然を楽しみつつ、黙々と登る。
馬返しから上は走って登るのが困難な場所も。
走れそうな場所は走って、難しい所はできるだけ早歩き。

送信者 sports

順調に3合目、4合目、5合目と。
5合目と8合目はいくつもあってフェイクが多い。
それを知っていれば、心が折れないが、知らないと心が折れてしまう。
一度、アスファルトの道路に出て、5合目の佐藤小屋へ。
ここまでが、ちょうど1時間。

送信者 sports

でも、ここからが本番。
雲海と時おり顔を出す樹海の緑を楽しむ。

送信者 sports

しばらく砂利の登り。
砂ボロボロと落ちて行き、踏ん張れない。
踏ん張れないとエネルギーが無駄になる。
疲れる。
人が踏みしめた上を行くなどの工夫が必要だった。

送信者 sports

2900メートルの鳥居荘につく手前から、ペースが乱れはじめた。
あ、しまった。
呼吸が浅くなってしまっていたのだ。
ここで気づいて良かった。
深く息を吐いて、深く息を吸うようにした。
すると、体がすっと軽くなっていった。

さらに、登りはじめてからほとんど食べていない。
そこで、キャラメルとジェルを投入。

たくさんある8合目のひとつ太子館に到着。
ここまで2時間20分。
本番では制限時間ギリギリのタイム。

送信者 sports

さらに、このあたりから風が強く、濃い霧の中に入り水が顔や眼鏡についた。
ウィンドブレーカーを着て動いていれば、寒すぎることはなかった。
3250mの元祖室あたりでは、まっ白のガスに包まれた。

送信者 sports

8合目をすぎると残雪が残っていた。
登山道には全くなかったが、脇にはたくさん。

送信者 sports

鳥居を1つくぐり、もうひとつの鳥居が。
やっとゴール。
3時間37分ほどで山頂に到着。

送信者 sports

ものすごい風、霧、時おりひょう?あられ?が吹き付けられ痛かった。
すぐに降りたかったが、記念撮影などしてしばし時間がたってしまった。
お鉢巡りも考えたが、寒すぎるので下山。

帰りは、8合目ぐらいから下山道へ。
マスクをして砂利の道を駆け抜ける。
ここで、靴がダメになってしまうのだ、

送信者 sports

8時50分に下山開始。
登りでは20人かそこらの登山者に会った。
下山では、富士登山競争の試走をしに来た人に100人ぐらいはあったと思う。
驚きだった。

送信者 sports

頂上ではものスゴく寒かったが、7合目ぐらいまで一気に下ると風も霧もおさまった。
晴れ間から山中湖や樹海を眺める。
1時間50分ほどで馬返しに到着。

往復でちょうど5時間30分ほど。
とても楽しいランだった。
そして、本番に向けていろいろと課題が浮き彫りになった。
当日までに課題を解決して、望みたい。

送信者 sports

そういえば、
往復の車でNHK BSで先日放映された、
アウトドア系の3つの番組を見せて頂いた。
どの番組もすっごく見たかった番組。
ラッキー。
 
アタカマクロッシング(アタカマさばくマラソン)
Born to Run (メキシコのララムリ族の話し)
パタゴニアアドベンチャーレース(チームイーストウィンド)

テレビを見て学んだことや思ったこと。

ベアフットシューズを買う。
足の前(フォアフット)で着地するようになると、故障が少なくなる。
フォアフットだとふくらはぎの筋肉が鍛えられ、登りに強くなる
トウモロコシ、いんげん、豆は長距離ランナーに良い。
草食動物の方が肉食動物よりも、長い間走れることが証明している。
トウモロコシは筋肉にもなるとか。

それにしても、良いランになりました。
お二方、本当にありがとうございました。
また、よろしくお願いします。

送信者 sports

◆富士山試走で学んだこと
5合目以降は高度が高くなる。呼吸を大きく、深呼吸みたいにしっかり酸素を吸う。
砂利の登りは、踏ん張れず進みが遅くなる。人が踏みしめた上を行くなどの工夫。
今の実力だと制限時間内に完走できない可能性がある。→高度順応と登りの訓練
こまめにジェルのむ(エネルギー補給)
休まない(少しでも前に進む)
大会当日も少しの水とジェル、天気によってはウィンドブレーカーをもって行く

富士山トレラン
日時:2011/06/26 AM5:05 ~ AM10:43 約5時間30分
天気:曇り、霧で小雨、9合目以上ではひょう?あられ?
風:8合目以降は風が強く吹いた
気温:最高気温25度 最低気温18度 @河口湖 頂上は3~5度前後?
アクセス:26日(日)夜中の2時に阿佐ヶ谷駅でピックアップして頂き、3時間弱で馬返し駐車場着
     駐車場についた5時は既に明るく、準備をしてすぐにスタート
     帰りは11時に馬返しを出て、13時前には家に到着
コース&タイム: 馬返しスタート 05:05(0分)1450m
             2合目 05:25(20分)1700m
         3合目 05:34(29分)1840m
             4合目 05:45(40分)1970m
   5合目(佐藤小屋) 06:05(60分)2230m
       日の出館/花小屋 06:52(1時間47分)
     鳥居荘 07:09(2時間4分) 2900m
         8合目太子館 07:25(2時間20分)3100m
         8合目白雲荘 07:42(2時間37分)3200m
         8合目元祖室 07:47(2時間42分)3250m
           トモエ館 08:01(2時間56分)
      頂上(浅間大社奥宮) 08:42(3時間37分)
           下山開始 08:50
     下山(馬返し駐車場) 10:43(5時間38分)

◆朝食
サンドイッチ
おにぎり1つ

◆ラン中に食べたもの
登り
アミノバイタルジェル 2/3袋
キャラメル1つ

下り
ようかん1つ
カロリーメイト1袋
アミノバイタルジェル 1/3袋

◆往復の水分
アミノバリュー400mlとポカリ800mlを混ぜたドリンク(往復で150mlあまるぐらい)

◆着たウェア
ぼろぼろになったも良い靴(下りでソールがダメになる)(トレランシューズ ノースフェイス昔の靴26.5cm)
ウィンドブレーカー(ブルックス)
軍手(薄手の物が良い)
バック ルーファス(グレゴリー)
帽子 ランニングキャップ(mello’s)
ニューバランスのラン用短パン
時計 BARIGO NO.46 Wrist-On Altimeter/Compass
靴下(コンフォートサポートアンクルソックス(2足組))
スパッツ C3fit  パフォーマンスタイツ ロング
Tシャツ 心折れ部Tシャツ
コンプレッションウェア 半袖
ニューハレのテーピング 両膝と両足のくるぶし。右くるぶしは下から上に2本と、かかとを後ろから包み込む様にテーピング
パンツ ユニクロ シルキードライパンツ
アームカバー ザムスト

◆山にもって行ったが使わなかったウェア
速乾性長袖(ロウアルパイン)

◆もって走る装備
カメラ
携帯電話
地図(高低差のコピーと地図をビニール袋に入れる)
財布(お金、カード最小限、保険証) 使用せず
ゴミ袋
ウェットティッシュ(汗&トイレ&手ふき)

◆下山用アイテム
マスク、あった方がよい
ゲイター(変わりにガムテープ?)なくても何とかなる
帽子につける日よけ、なくても何とかなる

◆万が一の装備(車に置いておいた)
ヘッドライト
ダウンジャケット
コンパス(方位磁針)

・食料
カロリーメイト1袋
アミノバイタル ジェル 1袋
アミノバイタル 顆粒 1袋
キャラメル3つ
ソイジョイ1本
おにぎり1つ
スティックパン1袋
水 1.5リットル(MUSASHI混ぜる1袋)
塩飴

・下山後or下山前or着替え
タオル
シャツ
ズボン
パンツ
靴下
スリッパ
サロンパス
ハサミ
ニューハレのテーピング

・もってないけどあった方がいいかも
エンライテン(足が吊りにくいサプリ)もあるといいかも
ファイテンのチタンバン
ベスパ
ゲイター

日々の食べる記録

基本毎日外食です。
自炊を始めようと思いつつ、
イマイチ気が乗らない。

先日、東京体育館で栄養士の方に相談して来た。
というのも、外食ばかりで体によくないかもと思っていたから。

心配したけど結論から言えば、
かなり良いと言われた。
基本的に外食だけれども、
食べる時にメニューとかを気にしているので、
今のように気をつけていれば問題ないとのこと。

体重と身長のバランスもほぼOK。
瘦せるとしても1キロぐらいがベストだろうとのこと。

送信者

とはいっても、もっとベストな食生活に改善したいと言う思いはつきない。
9月のレースが終わったら、いったん勝負は終わる。
佐渡島トライアスロンと信越五岳トレイルラン。
コレが終わってから、3つ考えていることがある。
自炊を始める、楽器を始める、絵を描き始める。
これらをやりたいなと、思っている。

送信者

それは、さておき、珍しく食べ物ネタを。

ブランドとかそういったものには興味があまりないが、
たまにはいい物食べまてます。
今まではキャラと違うのでブログに書いていませんでしたが、
今のそのままを記録するブログとして書き残しておきます。

めずらしい物がすきだし、
うまいものにこしたことはない。
たまには高級なところにも行くのは好きです。
ああ、こういう世界かぁとか、
こういう仕組みなのねって勉強になるし。

それも行くのはだいたい日本料理のプロとだから。
日本中の高級料亭、日本料理やはほぼ全てカバーしているという驚きの組織をやってる仲間。
でも、食べに行くのはいつも5,6人の大学先輩後輩つながり。
実にいろいろな人がいて面白い。
だから、超フランク。

馬会(ばかい:バカい)という名で、
年に何度か飲んでいる。
行った店を思い出すと

日本橋 いづもや うなぎ
銀座 吉祥 本店 懐石料理→特にうまかった
銀座 竹葉亭
神楽坂 志満金
銀座 板前割烹 ぎんざ春日
など

なかなかしぶい店。

送信者

こんな珍しい時じゃなくて、
日常の食事も記録しておきたい。
自分の体を創り上げるものだから、
メモして改善に繋げたい。

ちゃっかり、
eatsmartと言うサイトで、
毎日食べた物と運動量を記録して、
カロリー摂取と消費をチェックしはじめました。
足りない栄養素とかも分かって、なにげに便利。

僕の体を作り上げているのは、
食堂のランチと夜の阿佐ヶ谷での食事。

阿佐ヶ谷の店は定食屋、居酒屋、バー、各国料理、ラーメン屋など
さまざまな店に行っているが、
今日のjazz bar KLAVIER(クラヴィーア)は良かった。
店の落ち着いた雰囲気と、
生のジャズライブ。

今日はギターとピアノとフルート。
木村純さん(g)と山川秀明さん(マスター)と滝沢ミナコさん(fl)。

また、ふらっと立ち寄りたい店が見つかった。

送信者

握手をする部族

普段生活をしていて、握手をすることはあまりない。
とはいっても、人生で握手をしたことは何度もある。

けれど、特に何も意識することはなかった。
初めて握手を意識したのは南米の旅の途中だった。
数日間寝食を共にした旅人と別れる時に、
「良い旅を」と言って手を差し出された。

一瞬驚いたが、手を差し出して握手をした。
何だか、男同士の魂を分かち合った気がした。
みんなと別れて1人で旅をしていても、
握手をした旅人のことを思い出した。
実際に思い出し、今は何をしているのだろうな、
とひとり草原で空を見上げていた。

握手をする。
魂の交換をするような、印象がある。

送信者 鎌倉070212

深い信頼関係があるわけでもないのに
普段の生活でがっちりと握手を求められると、
なんだかウソっぽいと思うことも正直ある。
でも、本気で旅をしている人、本気で絵を描いている人、
本気で走っている人、本気で家を立てている人、
本気で人を救おうとしている人、本気で農業をしている人、
本気で研究をしている人、本気で仕事をしている人、
なんでもいいんだけどそういった心を分かち合った人たちと握手をすると、
力がみなぎってくるし、時を経てその人のことをふと思い出す。

一緒に居た時間ではなく、お互いの信頼の関係。

それからも、共に旅をして別れる際に手を差し出されることが何度かあった。
このようなことは旅人や、心を分かち合った仲間が多い。
何か価値観を共有したり、ひとつのことを成し遂げたり、
苦楽を共にしたり、生死をともにした仲間と。

なぜ、旅人やたまに会う仲間は別れ際に握手をするのだろうか。
もう、会えないかもしれないことを感じているからだろうか?

送信者 いろいろ

こんなことが会った。
インドで出会い、2年後ぐらいに福井まで会いに行った。
福井のにいちゃんは何も変わっていなかった。
そして、俺も変わってないね、安心したと言われた。
最後に握手をした。

こうして俺の終わりのない旅は続いてゆく。

送信者 いろいろ