送信者 岐阜

ぎふ清流マラソン（ハーフ）に出るため、地元に帰った。
２日間を通して気づいたことは、岐阜の美しさ。

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岐阜と言うと、かなりの田舎をイメージする人が多いが俺が育ったのは住宅街。
周りには特に自然はなかった。
あるのは公園ぐらい。
意識はしていなかったけれど、長良川だけはずっと流れていた。
近くで。

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今回は長良川を走るコースだったため、川沿いの景色を見た。
家から３０分も走れば、エメラルドグリーンに輝く川があった。
小さい頃も何度も見ていたはずだけど、岐阜を離れて大人になってみると、その美しさに驚いた。

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そして、夕方に河原を歩いた。
日が沈む時間で、陽光が川面を照らした。
川の水をさわりに歩くと、ケルンが積み上げられていた。

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誰も気づくことのないような場所にひっそりと。
それも石が１３個も積み上げられたケルンが。

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よくもこんなにも積んだなと感心した。
斜に構えた俺は先着剤で付いているのかなと思ったが、ちょっと触ったら石がカタカタと揺れたので違っていた。

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誰が積み上げたのだろう。
そして、何の、誰の道標だったのだろう。

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