日別アーカイブ: 2011/5/19 木曜日

第1回ぎふ清流マラソン

高橋尚子杯 第1回ぎふ清流マラソンがあるのを知ったのは、姉から聞いたからだ。

ハーフのために遠くまで行くことは普通ではない。トレランとかトライアスロンであれば、その場所でしかできないということもあるので出かけるが、ロードの大会&短いと日帰りでいける場所で終わらせることが多い。たぶん、一人だとハーフにはでることもないだろう。

しかし、出ようと決めたのは4つの理由があった。

・岐阜は地元で両親も見に来れる
・姉が出る
・第1回の記念大会
・当初の予定ではUTMFがこのハーフの翌週にあったので、調整として適切な距離。
(UTMFは延期になった)

送信者 岐阜

土曜の朝、岐阜に到着。朝イチで岐阜にUターンした仲間に話を聞いた。もともと東京でいろいろと一緒に活動していて、3年ほど前にUターンしている。今の仕事のことなど色々と話しを聞けてとても参考になった。そして、仙台でボランティア組織立ち上げのコンサルを1週間ほどしてから、ちょうど帰ってきたところで、現地の状況や考えていることも話した。

その後、家に帰り前日受付に。1万人程度参加するのと初めての大会ということで前日受付のみ。参加記念品がシューズバックだけというしょぼさには驚いたが、まあ、Tシャツもらっても微妙だし・・・靴下とか、アームカバーとか、ニューハレのテーピングとかそういったものを記念品にしてもいい気がするが、コストが高すぎるのかな。

送信者 岐阜

一瞬で受付は終わるので、その日の任務は終了。焼きそばや地元グルメなどの露天もたくさん出ており賑わっていた。早く寝て、翌日に備える。

送信者 岐阜

当日は、少し早起き。親に大会会場であるメモリアルセンターまで送ってもらう。県外参加者が7割近くだからか、道路はそんなにも渋滞していなかった。
当日はとっても天気が良く、日差しも強く暑かった。そこで、ショートスパッツの上に短パン、カーフソックス、上は不死鳥Tシャツにした。

スタート位置はAだったので、招待選手、陸連登録選手に続く場所でなかなかいい。トレイルでもないので、渋滞で走れないという事にはならないが、前が詰まりすぎるとストレスだから、前であるにこしたことはない。

送信者 岐阜

高橋尚子さんが、スタートを前に盛り上げてくれた。高橋さんが先頭から走るというので、着いて行こうかなと決めた。スタート後、かなりのハイペースで高橋さんのいるエリアまで走って追いつく。高橋さんは大きなフォームではないが、ピッチが速くどんどん前に進んでいく。高橋さんは話しながら、ハイタッチしながら走っている。最近は引退して練習をあまりしていないとはいえ、すごすぎる。

3,4キロは一緒に走ったが、そもそもの能力不足、さらに最近の練習不足で脱落。キロ3分50ぐらいで走ったので、4キロ以降が辛かった。おそらく最大心拍の80%は余裕で超えていたと思う。そのために、一気に疲労がきた。

送信者 岐阜

長距離の場合は最初飛ばしちゃいけないというのは鉄則で、イーブンペースで走るのが基本である。筋肉もフレッシュで元気なのでついついスタート飛ばしちゃうが、そこを我慢するのが絶対。いつもはそれを守っているが、今回は短いレースだし、高橋さんがいたので意図的に飛ばした。案の定、すぐに疲労が襲ってきてまともに走れなくなった。

自分の体を知る上では、いい実験だった。3,4キロぐらいから7,8キロぐらいまでは、歩きたくなるほど。でも、我慢して走っていると、その披露のピークをぬけ10キロぐらいからは、ある程度のテンポでしんどさを感じることなく走れるようになった。

ちょうどその辺りから、川沿いに出た。新緑のトンネルをくぐり、左手には長良川。岐阜城も見えた。素晴らしい景色。もちろん快晴だからたまらない。

送信者 岐阜

上流へと走っていく。川幅は少しずつ狭くなり、住宅街から畑のエリアへと。沿道の応援も街中の子供たちやホテルの従業員から、地元のおばあちゃんに変わっていく。たった数キロでこんなにも街並みが変わったけ?と思いながら、走っていた。そして、こんなにも豊かな自然が家から走って30分の場所にあったのかと改めて驚いた。

長良川を見ながら、つくづく美しいなと感じ走っていた。ハーフではもったいなくて、もっと上流まで走って景色を楽しみたいぐらいだった。ただ、長い距離は汁には日差しが強かった。エイドでは水分補給と水を頭から何度もかけた。

千鳥橋で折り返し。おばあちゃんの生まれた場所を走り懐かしいなと感じたり、子供達とハイタッチして、手を振っているとあっという間に川沿いを走り終えた。

送信者 岐阜

ゴール間際で親が沿道にいるのも発見。手を振って分かってくれたようだけど、写真はうまく撮れなかったみたい。走っている人を一瞬で撮影するのはなかなか難しい。東京マラソンでも感じたが、走る人が特徴的な服装をしているのと、応援に来てくれる人がどこの場所にいるかをあらかじめ決めておかねばならぬ。まあ、来年このマラソン出るときに、写真を撮ってもらえることを期待しよう。

ゴール直前で高橋尚子さんとハイタッチしてゴール。タイムは1時間43分。エントリーした時は90分ぐらいで走れるかなと思っていたが、UTMFがなくなり体のピークを9月にもっていくことに変更したので、今の時期は予想通りダメダメだった。目標タイムはおかず、地元だしゆるく景色を楽しみながら走ったのでタイムはあまり気にしていない。

送信者 岐阜

コース上にトイレがなかったり、エイドでは食べ物がなかったり、記念品が微妙だったりと気になる点もあったが、1回目の大会にしてはほぼ完璧だった気がする。何よりも晴れたこと、そしてコースがとても素晴らしかった。個人的には初の地元の大会で、家からすぐ近くの長良川など自然の美しさを改めて知れたのが大きな収穫だった。やっぱり、自分の足で動いて、見て、感じ無いとわかんないな。何事も。

そして、久しぶりに活気のあり岐阜を見た気がする。来年も開催されるようであれば、出ようと思う。

◆高橋尚子杯 第1回ぎふ清流マラソン
* 氏名:寺町 健
* ナンバー: 1677
* 種目: ハーフマラソン 一般男子

◆ウェア
不死鳥Tシャツ
帽子
時計 Barigo
短いスパッツ 
短パン ニューバランス
カーフソックス SKINS
靴下 ザムスト
靴 ノースフェイス

◆個人記録詳細
出場種目 ハーフマラソン 一般男子
距離 21.0975 km
タイム(グロス) 1:43:43
タイム(ネット) 1:43:16
種目別順位 905
総合順位 946
タイムリスト
計測ポイント スプリット ラップ
Start 00:00:27
5km  00:22:48 0:22:21
10km 00:48:38 0:25:50
15km 01:13:44 0:25:06
20km 01:38:22 0:24:38
Finish 01:43:43 0:05:21

今回の結果は非常に興味深い。
最初の3キロをおそらく1キロ3分45秒~50秒で走っている。もう少し早かったかも。
それで、3キロすぎにバテて、一気にスピードが遅くなった。
最大心拍の80~90%は超えていて、ダッシュをしたのと同じなので筋肉疲労がたまった。
7,8キロまでは辛く歩きたかった。
そこから、筋肉疲労は抜けた。
徐々に疲労は回復していった。
タイムも後半になるほど早くなっている。
身体感覚とタイムが一致していた。


マラソンの後、夕方に長良川を散歩