月別アーカイブ: 2012年3月

3月11日 時間を遡る

地震から1年。
地震が起こるまでは、3月11日という日を意識する人はほとんどいなかっただろう。誕生日の人を除いては。

もちろん僕も意識していなかったその1人。
ただ、9月11日と同様に、これからは3月11日を日本人は意識していくんだろう。

個人的には、去年の3月10日に仙台へ引っ越すことが決まり、翌日に地震。
地震がなければ、今は東京にはおらず仙台にいたはずだと思うと、とても不思議な気持ちになる。

今回の地震は僕らの年代にとって、すごい衝撃が大きかったと思う。
阪神大震災は子ども過ぎて当事者意識は強くなかったし、ちょうど社会人として関わりはじめて数年経った年に起きたできごと。
人々の意識の変化、そして行動、ソーシャルメディアなどネットの活用などを目の当たりにした。

地震や自然災害による被害はないほうがいいと思うけれど、自然はコントロールできる物でもないし、コントロールしようという発想もおかしなことだと思う。
自然災害はおこるものだし、それを踏まえて受け入れ、どうやってそうした自然と付き合い、もし起こったときは乗り越えて行くかが大切なんだろうな。
そんな風に、自分もできるように少しでも関わっていきたい。

From 記録

2012年3月11日 東京でゆっくり過ごす。ジムの後、旅やトレランの話しをしながら飲む予定。

2011年3月12日 とりあえず無事です

2010年3月10日 ニューヨークへ行きたいかぁー?いや、シャモニーへ行きたいかぁー!

2010年3月12日 アラスカ物語11(最終章) 旅の終わりは誰もいない町で霧に包まれた

2009年3月11日 いつの間にかなくなるのは寂しすぎるから

2008年3月11日 記録無し

2007年3月11日 人の表情をうまく出す人

2006年3月15日 成都より

2005年3月11日 南米というワクワク感

2004年3月11日 爆破と、世界の車窓から

===

10年を経た9月11日の時間の流れ。
10年目の9月11日

セントラルスポーツで気づいた3つのこと

東京体育館はもう3年ぐらい通っている。
主にプールで泳ぐのだが、トライアスロンの前などにはジムもやる。

そんな通い続けている東京体育館が1年間工事に入るため、3月末をもって閉館する。
1年間もホームプールが使えないのはかなり大きなダメージ。

ここは、
・50メートルの長水
・綺麗な設備
・ジムも使える
・家とオフィスの間にあって便利
・平日は23時まで営業
・一回500円ちょいと安い

とまあ、完璧なのだ。
でも、使えなくなるので新規開拓。
阿佐ヶ谷のセントラルスポーツのプールに行った。

ここは、
・25メートルの短水
・プールの水は濁っている
・ジムは別料金
・割引でも1回1100円

とまあ、大きな差があるのだ。
こんな2つで泳いでみて、感じたこと。

・良いものだけしか知らないのはダメ
 最初から最高な東京体育館しか知らなかった。
 最高な物だけしか知らなくても、そのありがたさが分からなくなってしまう。

・高いのがよいわけじゃない
 東京体育館は500円ちょい。
 セントラルは1100円。それも法人割引で。
 水質も東京体育館が圧倒的に勝り、長水で50m。
 どんな物でも、高ければいいもんじゃないと再認識。

・毎日の積み重ね大事。すぐ衰える
 これは、セントラルスポーツとは関係ないけど、
 最近は水泳が月に3回ぐらいしか出来ていない。これは少なすぎる。
 1000m泳いだ段階で、1800mは泳いだと同じ疲労。
 さぼるとすぐに衰える。
 水泳に限らず、頭を使うことでも、手作業などの技術でも積み重ねが大事。
 そして、怠けてさぼるとあっという間にダメになる。
 日々精進。

From Drop Box

勝負する人挑み続ける人はかっこいい

アタカマ砂漠(アタカマクロッシング)に続いて、同じようなネタ。
勝負する人、挑み続ける人はかっこいいなと思う。

その対象は何であろうと。
趣味でも、仕事でも、遊びでも、その他でも。

そして、年齢や立場、男女も関係ない。
何歳であろうと、どれだけのステータスを得ようと、そんなの関係なく挑戦者として。

失う物があるかもしれないけれど、挑む姿勢がやっぱりかっこいい。

いつものごとく、去年の夏に書いた文章が草稿になっていたので、今に似た心境なのでアップ。

===

勝負する人挑み続ける人はかっこいい。

俺が富士山を走っている時、アメリカではウエスタンステイツ100マイル(western states100mile)が開催されていた。
富士山に一緒に行った3人とも、その大会の結果がずっと気になっていた。
それほどまでに、刺激的なコースでトップ選手の真剣勝負が繰り広げられる場である。

結果的には、キリアン選手(kilian jornet)が優勝し、日本選手では鏑木毅さんが5位だった。
キリアン選手はモンブランを走る、UTMBでも優勝している。
彼の走りは本当にすごいと思う。
キリアンのことを知らない人は、100mでいえばボルトの様な存在だ。
羽をつけて山を舞うように走る選手なのだ。

http://www.salomonrunning.com/others/kilian-quest/season-03-episode-03.html

今回のレースで上位に入ったのは有名なトップ選手ばかり。
あとから、タイムを見てもデッドヒートが繰り広げられていたのが分かる。

そんな大会を走った選手を見ていて、かっこいいなとつくづく思った。
何がかっこ良いかと言えば、勝負を挑んでいる姿だ。

もちろん負ける可能性もある。
でも、そんなことなんかどうでもよくて、
勝ち取るために勝負する。

その挑む姿がかっこいい。

このレースで勝負する姿を見て、俺の中で、

「UTMBに出たい」

という気持から、

「UTMBに出よう」

そう気持ちが変化した。

そう、ツールドモンブランに。

出るためには100kmのレースを1本、
50キロ以上の大会を1本走っていないと参加できない。
厳密に言えば、対象となる大会があるのでそれを完走している必要がある。

出ようと思ったら、そのために準備するのみ。
今年は信越五岳で110km走る。
あと1本50km以上のミドルの大会が必要。
それも、対象となる大会は7月3連休の大会しかなかった。
富士登山競争に出るので、疲労が残ると思ったが、ここはそれもコントロールしていこうときめた。

来年はUTMBにエントリー。
1年目は落選すると言うことなので、
再来年もエントリーして、ぜひ走りたい。

===
上のエントリーで書いたときはUTMBに落ちると思っていたけれど、UTMBに当選し今年2012年に出場予定です。

From 四国

◆横山さんのブログ

伝統ある大会、ウエスタンステイツが

今年も終わった。

チャンピオンは、キリアン。

上位は有名な選手ばかり。

いつかチャレンジしてみたい。

その前に、ウルトラトレイル・デュ・

モンブランが待ち構えている。

考えるだけで、正直恐ろしくなってくる

走っても、走っても、いくら走っても。

http://ameblo.jp/yokoyama-minehiro/day-20110628.html

◆鏑木さんのブログ

ウェスタンステイツ我慢の走りで何とか五位入賞しました。何より嬉しかったのは二年のブランクを経てまだまだ世界の強豪とまだまだ渡りあえるのを確信できたことです。もっと大きなものを手にしれるよう精進します。今はご覧のとおり悲惨な状況です。

今回のWS100は40年の歴史のなかでも
最もレベルの高いものとなりました。
ハイスピードと激しいチェイスの興奮のレース
苦しいなかにも、ある種の陶酔感を感じられる
心地よい時間でした。

これまでトレーニングが思うように進まず、
苦悩の日々を過ごして来ましたが、また新しい何かを手に入れる
ことができました。

次はモンブランです。
再び、世界の強豪達と闘えると思うと、背筋がぞくぞくする思いです。
自分の思いが伝わるような素敵なレースにしたいです。
http://tsuyoshikaburaki.livedoor.biz/archives/1885142.html

◆奥宮さんのブログ

ウエスタンステイツ100マイル無事に完走しました。

日本で、たくさんの方が応援してくれている、そう考えると不思議と元気が出て来ました。

切れそうになる気持ちを、繋ぐことが出来ました。

本当にありがとうございました!

今回13位でした。

良いんだか、悪いんだか、よく分からない順位ですが、

これだけは、自信を持って言える。
最後まで諦めなかった。

帰国して、お会いした時は、その点だけは褒めて下さい!
そして、まだまだ甘いなっ!もっと頑張れ!
と、激励もお願いします。

世界の壁は、厚く高かった…
でも、必ず乗り越えてやろうと思います‼

http://ameblo.jp/okunomiya/entry-10935743546.html

男が男に惚れるとき

かっこいい。
ただただ、かっこいい。

写真を見ているだけで、ワクワクしてくる。
写真を見ているだけで、いても立ってもいられなくなる。

一緒に山を走る仲間「心折れ部」の岡野さんが、チリのアタカマ砂漠を7日間250キロ走るレースに挑んでいる。
その様子をインターネットを通して、いろいろと写真や映像を追いかけていた。

もう7、8年前になるが、南米を旅した時に訪れたサンペドロでアタカマを起点に、レースは行われていた。
その様子を見ただけで、自分の過去の記憶と重なり合って、さらに気分は高揚した。

岡野さんとは昨年の富士登山競争の試走で2回ご一緒したり、ハセツネでもほぼ同じタイムで前後していた。
さらに、音楽の趣味も似ていて、小田和正さんや矢野顕子さん、星野源さんなども共通して好きなのだ。

そんな岡野さんが、今はアタカマ砂漠で格闘し、そして夜は小田さんや矢野さんの歌を聴きながら星空を眺めていると思うと、心が躍る。

そして、なんといってもこの岡野さんの写真を見てイチコロだった。

From sports

男が男に惚れるというのは、まさにこのことなんだろう。
その気持は俺だけじゃなくて、心折れ部のみんなも岡野さんの姿に惚れ込んで、メッセージを送っていた。

灼熱の世界で夢を追いかける一点の曇りもない心の底からの笑顔。
肉体、精神、知恵、全てを注ぎ込んだ美しい笑顔。
男が男に惚れる瞬間だ。

そして、こうした気持を共有できる「心折れ部」の仲間っていいなと思う。
岡野さん含めそんな心折れ部のみんなと今年の夏はUTMBに挑戦できると言うのは何ものにも代え難い喜びだ。

===

岡野さん、まだ残りは長いですが、楽しんで、楽しんで、楽しんで、完走してください。
日本に戻られたら、みんなで祝勝会をしましょう!
楽しみに待っています。

From sports

富士山山頂にて

From sports

ハセツネにて

GO TO 五島列島「島を眺め、最後の宴」

GO TO 五島列島「島巡りと一筋に繋がる空を見上げる」

朝起きて、走りに行く予定だったが昨夜は月食で夜更かしをしてしまい、朝ランはできず。。。
まずは朝食を食べて、元気一杯。

さあ、本日は電気自動車で出発。
上五島は電気自動車に力を入れていて、島中をたくさんの電気自動車が走っている。

From 五島列島(上五島)と軍艦島

電気自動車に乗って、まずはキリシタン洞窟を目指す。
船に乗って向かうと、磯釣りをしている人がけっこう多い。
島を旅すると、釣り人に会う機会が多い。

From 五島列島(上五島)と軍艦島

船から降りて、キリシタン洞窟を見学する。
こんな所に逃げて、生活していたかと思うと、本当に大変な日々だったんだろうと感じた。

From 五島列島(上五島)と軍艦島

それから、マグロの養殖場へ。
マグロの養殖は初めて見た。
エサを投げると、勢い良くマグロが飛び跳ねる。
回遊魚がいけすにいるんだから、パワーが有り余って暴れるのは当たり前かな。

From 五島列島(上五島)と軍艦島
From 五島列島(上五島)と軍艦島

それから、昼飯。
うんまい刺身に干物。
昼間から豪華な食事に舌鼓。

From 五島列島(上五島)と軍艦島
From 五島列島(上五島)と軍艦島

風が強い日島でハマジンチョウを見て、龍観山へ。

From 五島列島(上五島)と軍艦島

龍観山からの眺めは非常に良くて、多くの島が連なっている様子が見える。
青空だったら、もっともっと楽しめたのになーと思いつつ。

From 五島列島(上五島)と軍艦島

桐教会へ。
この向かいの島は数人しか住んでいない、超レアな有人島なんだとか。

From 五島列島(上五島)と軍艦島

続いて米山展望台へ。
ここからの眺めも抜群。
やはり、小さな島が連なる場所というのはいいなって思う。
上から、島を眺めているとそれだけで、いろいろな自然や生活が目に浮かぶ。

From 五島列島(上五島)と軍艦島

奈良尾神社では、立派なアコウ樹。

From 五島列島(上五島)と軍艦島

そして、上五島で行われるトライアスロンのスイム会場となるビーチへ。
いつかここでトライアスロンしてみたいなーという夢が広がった。

From 五島列島(上五島)と軍艦島

宿に戻ると、世界遺産でセラードの蟻塚をやっていた。
夜になると、大きな蟻塚が光るのだ。
以前から行きたい場所のひとつで、旅に出たくなる気持でいっぱいになった。

From 五島列島(上五島)と軍艦島

それから、今夜は今回の旅でお世話になった方々と宴会へ。
たくさんうまい物を食べて、たくさん飲んで、色々お話させてもらって、とっても楽しい宴だった。

From 五島列島(上五島)と軍艦島