富士山トレラン0合目から頂上往復5時間30分の旅

7/22日に富士登山競争に出る。
富士吉田市役所から山頂までを4時間30分以内で走りきる大会。

本番の前に、一度ぐらいは試しに走っておきたかった。
他の大会では試走を基本的にしない。
どうせ大会で走るんだから、同じ所を試走するよりも違う場所に行ってみたいから。

ただ、富士山の場合は標高が高く高度順応が必要、さらに制限時間が短く感覚を身につけておく必要があった。

7月1日に富士山の山開きが行われると、人で溢れ帰るので走れない。
そこで、山開き前になんとか行きたかった。

送信者 sports

心折れ部の岡野さんが、試走に行くというので便乗させて頂いた。
もうひとり、高橋さんも参戦。

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今回のコースは馬返しから山頂往復。
市役所から馬返しまでは、道路なので今回は省略。
馬返しは1合目より下なので、0合目から頂上まで登るコース。

まずは、26日(日)の深夜2時に阿佐ヶ谷駅まで迎えに来て頂いた。
その後、高橋さんをピックアップ。いざ、富士へ。

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コンビニで、朝飯と水などを購入。
馬返しの駐車場に5時ちょい前に到着。

5時5分に馬返しをスタート。
朝が早いこともあり、森の中の木々が澄んでいる。
朝の日の光が当たった木々の緑は本当にすがすがしい。
とりあえず、曇り&たまに太陽が顔をだす天気。

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自然を楽しみつつ、黙々と登る。
馬返しから上は走って登るのが困難な場所も。
走れそうな場所は走って、難しい所はできるだけ早歩き。

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順調に3合目、4合目、5合目と。
5合目と8合目はいくつもあってフェイクが多い。
それを知っていれば、心が折れないが、知らないと心が折れてしまう。
一度、アスファルトの道路に出て、5合目の佐藤小屋へ。
ここまでが、ちょうど1時間。

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でも、ここからが本番。
雲海と時おり顔を出す樹海の緑を楽しむ。

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しばらく砂利の登り。
砂ボロボロと落ちて行き、踏ん張れない。
踏ん張れないとエネルギーが無駄になる。
疲れる。
人が踏みしめた上を行くなどの工夫が必要だった。

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2900メートルの鳥居荘につく手前から、ペースが乱れはじめた。
あ、しまった。
呼吸が浅くなってしまっていたのだ。
ここで気づいて良かった。
深く息を吐いて、深く息を吸うようにした。
すると、体がすっと軽くなっていった。

さらに、登りはじめてからほとんど食べていない。
そこで、キャラメルとジェルを投入。

たくさんある8合目のひとつ太子館に到着。
ここまで2時間20分。
本番では制限時間ギリギリのタイム。

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さらに、このあたりから風が強く、濃い霧の中に入り水が顔や眼鏡についた。
ウィンドブレーカーを着て動いていれば、寒すぎることはなかった。
3250mの元祖室あたりでは、まっ白のガスに包まれた。

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8合目をすぎると残雪が残っていた。
登山道には全くなかったが、脇にはたくさん。

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鳥居を1つくぐり、もうひとつの鳥居が。
やっとゴール。
3時間37分ほどで山頂に到着。

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ものすごい風、霧、時おりひょう?あられ?が吹き付けられ痛かった。
すぐに降りたかったが、記念撮影などしてしばし時間がたってしまった。
お鉢巡りも考えたが、寒すぎるので下山。

帰りは、8合目ぐらいから下山道へ。
マスクをして砂利の道を駆け抜ける。
ここで、靴がダメになってしまうのだ、

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8時50分に下山開始。
登りでは20人かそこらの登山者に会った。
下山では、富士登山競争の試走をしに来た人に100人ぐらいはあったと思う。
驚きだった。

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頂上ではものスゴく寒かったが、7合目ぐらいまで一気に下ると風も霧もおさまった。
晴れ間から山中湖や樹海を眺める。
1時間50分ほどで馬返しに到着。

往復でちょうど5時間30分ほど。
とても楽しいランだった。
そして、本番に向けていろいろと課題が浮き彫りになった。
当日までに課題を解決して、望みたい。

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そういえば、
往復の車でNHK BSで先日放映された、
アウトドア系の3つの番組を見せて頂いた。
どの番組もすっごく見たかった番組。
ラッキー。
 
アタカマクロッシング(アタカマさばくマラソン)
Born to Run (メキシコのララムリ族の話し)
パタゴニアアドベンチャーレース(チームイーストウィンド)

テレビを見て学んだことや思ったこと。

ベアフットシューズを買う。
足の前(フォアフット)で着地するようになると、故障が少なくなる。
フォアフットだとふくらはぎの筋肉が鍛えられ、登りに強くなる
トウモロコシ、いんげん、豆は長距離ランナーに良い。
草食動物の方が肉食動物よりも、長い間走れることが証明している。
トウモロコシは筋肉にもなるとか。

それにしても、良いランになりました。
お二方、本当にありがとうございました。
また、よろしくお願いします。

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◆富士山試走で学んだこと
5合目以降は高度が高くなる。呼吸を大きく、深呼吸みたいにしっかり酸素を吸う。
砂利の登りは、踏ん張れず進みが遅くなる。人が踏みしめた上を行くなどの工夫。
今の実力だと制限時間内に完走できない可能性がある。→高度順応と登りの訓練
こまめにジェルのむ(エネルギー補給)
休まない(少しでも前に進む)
大会当日も少しの水とジェル、天気によってはウィンドブレーカーをもって行く

富士山トレラン
日時:2011/06/26 AM5:05 ~ AM10:43 約5時間30分
天気:曇り、霧で小雨、9合目以上ではひょう?あられ?
風:8合目以降は風が強く吹いた
気温:最高気温25度 最低気温18度 @河口湖 頂上は3~5度前後?
アクセス:26日(日)夜中の2時に阿佐ヶ谷駅でピックアップして頂き、3時間弱で馬返し駐車場着
     駐車場についた5時は既に明るく、準備をしてすぐにスタート
     帰りは11時に馬返しを出て、13時前には家に到着
コース&タイム: 馬返しスタート 05:05(0分)1450m
             2合目 05:25(20分)1700m
         3合目 05:34(29分)1840m
             4合目 05:45(40分)1970m
   5合目(佐藤小屋) 06:05(60分)2230m
       日の出館/花小屋 06:52(1時間47分)
     鳥居荘 07:09(2時間4分) 2900m
         8合目太子館 07:25(2時間20分)3100m
         8合目白雲荘 07:42(2時間37分)3200m
         8合目元祖室 07:47(2時間42分)3250m
           トモエ館 08:01(2時間56分)
      頂上(浅間大社奥宮) 08:42(3時間37分)
           下山開始 08:50
     下山(馬返し駐車場) 10:43(5時間38分)

◆朝食
サンドイッチ
おにぎり1つ

◆ラン中に食べたもの
登り
アミノバイタルジェル 2/3袋
キャラメル1つ

下り
ようかん1つ
カロリーメイト1袋
アミノバイタルジェル 1/3袋

◆往復の水分
アミノバリュー400mlとポカリ800mlを混ぜたドリンク(往復で150mlあまるぐらい)

◆着たウェア
ぼろぼろになったも良い靴(下りでソールがダメになる)(トレランシューズ ノースフェイス昔の靴26.5cm)
ウィンドブレーカー(ブルックス)
軍手(薄手の物が良い)
バック ルーファス(グレゴリー)
帽子 ランニングキャップ(mello’s)
ニューバランスのラン用短パン
時計 BARIGO NO.46 Wrist-On Altimeter/Compass
靴下(コンフォートサポートアンクルソックス(2足組))
スパッツ C3fit  パフォーマンスタイツ ロング
Tシャツ 心折れ部Tシャツ
コンプレッションウェア 半袖
ニューハレのテーピング 両膝と両足のくるぶし。右くるぶしは下から上に2本と、かかとを後ろから包み込む様にテーピング
パンツ ユニクロ シルキードライパンツ
アームカバー ザムスト

◆山にもって行ったが使わなかったウェア
速乾性長袖(ロウアルパイン)

◆もって走る装備
カメラ
携帯電話
地図(高低差のコピーと地図をビニール袋に入れる)
財布(お金、カード最小限、保険証) 使用せず
ゴミ袋
ウェットティッシュ(汗&トイレ&手ふき)

◆下山用アイテム
マスク、あった方がよい
ゲイター(変わりにガムテープ?)なくても何とかなる
帽子につける日よけ、なくても何とかなる

◆万が一の装備(車に置いておいた)
ヘッドライト
ダウンジャケット
コンパス(方位磁針)

・食料
カロリーメイト1袋
アミノバイタル ジェル 1袋
アミノバイタル 顆粒 1袋
キャラメル3つ
ソイジョイ1本
おにぎり1つ
スティックパン1袋
水 1.5リットル(MUSASHI混ぜる1袋)
塩飴

・下山後or下山前or着替え
タオル
シャツ
ズボン
パンツ
靴下
スリッパ
サロンパス
ハサミ
ニューハレのテーピング

・もってないけどあった方がいいかも
エンライテン(足が吊りにくいサプリ)もあるといいかも
ファイテンのチタンバン
ベスパ
ゲイター

8 thoughts on “富士山トレラン0合目から頂上往復5時間30分の旅

  1. 富士山を走って登るんですか?!
    もうこれは「唖然」です!

    昔テレビで富士登山駅伝をたまたま見かけて、その凄まじさにちょっと笑ってしまいました。
    くだりのランナーの一歩がすごいことになってたんです。
    漫画みたいに飛んで滑ってました。

    人間ってすごいことを考えてやるんですね。

  2. teratownさん、こんばんは。

    下から往復で5時間半かあ。すごいなあ。
    本番にはもっとすごいのが出てくるのだろうし、
    teraちゃんももっと速いペースになるのだろうけど、
    人間の強さというか可能性を感じてしまうよね。
    レース、頑張ってねー。

  3. こちみんさん

    富士登山駅伝に似た大会で、富士登山競争というものに出るため練習してました。

    僕は速くないので、ゆっくりですがスゴイランナーは軽いステップで登って行きます。

    60年ぐらい続いている歴史の大会なんですよ。
    昔から人間はいろいろ考えますね~

  4. momomo さん

    制限時間が富士吉田市役所から頂上までで4時間30分です。
    僕の場合は、ギリギリでゴールを狙っています。

    これを完走すれば、日本三大山岳耐久レースを全て完走したことになるので、なんとしても走りきりたいと思っています。

    本番は、本当に速い選手が、軽く登って行くのを見ると、ああ、スゴイと思えて来ます。僕はのろのろ運転です。

  5. お疲れ様でした
    写真綺麗ですね~
    本番、頑張ってくださいね
    またご一緒しましょう

  6. 釣走人さん

    富士山はありがとうございました。
    僕が遅くて、ご迷惑をおかけしてしまって。

    富士登山競争の本番は、なんとか完走します。
    ぜひぜひ、トレイルご一緒させてください。
    信越もでますので、その際はぜひ一緒に楽しみましょう!

  7. すごいすごい。当日は応援に行きたいくらいです。
    昔は7月25日にやっていたような気がします。
    完走率が50%を切る大会なので過酷さが解りますよね。
    なんでも、最初の関門を1,000番くらいで通過しないと
    渋滞するとか書いている人もいましたけど。

    ○がアルバイトをしていたのは7合目富士一館といって鳥居荘(赤い鳥居)の下の小屋です。山小屋は7合目に7軒、8合目に8軒と覚えておいてください。
    検討を祈ります。

  8. ○さん

    去年は5合目だったので、
    今年は頂上を狙います。

    制限時間がなかなか厳しいですが、
    精一杯やって、完走したいと思っています。

    山小屋は7合目に7軒、8合目に8軒との情報ありがとうございます。
    覚えやすく、かつ当日かなり使える情報で、とてもうれしいです。
    あと3週間ですが、頑張ります。

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