日別アーカイブ: 2015/5/16 土曜日

地方選挙って、どうにかならないかなぁ

区長と区議会議員の地方選挙が明日だ。

いつも通り、期日前投票にいく。なんでかって、明らかに期日前投票の方が便利。当日投票するメリットがほぼゼロだと思っているから。それは、以前にもブログに書いている。

で、今回は地方選挙について、もっといいやり方あるだろうとつくづく思った。

例えば、俺の住んでいる区だと45人も立候補してて1人の名前を書く。まあ、昼間は家にいないし、街頭演説を聞くこともない。だから事前に調べるとなるとネット。でも、ネットで検索しても出てこない。。。候補者の情報が全然出てこない。まとめたサイトも情報が少なすぎて、選ぶには不十分だし、個人のサイトも全然ない。ずっと地元に住んでいて、知り合いとか、仕事の関係で知っていれば、その人のことを分かって投票するんだろうが、引っ越してきて住んでいる人間には、そんなつながりもなく、どんな人か分かるはずないし。。。そうすると、政党で誰に投票するか決めるんだろうけど、同じ政党でも複数の人が立候補しているし、そもそも政党で盲目的に投票するのもナンセンス。

区の選挙は、国政選挙と違って、注目度も低い。まあ、それは仕方がないが、ネットで情報が少なすぎる。盛り上がらないから、住民の意識が低いし、仕方ないのかもしれないが、はやく完全にネット解禁して、ネットで投票にするとかすれば、投票する層も変化するし、そうなれば必然的にネットに情報を流すようになる。そもそも、選挙カーで100回名前だけ連呼されても、何も分からないし。

注目を浴びない分、地方選挙の方が悲惨だなと、思ったのでした。

そして、選挙会場のオペレーションのダメっぷりも。

人はより良いものを求める。
より良いものが、安ければなおいい。

本質的に企業は利益を上げないと存続しない。
だから企業は、より良いものを提供する。
どんどん拡大しないといけないというのは、信仰として持っている企業も多いが、絶対条件ではない。
利益を出すためには、付加価値をつけて、提供する。
これに限る。だから、より良いものを提供する。
あれこれと考えて。

そんな人間の欲求と同じベクトルに向ける制度が資本主義なんだと思う。資本主義が完璧だとも思わないが、人間の心理をうまく活用した制度だと思うし、いろいろなものを飲み込む、うまい制度だなと思う。

で、選挙会場のオペレーションだ。
これらと対極にあるなと思う。

受付を2人でやっているのは、イカサマがないようにチェックという意味もあるだろう。
でも、なぜか、若い人が紙を見て名前確認、おっさんがPCとにらめっこして、キーボードを指一本でタイピングしながらやってる。終わってる。
そのせいで長い列ができている。なんのメリットもない。こういったものが改善されないのが、お役所仕事なのだ。この場合、おっさんが名前確認、若い人がタイピングに変更すればいいはず。(確率的に若い人の方がタイピングが早いはずなので)

うーん、こういうことを言うと、能力がない人が活躍する場所がないという反対意見が出てくる。でも、それもある側面では正しいが、違う部分もある。おそらく、ぬるま湯で生きてきて、自分を甘やかして生きてきたから、そういった効率の悪い仕事になっている。それか、自分にあった仕事を選択しないという問題。

シビアな環境で、その中でサバイブするために磨き続けるということをしなかったから、今そんなことになってしまっている。

pressure makes diamond

まさに、これだと思う。プレッシャーによってダイアモンドは生まれる。人も同じ。プレッシャーをいかにmanageして乗り越えるかによって、人としての磨きがかかる。背水の陣、火事場の馬鹿力にも通じるもの。

もちろん、自分自身で常に律していける人もいるし、好きで好きでアーティストのように作品を全身全霊をかけて作る人もいる。こういった方は、本当にすごい。でも、そういったことのない人たちは、適度にプレッシャーを受け続けなければダメになる一方。あまりにもダメすぎだ。こういう人が存在するのも、個人の自由だからいいのだが、そう生きたいのであれば、人に迷惑のかからない職を選ぶべきだし、東京のような街に住まないほうがいいと思う。それは、その人にとっても、周りの人にとっても。

すべての人が、同じ価値観で生きなくてもいいし、すべての人が東京で生きなくてもいい。そんな風に気軽に考えて、本当に個人にあった仕事を選び、生き方を選べる世の中になればなと思う。まあ、根本はココだと思う。あと、俺がせっかちすぎるってこと笑。区議会議員選挙で、こんなことを考える人間でした。

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昔から、何度となく選挙については書いている。

1票を投じる大変さ

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選挙に関する雑感

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