日別アーカイブ: 2015/5/7 木曜日

ベンチャーが一気に大きくなる方法

当たり前だが大企業の経営とベンチャーの経営は、つくづく違うなと思う。

大企業は、どのマーケットで、誰をターゲットに、どんな風にまあ、ざっくりとどんな商品で、どんな営業なりマーケティングでやるかを決める。もっと極論すると、どのマーケットを狙うかだけとかな場合もある。成長性の見込めるマーケットだとか、自社の関連するマーケットで、あとは現場でよしなに考えてやってくれれば、確率80%で成功するから、参入するマーケットや拡大して注力するマーケットだけを決める。それは自社でのビジネスだけじゃなく、選択肢としては買収も含めて。

そうしたら、お金をいくら投じるかと人のリソースをどこに配置するかを意思決定する。これぐらいだろう。

ダイレクトにビジネスに関係ないことで言えば、ビジネスは一人一人が支えるけど、人が多すぎて個人にフォーカスできないから、企業文化をどう作るか。それは福利厚生とか会社のブランディングとか、評価制度とか全般的に。あとは、政治活動ぐらいか。

一方、ベンチャーはスピード命。お金ないし、個人が戦略的考え、細かな作業も全部やる。どちらかと言うと、マルチタスクな人が向いている。大企業は、この職種となっていたらそれだけだが、ベンチャーはあれもこれも。そもそも、半年ぐらいでやっているビジネスが違うこともあるから、時期が少し変われb全然違うことをしている可能性もあるわけだし。

あとは、根性だろうか。粘り強さというか、ピンチになっても知恵を振り絞って、なんとかする能力。自社サービスを多くの人に知ってもらえない状態からの起死回生とか、キャッシュアウト寸前とか、人がどんどん辞めてくとか、それらをその時々に全力で対処して、船を沈ませない力。

明らかに、成果を出すキャラとかが違うなと思う。だからこそ短期で巨大化したGoogleやFacebookが大きくなる中でどうやっていったのかは、中の人として見たら勉強なるだろうなと。

エリックシュミットをGoogleが呼んだのもそれだが、彼が見たGoogleと、その時の課題を何と見て、どんな打ち手を打ったか。気になる。日本だとそういう会社がなくて、しいていえばGREEぐらいかな。でも、うまくいってるとは言いがたいし。

これは、国民性とか、働き方とか、マーケット規模とか、そういったものも背景にあるんだろうな。

ザッカーバーグのドキュメンタリーみたいなのを見ながら思ったこと。