日別アーカイブ: 2015/5/11 月曜日

【色鮮やかな国へ7】何もない日常

【色鮮やかな国へ6】宿の親父がミュージシャンに変わる街

朝一のバスということで、真っ暗な時間に起きる。そして、頼んであったタクシーが家の前まで来てくれているので、乗り込む。真っ暗な街をタクシーで進む。街中ではすでにゴソゴソと人々が動き出している。果たして何をしているのだろう。タクシーのおっちゃんはノロくて、時間がけっこうギリギリだったので、焦った。この街を歩いて知っているので、なんでこんな道を通るのだと突っ込みたくなるが、ほんの少しの遠回りなので、もめる方がタイムロスだ。

バスターミナルに着くと、すでにバスが来ていて乗り込む。向かうはカマグウェイ。

今回の旅で最もマイナーな街の一つ。そもそも、ここに行こうと思った理由は、予定よりも早く進み過ぎていて、ハバナに3日とか滞在してもやることがなさそうだったから、牛歩作戦みたいなもんだ。何にもないだろうと思いながら、行くことにしたのだ。もう一つや夜行バスに乗りたくなかった。疲れるのだ。地理的に、カマグウェイに行けばトリニダーまでの昼に走るバスがある距離だろうというそんな三段。

送信者 キューバ201503

真っ暗なサンチアゴデクーバを出た。まだ、音楽祭は続いていたので、もう1泊して3泊でも良かったのだが、楽しいうちに去るというのが、一番良いと経験上知っている。どんなに楽しいことでも、永遠には続かないのだ。どんなことでも2回目は1回目の衝撃や感動がないのと同様に、過去の楽しさにすがりすぎると、新しい世界は「ようこそ」と迎え入れてくれない。

送信者 キューバ201503

サトウキビ畑の一本道をバスは走る。いつものように、何度か休憩。そこでサンドイッチとハンバーガー、そして炭酸のジュース。もう、これがパターン化され始めた。まあ、ハンバーガーのハンバーグはそこそこうまいので、特に問題はないのだ。カマグウェイにつく。地図もないし、はてさてと。バスターミナルを出ると、街は離れているっぽい。タクシーの運ちゃんに聞いても3キロだとか。うーん、どうしよう。

送信者 キューバ201503

ここは何もない街、かつ今日は日曜だった、魔の日曜だ。やることもなく、休むのに適した場所のない街で日曜というのは辛いもんだ。これは、キューバに限らず、旅をしているときはいつでも。まるで、知らない国に夜中に到着する飛行機で降り立ったような気分。追い打ちをかけるのは、トリニダーまでの昼のバスはなく、真夜中の2時だかに出発するバス1本のみ。。。なんてこった。まあ、旅とはこんなもんだと思っているからいいが、ガビーンという気持ちであることにはかわりない。

送信者 キューバ201503

リクシャーに乗って、街の中心部に。人影はまばら。ってか、人がほとんどいない。昨日までの祭りの活気とは対照的。中心部とされるところをほっつき歩き、教会を見たり、あっちに行ったりこっちに行ったりひたすら歩いて時間を潰す。すると、何やら広場にアンプの準備をしていたので、ジュースを買って眺めていたら、人が集まり始めショーが始まった。人形の謎の舞台や子供達のダンスなどなど。学芸会のような感じ。これを楽しんだあとは、食事を食べに。お店も少なく、空いているところで鶏肉とジュース。

送信者 キューバ201503
送信者 キューバ201503

泊まるのは、いいや、次の街に行きたいと思い、バスターミナルへリクシャーを走らせる。夜中発のバスまで時間があったが、バスターミナルでうたた寝。こういったときに、金持ちと外人専用のバスだと安全な待合室が用意されているから楽なのだ。キューバ自体は治安がとてもいいが、よりこういった環境の方が安全は確保されているから、寝やすい。

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真夜中も各地から到着し、またバスは出発する。その繰り返し。トリニダー行きのバスが到着して、乗り込む。席は指定だが、みんな無茶苦茶なので、空いている席に座る。すると、まさか!後ろの席にハバナ出会った2人組が乗っていた。驚き。すこし、話してすぐに寝た。