爽やかな風が吹き抜ける。

朝夕の暑さが和らぎ、
気がつけば過ごしやすい日々が訪れている。

あの重く暑い空気も去り、
爽やかな風が鼻孔を吹き抜ける。

ああ、蝉の鳴き声を聞かなくなったと思えば、
涼しげなコオロギや鈴虫の鳴き声が耳に入ってきた。

空を見上げれば雲が高くなり、
空が高く感じる。

裸で眠っていると
夜中に肌寒さを感じる。

気がつけば秋の味覚を
味わうようになっている。

9月の訪れとともに夏が終わりを告げ、
そろそろと秋がやってくる。

小さい頃は意識もしなかった季節の変わり目。
昔はいつの間にか夏になっていて、冬になっていた。
その間なんて気づきも、気になることすらしなかった。

けれど、様々な時を重ね、
季節が変わっていく小さな変化を感じるようになり、
いつの間にかそこに豊かさを感じていた。

海に行き、
川に行き、
山に行き、
旅をした夏もこうして終わっていく。

さて、こんな夏もあと何年だろう?
そんなことを毎年のように思いながら、
突然やってくる「終わり」のない最後に備えている。
その備えは、夏を全力で楽しむこと。
僕の中の少年は、そう語りかけてきた。

送信者 ドロップ ボックス

2 thoughts on “爽やかな風が吹き抜ける。

  1. teratownさん、こんばんは。

    いま、部屋の外でコオロギが鳴いているけど、
    夏の終わりっていうのはいつも寂しいもんだね。
    あれだけ暑い暑いって騒いでいたのにね。
    こればかりは何歳になっても変わらないんだよなあ。
    こんな夏もあと何年だろう、なんて言わないで、
    ずっと同じように楽しんでいればいいサー。

  2. momomo さん

    いつの間にか夏が過ぎ去っていて驚きます。
    とはいっても、昨日は千葉で3キロ泳いできました。
    暑さが戻って良かったです。

    こんな夏もあと何年だろうと思いつつ、ずっと同じように楽しもうという気持は常に持っています!

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