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【PNG紀行4】ついにマウントハーゲンショー2011へ

前回までの旅日記はこちら【PNG紀行3】祭りの始まり

パプアニューギニアでもトップ3に入ると言われる祭りのひとつ「マウントハーゲンショー」がついにやってきた。小規模な個性的な祭りのほうがディープに味わえたりコミュニケーションが取れるので好きなのだが、そういった意味ではなく祭りとして盛り上がるのはやはり大規模なものが楽しい。8月中旬の土日で毎年開催されている。

送信者 パプアニューギニア2011

外国人は参加料として2日間で300キナ(1万2000円)というかなり高額な料金を払わないといけないが、各地から非常に多くの部族が来て装飾をしてといったことにもお金がかかるので、その代金と考えれば妥当なのかもしれない。参加のチケットは紙の安っぽいものだと思っていたら、パプアに似合わずプラスチックカードでびっくり!シリアルナンバーも入っており、俺はちょうど「100」。なんか縁起がいいかんじがして、それだけで嬉しい。

送信者 パプアニューギニア2011

朝起きて、いつものようにパンをかじり、バスに乗って会場である広場へと向かう。空港近くのラグビー場だ。この国ではオーストラリアやニュージーランドなどオセアニア地域の影響もあってかラグビーが非常に人気のあるスポーツなのだ。町には他にスポーツ施設なんてなにもないが、ラグビーができる競技場だけあった。とはいっても、芝生にポールが立っているだけなので、簡単な施設だけど。

送信者 パプアニューギニア2011

地元の人も歩いてぞろぞろと会場に向かっていた。もちろん各部族のシンシンを楽しみにしている人もいたけれど、大半は盛り上がっている場所にたむろしにきているという人だった感じがした。会場の近くには露天がたくさん出ており、肉や芋、サトウキビなどが売られている。そして、お土産なんかも並んでいた。

送信者 パプアニューギニア2011

会場につくと、各部族が化粧や着替えをし、シンシンの練習をしていた。毎晩のように雨が降るのでぬかるみが多く、足は泥だらけ。こりゃ、パプアの人が裸足なのもうなずける。町を歩いていても3割は裸足。4割がスリッパ。3割が靴といった感じ。裸足でも何一つ不自由はないし、お金もかからないし、汚れても洗えばいい。ガラスでも怪我しないぐらいにがっしりとした分厚い足をしていた。

送信者 パプアニューギニア2011

まあ、余談はさておき、各部族の準備を見てまわる。昨日楽しんだパイワショーよりも多くの部族が集まっており、昨日とはまた全然違った衣装や化粧の人たちも多い。本当に多様で、見ていても飽きない。そして、パプアの青空と彼らの化粧や衣装がバッチリと合うのだ。パプアの空には、現地でとれたものを身にまとい、自生の植物からとれた香料で化粧をしたパプア人がよく似合う。よそ者の俺らみたいなものでは到底追いつけない自然さ。

送信者 パプアニューギニア2011

ぐるぐる回っていたけれど、日本人は俺を含めて2人しかいない。外人は300人ぐらいか。外人は日本人2人に対して、ヨーロッパとオーストラリアが多かった。インドと台湾なんかも。オーストラリアは近いからわかるが、フランスやドイツなどヨーロッパから来るってなかなか気合入っているなーと。

送信者 パプアニューギニア2011

ショーが始まると、いったんラグビー場の外に出された。そして、各部族がそれぞれのシンシンを披露する。このショーはコンテスト形式となっており、各部族のシンシンを審査員が評価して、優勝グループを決めるというもの。だから、各部族が順番にラグビー場に入ってきて、ぐるっと1周回りながら踊る。

送信者 パプアニューギニア2011

何グループほどいたかは正確には分からないけれど30ぐらいじゃないかと思う。昨日パイワ村で見たのと同じ部族も何組もいた。2列に向い合って座り、体を揺らしながら歌う部族。体を真っ黒に塗り木で銃を模した物を持って整列して歩くグループ。日本の日の丸のデザインをした大きな帽子をかぶったグループ。顔や体に黄色い泥を塗って亡くなった子どもを悲しむグループ。鮮やかな鳥の羽をさして踊るグループ、山のエリアなのに綺麗な貝殻をたくさん身にまとったグループ、木で作った仮面をかぶったグループ。全身を苔で覆った部族。黄色い土で体を塗り槍を持って走る部族などなど。

送信者 パプアニューギニア2011
送信者 パプアニューギニア2011
送信者 パプアニューギニア2011
送信者 パプアニューギニア2011
送信者 パプアニューギニア2011
送信者 パプアニューギニア2011
送信者 パプアニューギニア2011
送信者 パプアニューギニア2011
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本当に多種多様な衣装と踊りを見せてもらった。それらを見た後に、簡単に昼ごはんを食べて、近くをブラブラと歩く。露天を出している人たちと話したり、おみやげ屋の人と話をする。パプアに行くと言ったら、一部の友達に「コテカ」「コテカ」と言われたが、コテカと呼ばれるペニスサックも売っていた。しかし、かなり一部の部族が使っているらしくメジャーではなかったが、おみやげとしては売っていた。基本的にどこを旅してもお土産を買って帰らないが、ひとつだけ欲しいなというものがあった。それは布に描かれたペイントだ。昔からの伝統的な絵というよりも、デフォルメされた鮮やかな現代の絵だ。ジミー大西さんっぽい色使い。しかし、その鮮やかな色使いと、コミカルな感じがとても気に入って、部屋に飾っておきたいとおもうほど。もっというと、こういう絵を自分でも描いてみたいと思う絵だった。

送信者 パプアニューギニア2011
送信者 パプアニューギニア2011

いくらか聞いてみると割引をねばっても200キナ(8000円)。まあ、それぐらいでもいいんだけれど、いかにもスグに色落ちしそうな絵の具で描かれていて、持ち帰るまでの間に布どうしが擦れて色が汚くなりそうだったのでやめた。でも、日本に帰ってからこういう絵を描く参考にしたいので、写真だけ何枚か撮らせてもらった。

送信者 パプアニューギニア2011

審査をするショーは終わり、会場の中に俺らも入れるようになった。休んで昼ごはんを食べる人もあれば、踊り続ける部族もいる。近くで見させてもらったり、一緒に踊ったり、いろいろと話しをした。彼らも休憩時間になると携帯電話を取り出して使う人がちらほらいた。パソコンの普及率はほぼゼロに近いし、テレビや音楽の娯楽もほとんど皆無。そんなエリアだけれども、携帯だけは多くの人が持っている。もちろん貯金という概念がない国なので、携帯はプリペイド式オンリーみたいだったけど。ちなみに最安の機種で50キナ(2000円)。通話料は4キナ(160円)~のカードを買って話していた。もちろん、家に電気が通っている人は少数なので、町の商店で充電をしている感じ。このような環境でも、携帯電話は普及する。うん、実にすごいなと思う。人間は個人どうしで自由にコミュニケーションをとりたい生き物なんだとつくづく思う。その欲求が非常に強くて、人間にとって根源的なものなんだろう。そして、固定電話ではなく個人がワイヤレスで持ち運べるってのが、個人で自由にコミュニケーションという欲求を満たしてくれたんだろうな。

送信者 パプアニューギニア2011

ショーも終わりバスでゲストハウスまで戻る。会場の近くには本当にたくさんの人が集まってブアイを噛みながらしゃべったり、じゃれあったりしていた。日本の花火みたいなもんで、これを口実にみんなが集まって露天で買い物をして、たむろするという習慣なんだろうなーと実感。外人は珍しいので、あいかわらずテンション高めに手を振ってきたり、走って追いかけてきたり。

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ゲストハウスに戻り、ビールを買いに行くことに。同じ宿の人がビール好きで飲みたいといったので一緒についていくことにした。宿の人に聞いてみるとマウントハーゲンエリアではほとんどビールを飲まないらしい。パプアの人は全体的にアルコールに弱い人が多いのだが、このエリアは特にとのことだった。だから商店にもカイバーと呼ばれる食堂にも、スーパーにもアルコールは一切売っていないのだ。唯一あるのは、町で一番の高級ホテルのみ。そこで、宿の人に連れていってもらって行くと門番に止められる。中から支配人みたいな人が来て俺らの服装チェック。スリッパがNGらしく、ホテルのレストランに入れてもらえなかった。ビールだけ買って替えるのもダメ。おー、いい加減そうな国に見えて、こういった高級なところでは意外と厳しかったりすることに驚き。

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諦めて帰ろうとしたら、連れてきてくれた宿の人がもう一箇所あるという。それはボーリングセンター。そんな娯楽があるのかと驚き。ボロボロの建物がボーリング場だった。中に入ると昔の西部劇に出てきそうなカウンターがあり、数人の酔っぱらいがビールを飲んでいた。あんまりいい雰囲気ではなかった。奥にはボーリング場があったが、日本のようなボーリング場ではなく、広い芝生が広がっていた。いったいパプアにおけるボーリングがどんな競技か分からなかった。というのもボーリングをしている人はゼロ。ここはボーリング場という名の場末のバーみたいな場所だったのだ。せっかくだからと缶と瓶のSP(サウスパシフィック)ビールを購入。確か1本5キナ(200円)ぐらいだった気がする。そして、缶の方が1キナ(40円)高かった。便はリサイクルもしていないのに不思議な感じがした。ビールを持って帰ろうとしたら、連れてきてくれた宿の人がここで飲めという。ビールを飲んでいるのが、他の人に見られるのが良くないということらしい。彼はビールを飲むなんてクレイジーだと言っていた。それぐらいビールはタブーなのだ。確かに、ボーリング場はかなり品のないダメな空間に感じた。瓶ビールだけここでのみ、缶だけは隠し持って帰った。でも、他のエリアではここまでお酒をタブー視しているところはなかった。

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それから、いつものように夕食を買って帰る。今日の夕食も昨日に続き魚のフライ。そして、ポテトフライと味のしない揚げパンにSPビール。それから、ゲストハウスで宿の人と話をしていると、明日はエンガ州でエンガフェスティバルもあるという。マウントハーゲンショーは楽しんだし、別のエリアにも行ってみたいと思い、明日はエンガに行くことにした。エンガはマウントハーゲンから2時間30分ぐらいかかるちょっと遠い場所だ。また違う町に行けるので、その風景や文化の違いも楽しみだ。

【PNG紀行3】祭りの始まり

前回の旅日記はこちら【PNG紀行2】日常から非日常の扉をあける日

朝起きて、買っておいたパンを食べる。パサパサとしたパンだが噛んでいるとほんのり小麦の香りを感じる。ピーナッツクリームを塗るけれど、このクリームも水分が少ないのか伸びない。砂糖もかなり少なめで甘くない。まあ、そんな朝ごはんを食べる。ほぼ毎日こんな朝食を続けた。

今日はパプアニューギニアに来て1つ目の祭りに行く。泊まっているマウントハーゲンから1時間程度バスで移動したところにあるパイワ村(paiya)で年に1度行われる祭りだ。明日から見る予定のマウントハーゲンショーと比べると規模が非常に小さい村の祭り。この祭りはパイワ村にある小さな広場で行われる。

まずはゲストハウスからバスでパイワ村へと向かう。同じゲストハウスに宿泊している何人かの外人観光客と一緒に移動。すぐに町を抜けて進んでいく。たまに、青空マーケットがある。そこには多くの人が集まり賑やかだ。

送信者 パプアニューギニア2011
送信者 パプアニューギニア2011

マウントハーゲンは名前の通り山岳エリアだ。パイワ村へ行くときも山の間をグングンと進み、さらに高度を上げていく。バスは大きな唸り声を上げて頑張って登る。メインの道路はアスファルトに舗装されているが、アスファルトが波打っていたり、削れている部分も多く、ジャンピングバス。車窓からは滝や川が流れていたり、美しい山々が続いていた。たまにココナッツん葉で作られた家が点在していて、その横には畑があり野菜を育てている風景を目にした。本当に自然の中で自給自足をしている人が多く、かつ1家族だけなど少人数で生活している人が目についた。

送信者 パプアニューギニア2011
送信者 パプアニューギニア2011

1時間ほど行き、脇道にそれてとても細く土の急登を登り始める。凸凹でバスは右に傾き左に傾きゆっくりと登っていく。隣は崖なので、落ちないでくれよと祈るのみ。しばらくして到着するとパイワ村ではなく、1軒のロッジがあった。ちょっと高そうな雰囲気で眺めも良い場所にあったのだが、ここで誰かが乗車するわけでもなく、何か荷物を預かるわけでもなかった。俺も降りて近くを歩いて散歩した。

また急な坂道をドキドキしながら下り、パイワ村へと向かう。メイン道路からは村があるかどうか分からなかったが、バスが道をそれて進んでいく。土のでこぼこ道を。すると、家が数軒たっていた。おそらくだが、800も部族がいて、対立も多かったという。メインの道路からは分かりづらいところに集落を作り生活していたことが予想される。

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バスを降りて村の中に入っていく。この建物は儀式の準備をする建物、ここは生活する家、これは豚小屋などと教えてくれた。この村は建物が10棟ぐらいある小さな村で、家の前のスペースではすでに祭りのために準備が始まっていた。村の男や女が鳥の羽や木々の葉を身にまとい、木の実などで赤や黄色に化粧をしていた。香水のように匂いをつけたり、テカリを良くするために油を吹きかけたりもしていた。淡々と準備を進めながらも、彼らは自慢気に衣装や飾りを見せてくれた。彼らと話していると顔にペイントをしてくれた。赤や黄色に。樹の枝を細かく割いて作った刷毛のようなもので、ぬられていく。ヒンヤリこそばゆい。木の実などを原料とした顔料だが、とても鮮やかで鏡でみたら笑えてきた。けれど、現地の部族たちには成りきれなかった。。。

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近くの村からいくつかの部族が来ており、それぞれの衣装や化粧、飾りの準備をし始めていた。中には子どもも参加する部族もあり、とても可愛らしかった。ドレスアップが終わると、歌やダンスの練習を始めた。太鼓を叩いたり、ジャンプしたり、歌ったり、踊ったり。こういった部族の踊りを総称してシンシンと呼ぶ。シンシンは英語のsingが訛ったものとされていて、結婚式やお客さんが来た際などに行われるお祭りのようなもの。

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どの部族もだいたい10名前後でシンシンを行っていたが、パプアにいる800の部族がそれぞれのスタイルのシンシンを持っており、その800の部族の中でも厳密にはさらにシンシンが細分化されているという。同じハイランド地方(山の地方)とはいえ、身にまとうものや歌、踊りが全然異なる部族もいた。その土地で取れるものを使用して身につけるといった点では似ているのだが、部族の身体的特長も影響しているという。背が小さくて普通だと戦いに負けてしまうので、体を灰色に塗ってお面をかぶり、さらにゆっくりとノシノシ歩くだけ。そんな風に不気味さを出して、敵が逃げていくことを狙ったりと様々。さらに、現代では銃を模した木を持っていたり、戦争時期の名残か日本国旗のようなデザインがあったりと近代の影響も受けているようだった。

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広場には村の人や近くから見に来た現地の人達、そして観光客が円を描くように座っていた。各部族が順番に広場に入ってきて、それぞれのシンシンを披露する。ひと通り部族がシンシンを終えて休憩時間。いろんな部族の方たちと話をする。まずは、アサロ渓谷に住むマッドマンと呼ばれる部族のお面をかぶらせてもらった。かなり重たく、首で支えるだけでも一苦労。さらに、太鼓を叩かせてもらったり、踊ったり。

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ハデハデなフリ族の方とも話す。やはりフリ族は目立っていた。がっしりとした胸板。赤褐色の肌。頭には大きなカツラ。腰には葉っぱをまとい、真っ黄色にぬられた顔。栄えるのだ。彼らは2列に向き合って並んでジャンプしながら太鼓を叩いてシンシンを行う。一緒に写真を撮ってもらおうと思い、せっかくなら俺も裸にならなきゃいかん。そこで、お互い裸ででパシャリ。

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ウェストハイランド州のクナイ族。顔の化粧は黄色、黒、白、赤など派手で、青色で長いエプロンのような物をしている。彼らは男たちだけで横一列に並び、膝を曲げてリズムを取り、「ウォーウォ、ウォーウォ」と歌った。

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シンブー州のオモ族は体全身を真っ黒に塗り、白く骨を描いていた。まるで骸骨のように。かなり見た目的にインパクトがある部族。マッドマン同様に、ヨロヨロと歩いているだけのシンシン。

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SILI MULI(シリムリ)という部族は、女性だけで頭に苔のカツラをかぶって、「シリムリ~何とか~♪」と歌って踊った。

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いろいろなシンシンを楽しんだ後に昼飯を食べる。カウカウというさつまいもを頂いた。これがウマイ。地面を掘って、カウカウを入れて下から火を炊いて葉っぱで覆う。そんな蒸し焼きみたいな芋。さつまいもの甘さがウマイんだ。パプアで食べた中で一番カウカウが美味かったんじゃないかというほど。

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休憩の後に、部族同士の戦いのパフォーマンスが行われた。土地の所有を巡って部族同士の争いが始まった。住むにしろ、野菜を育てるにしろ、狩猟をするにしろ、ベースは土地にある。土地があるから人間が生き延びられる。だから、取り合いの争いが生まれる。そして二つの部族が争って、負傷者を出して負けた方が引き下がっていった。

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最後に結婚式。日本の結納みたいに男の一族と女の一族が向かい合って座る。男の家計から女の家系に豚、ヤギ、そしてバナナや野菜が贈られた。そして、両家の主人がそれぞれ大きな声で宣誓のようなことをして、女性が男性の家系側に座り直して嫁入りが完了した。

送信者 パプアニューギニア2011
送信者 パプアニューギニア2011

一連の儀式が終わり、お祭りも幕を閉じた。ちょうどそのタイミングで雨が降り出したので、バスに乗って宿へ戻った。やはり、この国は夕方になると雨が降り始めて、朝まで降ったり止んだりが続く。この気候によって行動パターンが規定されている気がした。

送信者 パプアニューギニア2011

宿に戻って、夕食を買いに行く。今日は魚にしようと白身魚のフライとカウカウの揚げ物にした。どちらも揚げ物はくどいが、魚自体は淡白でおいしいし、カウカウも程よい甘さがうまいのだ。腹もいっぱいになり、明日のマウントハーゲンショーに備えて水シャワーを浴びて寝た。夜はそこそこ冷え込むので長袖長ズボンに毛布をかぶって眠った。

【PNG紀行2】日常から非日常の扉をあける日

前回の旅日記はこちら【PNG紀行1】未知の国パプアニューギニアへと舵を切る

パプアニューギニア(PNGorパプア)へは成田空港から週に2便(水と土)に直行便が飛んでいる。※2011年9月現在では土曜日の週1便になっている。
自分の夏休みがちょうど水曜日から翌週の日曜までだったので、ほぼフルで休みを活用できてラッキーだった。

チケットを取ろうとしたら夏休みのピーク期間ということもあり、最初は復路の空席がなかったがキャンセル待ちで取ることができた。

出発は夜便だった。昼間は足りないものを買いに行ったり、ゆっくりと過ごした。そして、治安も悪いと聞いていたので、出来る限り荷物を少なくするように何度も荷物を詰めては出してを繰り返した。ただ、荷物が少なければ良いというわけでもない。現地で楽しむために、必要なものもある。特に今回は現地の状況が詳しくわかっていなかった。移動手段がどれだけ発達しているのかが一番不明。そこで、到着してからどこへ行けるか、何をして楽しめるかが分からない。海へ潜る、山へ登る、川を探検する。どれでも楽しむ装備を最低限持っていくことにした。

夜便で時間があったので、京成線でゆっくりと向かうことにした。電車の中でやることもなく、パプアについて思いを巡らす。この国に関しては事前情報がとても少なく、わくわくしながら成田へと向かった。成田ではチェックインをして、暇つぶし。

飛行機に搭乗すると、あまりにも空席が多くて驚いた。復路はキャンセル待ちだというのに往路は3割ぐらいしか埋まっていない。それも8月10日という出国ピークを迎える日なのに。パプア恐るべし。まあ、ゆっくりと過ごせるので、空いているにこしたことはない。ただ、パプアを旅する人はやはり少ないんだという少しの不安を抱えつつ、機内食を楽しみ、パプアのSPビールICEを飲む。そして、熟睡。

送信者 パプアニューギニア2011

あっという間に、着陸態勢だ。なんと日本からパプアまでのフライト時間はたったの6時間30分。こんなにもすぐに到着してしまう。10時間以上も走ったりトライアスロンしたりする習慣がついているので、何もしなくてよくて、さらに6時間30分なんて本当に短い時間に感じてしまう。

時差もたったの1時間。なんだかまだ日本にいるんじゃないかっていう感覚だった。ビザも日本でとってあったし、すんなりと入国。空港で日本円とドルから現地通貨キナに両替。街中に出ると両替がメンドクサイとのことだったので、多めにキナに替えることにした。しかし、ここで油断した。ドルを交換するときに、厳密にいくらを渡したかを度忘れしてしまった。両替の受付の人が言った額よりも100ドル多く渡した気がしたのだが、曖昧だ。俺の目の前で数えてくれたがやはり彼女が正しい。ああ、ドルを渡した直後に財布をしまって下を見る時間があった、その間に100ドルを隠されたのかもしれない。でも、俺が疑っているだけで、彼女はなにもしていないかもしれない。もう、どうしようもないので、言われた額を受け取った。着いてそうそう、日本の感覚を引きずってしまい最初の洗礼を浴びることになった。気をつけよう。

一緒に飛行機に乗ってきた客の半分は国際線に乗り継ぎでオーストラリアなどに飛んでいった。パプアで出国した残りの半分も大半が迎えの人が来ていてポートモレスビー市内へと向かっていった。俺は首都のポートモレスビーからすぐに国内線に乗り継いで、マウントハーゲンへ行くチケットを買っていた。国際線ターミナルから国内線に移動する。到着時間が早朝でまだ外は暗い。国内線ターミナルへは外を歩いていかなければならなかった。未知の国に降り立ったドキドキを胸に、国内線方面に。

国境や空港はまだ感覚をつかめていない旅行者を狙った人で溢れている。このパプアにおいては空港を出てもワサワサ人が溢れていることはなかった。逆に人がまばらで怖いほど。少し歩くと、若い兄ちゃん二人がいた。いかにも怪しい。用事もないのに、ぶらぶらして獲物を探している目。俺がかなり警戒しながら早足で彼らの前を通り抜ける。案の定、後ろを振り返るとついてくる。徐々に間を詰めてくる。ああ、きましたね。

何度も後ろを振り返り警戒しながら、いつでも走り出せる準備をして、逃げ込める場所を常に探して、歩いて行く。しばらくすると、あまりにも警戒しているので、諦めたようだった。無事に国内線ターミナルに移動して、チェックイン。といきたいところだったが、まだまだ早すぎた。出発まで4時間弱。ポートモレスビー市内へ行き遊ぶ時間はないが、空港で待つには長すぎる。

2時間前からチェックインだというので、空港スタッフの人と談笑しながら暇つぶし。俺が持っているものを何かくれとひたすら言ってくる。たまに、こういった性格の人が多い国に行くが、ここもそんな国の一つなんだと、現地の人とコミュニケーションをしていくとだんだんと感覚がつかめてくる。

さて、チェックインをして待合室へ。とても小さな国内線の待合室だった。売店が1つあり、値段を見るとコーラが150円だか200円だかして、テンションダダ下がり。高い高い。高すぎる。本当に食べ物も宿も交通手段も日本と変わらない物価。まあ、何も買わず飛行機でもらった水とジュースで暇つぶし。日本人の旅人が一人いたので、今回の旅行予定について情報交換をした。

送信者 パプアニューギニア2011

9時前になり搭乗。60人乗りぐらいの飛行機はほぼ満席で驚いた。窓際に座り空からパプアの大地をじっくりと眺める。噂通りのジャングルと川。道路は本当に見当たらない。ああ、首都のすぐ近くでこんな風景が広がるのかと少し驚きつつ。この国が抱く自然の豊かさに感嘆した。

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わずか1時間弱でマウントハーゲンに到着した。降り立った空港は非常に簡素であったが、滑走路はアスファルトだった。滑走路の横にプレハブ小屋がひとつあり、そこが入り口兼出口。小屋の横のフェンスには地元の人がかぶりついて飛行機や降りてくる人を見ていた。もちろん彼らは飛行機に乗る予定はなく、暇だから1日2度ぐらい着陸する飛行機を見に来ているだけなのだ。

送信者 パプアニューギニア2011

小屋の中は到着した人と迎えの人手で溢れかえっている。おお、異国にきたという気持ちが盛り上がる。日本からpaiya tourのPym(ピム)とやり取りをしていた。初日の宿だけ頼んでいたのだ。現地につくとPym(ピム)がいて、話すとああ、そうだっけ。と。予約した宿はいっぱいでもう泊まれないから別の所を紹介するよ、と。キタねー。キタねー。このいい加減さと怪しさ。まあ、どうしようもないし他の旅行者もピムに頼んでいる人がいた。市街地まで距離もありそうなのに、バスもタクシーも空港にはなかったので、ピムに車に乗せてもらうことにした。

ただ、ピムともう一人のパプア人の二人に対して車には俺ともう1人の旅行者。何かあったら負けるなという心理になる。旅先で致し方なくこういった状況になると常に、いかに逃げるかを考え、その逃げ道を確保しておく。車の窓ガラスを少し開けておいたり、車のロックを開けておくなど。

送信者 パプアニューギニア2011

パプア第3の都市の空港なのにバスもタクシーもないという状況に驚きつつ、車は出発。もちろん、空港を出ても土の道だし、建物もほとんどない。あるといえば、藪(ブッシュ)の中に木とココナッツの葉で付くたあばら屋が見え隠れするのみ。そう、この国に来て信号をひとつも見なかった。

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降り立ってすぐに、そんなパプアの風景を目の当たりにして少し驚きつつ、マウントハーゲンの市街地へと。市街地はとても小さく500メートル四方ぐらいしかない街だった。第3の都市と聞いていたので、この町のサイズにびっくり。町には飲食店、商店、スーパー、雑貨屋、銀行がいくつかあるぐらいだった。車が止まったのはルザランゲストハウスというところ。ゲストハウスなのに、2メートル以上はある鉄板の塀があり、大きなナイフを持った門番がいた。いやー、こんなゲストハウスにも門番がいるとは驚き。それに、こんなにも高い塀があることに威圧感を感じると共に、やはり治安が悪いのかなという危機感が宿る。

送信者 パプアニューギニア2011

宿にはフランス人の旅行者とパプアの他の地域の旅行者などが泊まっていた。フランス人はよい宿だよと教えてくれた。こんな言葉を聞くとすこしほっとする。とりあえずこの宿でOKだとピムに伝え、明日以降のハーゲンショーについて聞いた。

すると、paiya village(パイワ村)の祭りが明日にあり、明後日明明後日にハーゲンショーだという。この国ではタクシーが通ってないし電車ももちろんないし、何かとアクセスが不便なので祭りまでのバスをお願いすることにした。

部屋はとてもシンプルながら、清潔でシャワーとトイレがついていた。1泊食事なし50キナ(2000円)。この国では一番安いクラスの宿だ。一番安くてこの設備と清潔さなら快適だなーと思いながら、着替えた。

さて、祭りは明日からだしやることがないぞ!食事なしの宿だし、飯を買いに行くついでに町でも探検するかと、いつものパターン。でも、治安がかなり悪いということで宿の人にも気をつけるように言われた。泊まっていたフランス人は個人では外に出ないと言っていた。まずは、出てみないと分からないので、襲われてもいいように準備。カメラはかばんにしまい、走って逃げやすいように靴に履き替え、お金も宿に半分置いた。宿もまだ信じれないので、自分が半分持って宿に半分置くのがベター。

俺の背よりもはるかに高い門をあけて、外をチラチラ覗く。暇そうな男の人がたくさんたむろしているが、そこまで危険な香りはしない。ただ、肌が黒く、みんな筋肉ムキムキ。見た目が怖いのだ。

外出目的は昼食、そして水の購入と町の雰囲気をつかむこととした。背後や自分の持物を意識して歩く。近くにある商店を目指す。パプアの人は「ハブヌーン」と挨拶してきたり、笑って絡んできたりやさしそうな雰囲気。ただ、2割ぐらいの人はおれのポケットをひたすらジロジロ見てくる。お金を狙っているのかただ見ているだけなのか。気になりながら、いくつかの商店やスーパーを物色。2リットルの大きなペットボトルやパンを購入。

送信者 パプアニューギニア2011
送信者 パプアニューギニア2011

そして、KAIBAR(カイバー)と呼ばれる食堂みたいなところで、食事をとった。ライスに鳥肉のシチューをかけたもの。味付けは濃い感じだったが、うまかった。ボリュームもあり満足。ジュースをつけて15キナ程度(600円)。お腹も満たされて宿に戻る。ほんの少しだが、町を歩くと感覚がつかめる。人々のキャラ、売っているもの、生活スタイルなどなど。

送信者 パプアニューギニア2011

部屋に戻って、疲れや睡眠不足もあるので昼寝。目が覚めて、暗くなる前にまた、外へ出ることに。次は夕食と翌日の朝食、そしてもう少し町を探検すること。

送信者 パプアニューギニア2011

建物がたつエリアを少し離れ、もう少し貧しそうなゾーンへ。この通りは露天がたくさん出ており、人もかなり多く賑わっていた。イメージで言えば、新市街地と旧市街地の旧市街地にあたる。まあ、この町にそんなたいそうなものはないので、貧しくて治安のよくなさそうなエリアというのがわかりやすい。でも、人間味や生活感が溢れていて面白そう。そんなエリア。
歩くと外人が来ることはほぼないためか、無邪気にからんでくる。話しかけてくるし、笑いかけてくる、モノを買えと言ってくる、写真を撮ってといってくる。そして、みんなが取り囲んで、俺の周りに200人以上が群がった。まだ、この国に慣れていないのに、この状況はマズイなと感じた。別にすぐに襲われる感じはしなかったが、感覚をつかんでいないから。何かあったら逃げれない。仲良くなるきっかけではあったが、足早にこのエリアを後にした。

町のエリアまで歩いていくと彼らはついてこなかった。やはり、こんなに近い場所でも住んでいる人の層がハッキリと違い、その間では行き来がないんだなと実感した。

送信者 パプアニューギニア2011

町で一番立派なスーパーへ。パンとピーナツバターを購入。ピーナッツがパプアでとれるのでいちごジャムとかと比べると半値以下でかえるのだ。ただ、甘さは超控えめだった。あとは、非常食用にクッキーを2袋買う。夕食は何にしようかと考えるが、あまりバリエーションはない。昼と同じようにカイバーで豚肉の煮込みとライス。そして、味のついてない揚げパン。沖縄のサーターアンダギーみたいなものを購入。

送信者 パプアニューギニア2011

宿に戻るときには町からかなり人が減っていた。乗合バスに乗って、家に帰るとこだった。藪の中にある家に戻っていくのだ。それにしても、何も用事がないのに人としゃべりに毎日毎日、町に来るんなんて。

宿に戻って、夕食。お腹も満たされて、熟睡。星空が見えるかと思ったら、雲が出てきてさらに大雨になった。毎日毎日夕方から明け方に駆けて大雨が降るという気候なんだと、この国の気候がわかり、それに合わせた行動もとれるようになる。さて、明日は祭りだ。祭りだ。

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やわらかな鏡の中で

それはクリスタルのグラスに注がれた水

それは気球から覗きこんだ南の島の青い海

それは真っ白な塩の大地に水がはるウユニ塩湖

送信者 ドロップ ボックス

僕の背丈よりもな20倍30倍も大きな一枚の鏡

そっと鏡の中に入り込む

そこは、ひんやりとして穏やか

鏡の裏から鏡をみる

上も下も右も左も反射する世界

全てが全てを反射して、まるで宇宙のような、新しい次元に来てしまったような

見上げると 海底が映しだされ、無限に続く世界

どこまでも深く、でも光がある不思議な世界

まるで世界で一番鮮やかな深海にいるような

濃くそして透き通った世界

底には太陽の光が揺らめくきらめく

ここにしかない水と光の鏡の世界

大きな鏡の中を泳いでいく

送信者 八重山2008

東京体育館のプールは一日2回ほど10分間の水中点検がある。
その時は、みんながいっせいにプールを出る。

10分間で、プールの水は穏やかに静まり返り波がなくなる。
それは、まるで大きな1枚の鏡に。

そんなプールに一番最初に入り、泳ぐとまるで鏡の中を泳いでいるかのような鮮やかな世界に入り込むことが出来る。

この時間がとても好きで、水中点検が終わると一番最初に泳ぎだす。

そろそろ信越五岳110キロの旅に向けて

佐渡トライアスロンで完全燃焼してしまったせいか、あれだけ楽しみにしていた信越五岳を目前にしてモチベーションが上がってこない。
まあ、楽しみではあるのだが、それなりに準備しておけば完走はできるはずの大会という気持ちがあるのも事実。
それだからか、気持ちが高ぶってこない。

とはいっても、山を110キロ制限時間22時間以内に走るというかなり大変なレース。
走る競技では自身の中で最長距離のレースなので、準備はしておこう。
もっと直前になったり、会場に向けて出発する段階になればテンションが上がりまくるのは予想がつくので。
準備だけはしっかりと。

さて、トレランレースの準備といえば、主に3つ。

・コース把握
・食糧計画
・装備計画

基本はコース把握が全ての基本。
これを理解していなかったら、全体像がつかめず、何も始まらない。

◆コース把握
・コースマップ
・アップダウン
・危険箇所の有無
・制限時間
・トレイル率とトレイルの種類(砂利道なのか、芝生なのかなど)
・ルール把握(スタート時間、ストックの使用ありなし、ドロップバッグありなし、サポーターによるアシストありなしなど)
・予想天気&気温
・水場の有無
・過去の優勝者や一般参加者のゴールタイム
・自分の予想通過タイム

◆食糧計画
どれぐらいの気温かアップダウンか、あとエイドと水場の有無によって決める。
・エイドの数とエイドの食料内容
・水場の有無
以上と上記のコース把握を元に持っていく水や食料を予測して、持物を決める。
個人的にはジェルなどだけでなく、おにぎりやパンなど固形物があると食べた感じがして好き。
ここでジョミを今回は使う。

◆装備計画
・コース把握と食糧計画をもとにバッグやウェアを決める。
・ウェアは気温と雨が最大のポイント
・シューズはトレイルの種類とかぬかるみとか次第
・夜間走行もあれば、ヘッドライトなども。
・ルールで必携品があればそれも持つ。
・このコースだからあった方が良いものがあれば、それも。(ブログや仲間の話を参考に)

これらをブログやらコースマップやら、参加した友達に聞いて情報収集。
基本的にどうせレースで行くんだから、試走には行かないという性格なのでブログやら友達の話がとても助かる。
(富士登山競走は高所順応が必要なためこれだけは別。)
上記を調べながら、コースマップに高低差や予想通過タイム、制限時間、エイドの情報を書き加え、自分専用のマップを作成。
これで準備は完了。

今回はエイドが大変充実しているらしい。
ガンガン固形物を食べる俺にはありがたいレース。
胃腸が強いので、後半になっても固形物を食べ続けられる。
で、食べると元気になるという体質なので、最初から最後まで食を楽しもうと思う。

あと久しぶりのナイトトレランだ。
7月の野沢温泉trailでもナイトランを行う予定だったけれど、想定よりも速くゴールしてしまいナイトランができなかった。
なによりもナイトランでは明るさが最も重要だ。
今回はヘッドライト、ハンドライト、腹に巻くライトの3つ体制で行く予定。
電池はエネループで行くかアルカリ乾電池で行くか悩み中。
どっちが長持ちなんだろう。5,6時間のナイトランなのでどっちでも持ちそうな気がするけど。

そして、気候に関しては暑くなったほうがありがたい。
涼しいほうが走りやすくは有るのだが、暑くてもスピードが落ちない体質だ。
暑いほうが、体中からエネルギーがみなぎってくる感じがして面白い。
暑いと遅くなる選手が多いので、結果的に順位が上がる。
一方でアップダウンが少なく走れるコースらしいので、ロードが弱く上りが強い俺には不向きなコースな気もする。

って、今回みたいに練習もしてなくて、ピークも信越に合わせていないので、順位は気にしません。
目標は22時間以内の完走です。そして、UTMBのポイント3ポイントを手にいれること。
コースの眺めもいいらしいので、景色を楽しみながら走ります。
ただ、目安はあったほうがいいので、18時間を目安目標に考えています。

◆予想通過タイム
斑尾山菅川登山口 (18.5km) 2時間30分 
斑尾高原レストランバンフ (23.9km) 3時間30分
妙高高原兼俣 (38.5km) 5時間45分
黒姫高原第2駐車場 (51.5km) 7時間45分
笹ヶ峰高原乙見湖 (66.6km) 10時間
大橋 (81.0km) 13時間
鏡池 (87.0km) 14時間
戸隠スキー場ゲストハウス岩戸 (92.3km) 15時間
ゴール (110km) 18時間

心折れ部のkyowさんが作られた予測通過タイムのエクセルをベースにさせてもらって、自分用に少しアレンジした。

送信者 sports

◆エイド

エイドに内容に関しても心折れ部のkyowさんのブログを参考にさせていただいた。パンがないようだ。パンとおにぎりが好きな俺はドロップポイントにパンとおにぎりを置いておこう。

1A リプニッシュ/水/バナナ/パワーバー/飴/塩/チップスター
1Aのエイド内容が基本となる。

2A コーラ/じゃがいも/巨峰

3A 温泉饅頭/冷しトマト

4A コーラ/じゃがいも/笹寿司

5A 温泉饅頭/スープパスタ/ライススープ
   *アイシングサービス

トレイに入るところで「水」

6A じゃがいも/温泉饅頭/コンソメスープ
   
7A 温泉饅頭/コンソメスープ

8A コンソメスープ/蕎麦

103K 水/コーンスープ

送信者 sports

◆追加で購入するもの

・ワセリン
・エネループの電池(ハンドライトとPetslは単4各3本。ジェントスは単31本。頭、手、腹につける)
・ファイントラックのフラッドラッシュシャツ

◆装備
【スタート】
●ウェア
・帽子 ランニングキャップ(mello’s)
・帽子のサンシェード(モンベル)
・かなり暑くなりそうなら、首に薄いタオルを巻く
・メガネ
・コンタクト(雨の場合)
・コンタクト用の目薬
・Tシャツ 心折れ部Tシャツ(ver1)
・コンプレッションウェア 半袖
・アームカバー(ザムスト)
・パンツ ユニクロ シルキードライパンツ
・ハーフスパッツ(コンプレッションウェア)
・ニューバランスのラン用短パン
・カーフタイツ(スキンズ)
・スマートウールの靴下
・シューズ:マウンテンマゾヒスト(モントレイル)
・バック ルーファス(グレゴリー)
・ハイドレーション
・熊鈴
・時計 BARIGO NO.46 Wrist-On Altimeter/Compass
・ニューハレのテーピング 両膝と両足のくるぶし。右くるぶしは下から上に2本と、かかとを後ろから包み込む様にテーピング
・ワセリン

●食料(ジェルなどはその日の気分で選択。固形物、ジェルなどのバランス。)
・空のボトルを持っていく?エイドで水が入れやすい
・MUSASHIリプレニッシュドリンク(1リットルぐらい?)
・ショッツのタブレット(エレクトロライトショッツ)エイドでは水しかもらえないため
・カロリーメイト
・SOYJOY
・パワーバー エナジーバー
・カーボショッツ
・パワーバージェル
・ハニースティンガージェル
・ここでジョミ
・塩飴1つ
・キャラメル3つ
・アミノバイタルジェル×2
・VESPA
・アミノバイタル顆粒 1袋
・パン
・おにぎり
・カロリーメイト
・SOYJOY
・ザスパピットインジェル
・グリコのBCAAのジェル
・どら焼き
・ようかん
・練乳
・チョコ

●持ち物
・ウィンドブレーカー(ブルックス)
・アームカバー (ザムスト)
・ヘッドライト (ペツル)
・替えの電池(ヘッドライト単4×6本、単3×2本)
・トイレットペーパー
・カメラ
・携帯電話
・軍手
・コース地図(高低差のコピーと地図をビニール袋に入れる)
・財布(お金、カード最小限、保険証) 使用せず
・ゴミ袋

【ドロップバック】5Aのポイント
(雨が降る、冷え込むことを想定して十分な装備と食料を置いておく。ただ、基本的にはシューズなどは替えないつもり)

●ウェア
・替えの靴下(ザムスト)
・替えのシューズ(ノースフェイス シングルトラック)
・雨具(モンベル)念のため
・長そで緑のシャツ(LoweAlpine)
・ロングのコンプレッションスパッツC3fit(着替える?)
・長袖のコンプレッションウェア(着替える?)
・替えのTシャツ(心折れ部ver2)
・ニューハレを付け替える。事前に長さに切っておく
・コンタクト(雨の場合)
・コンタクト用の目薬
・コンタクトの鏡

●食料
・カーボショッツ(カフェイン入り。眠気防止)
・MUSASHI リプレニッシュ (アクエリアスに投入)
・ショッツのタブレット(エレクトロライトショッツ)エイドでは水しかもらえないため
・アミノバイタル ジェル 1パック
・VAAMジェル 1本
・VESPA
・アミノバイタル顆粒 1袋
・パン
・おにぎり
・パワーバージェル
・ハニースティンガージェル
・ここでジョミ
・塩飴
・カロリーメイト
・SOYJOY
・ザスパピットインジェル
・グリコのBCAAのジェル

●持ち物
・ヘッドライト(ジェントス)
・ハンドライト(ジェントス 閃)
・ハンドライトを手に着けるバンド
・替えの電池(ヘッドライト単4×6本、単3×2本)
・コース地図(高低差のコピーと地図をビニール袋に入れる)前半で落とした時のために。

●その場で使用するもの
・タオル
・ニューハレ(事前に長さに切っておく)
・はさみ(ニューハレを切るため)
・ウェットティッシュ、足を拭くため
・エアサロンパス 
・ワセリン

◆レース後の着替え
・速乾性長袖
・水着(帰りに泳いで帰るため)
・パンツ
・靴下
・シャツ
・ズボン
・帰りに履いて帰るスリッパ
・タオル
・音楽プレイヤー(iPod)
・財布
・鏡(コンタクト用)
・メガネケース
・歯磨きセット
・iPod
・携帯電話
・携帯電話の充電器
・カメラ
・カメラの充電器
・交換レンズ
・フラスコ(トレラン)
・耳栓
・サングラス
・コンタクトレンズ
・コンタクトの目薬
・コンタクトの鏡
・シップ、エアサロンパス
・日焼け止め

◆上記にないが忘れてはならないもの
・ゼッケンなど
・大会参加ハガキ

◆悩み
・ハイドレーションの水がぬるくなるので、アイスノンの小さい奴をハイドレに貼付けておく?
・ロングスパッツは蒸れて暑すぎるかも。
 でも、ハーフスパッツだと汗でテーピングが取れまくっている人がたくさんいた。
・5Aのドロップポイントから夜になる=暗い、寒い。ロングのスパッツに履き替える?ハーフのまま行く?