月別アーカイブ: 2011年1月

自分の家を整理したしオープンにしよう。蔵書をウェブに公開して、いつでもお茶のみに来れる様に。

自分の家を整理したしオープンスペースにしよう。
そんな風に思った。

でも基本的には通常閉店、臨時開店。
やるとしたら自分がいる週末の時間をオープンにしたい。

ただ、ネックは3つ
・週末オープンと言っても自分が週末家にいないことがほとんど
 →遊びに行くのを減らす?
・蔵書リストをデジタル化するのが手間(おそらく1000冊はあると思う)
 →バイト代払って誰かにやってもらう?
・世間一般に家がバレるのが嫌(電話番号やメアドなどの個人情報はいくらでも知られても気にしないが、家は一番リスクあり)
 →友達の友達までしかバレないような仕組みを考える?

このネックが解消されたらいつでもやりたいな。なかなか壁を乗り越えるのには時間がかかりそうで、フェードアウトしてしまうかもしれないけれど。
まぁあとは、興味があって超暇があれば1度ぐらいは行きたいという人がどれぐらいいるか。
すっごく仲の良い友達以外は1人でふらっと来るにはハードルが高いから、その敷居を下げるアイディアも必要だな~。

仕組みとしては、こんな感じかな?

◆オープン告知
オープンにする時間はブログおよびtwitterで公開する。
あらかじめ決まっている予定はgoogleカレンダーで共有。
メルマガかmixiのコミュニティを作りイベント情報などのプッシュメディアでも告知。
オープン中はUstreamで動画中継

◆利用内容
うちにきて勝手に本を読んでいい。しかし、レンタルは無し。(蔵書リストはウェブにあらかじめ公開しておく)
音楽も好きに聞いていい
旅の写真も好きに見ていい
オレの話し相手になってくれる(笑)
来ている人同士がつながれる
お茶ぐらいはだします
夜だったら飯を作って食べたり、飲みに行くのも可

◆アクセス
すでに我が家を知っている人はオープン時間にいつでもきてください
知らない人はtwitterでダイレクトメッセージかPCにメールを送ってもらい、返信

この企画案のポイントは
・蔵書リストを公開すること
 →あるていど価値観や趣味が共通する人が集うはず。つながりができて面白い。
・特定の人に声をかけて来てもらうのではなく、待ちの姿勢で来たい人だけが来たい時に来る
 →偶然性によって想像していない化学反応が起きる面白さ

とはいっても、特定の人に声をかけて鍋やパーティーするとかしないと誰も来ないだろうな。でも、そうじゃなくて、あくまで待ちの姿勢でふらっと誰かが来て、偶然出会ってというような場に面白みがある。苦肉の策としては、毎回テーマを決めて来た人はそれに待つわる本や写真を見る。とかかな?そこからお互いに話すかどうかは雰囲気次第で。

ああ、やはり細部のツメが難しいし、ポイントなんだろうな。こんな空間があったら1度ぐらいは行ってもいいって人はどれぐらいいるんだろう?
空想で終わりそうな気がして来たなー。

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ひだまり

我が家には冷静と情熱の間がある。
それは日溜まり。

朝起きるとカーテンと窓ガラスの間が、太陽の光で暖かい。
寒々しい外と暖かい日だまり。
まさに冷静と情熱の間。
最近はその間にへばりつきながら、青空を見上げ、歯を磨く。
日の光を浴び何だか元気が体に注入される気がする。

本当にとてもぽかぽかして気持がいい。
暖房の暖かさにはない、ほがらかな暖かみが日溜まりにはある。
太陽の恵みはなんて生命力に満ちていて幸せなんだろう。

昔の家なら日だまりが軒先というか縁側だったんだろう。
窓ガラスとふすまの間にある板の間。
昔の家の構造は本当にすばらしいなと思う。

現代のマンションなどには、頭で考えて必要なものだけは十分に兼ね備えられている。
エレベーター、オートロック、エアコン、床暖房、食器洗い機、給湯器などなど。
けれど、絶対に必要じゃないけれど、心を豊かにしてくれる空間や作りはなくなってしまった気がする。
庭、外の洗い場、縁側、いろり、畳、欄間、床の間、神棚、仏間、土間などなど。
それに、現代のマンションは自然の恵みをありがたく活用させてもらうという設計思想ではなく、人間にとって「負」があれば「正」の作用をテクノロジーで作り出し、負を分からなくする(打ち消す)という考え方。
自然の恵みをうまく利用するのか、エネルギーやテクノロジーを使って現状をねじ伏せるかの違いはとても大きな差だと思う。

自然の恵みを受けられる、そんな空間がある暮らしが素敵だし、あるべき姿である気がする。

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芸大時代の友達の杉原さんの作品
僕も製作の手伝いを少しして、とてもいい思いで。
http://members.jcom.home.ne.jp/nobu.yuki/index.html

知らないものは愛せない

「知らないものは愛せない。」

この言葉を聴いた時に、ハッとした。
そうだ。
そうなんだ。

当たり前かもしれないけれど、
すごくベーシックで大切なこと。

先日のUTMFの説明会で、ゴールドウィンの三浦務さんが話されていた。

知らないものは愛せない。
だから、まず知らなきゃならない。
自然を知らなきゃ、自然を愛する気持なんて生まれない。

そんな話しがでて、すごくしっくり来た。

まあ、これは自然に限らず、音楽でも食でも仕事でも人でも、どんなコトでもだよな。
僕のポリシーでもある「まずどんなことでも自分でやってみる、行ってみる。」と考えてみれば一緒。
知るために、いろいろな事にチャレンジする。
あたりまえっちゃ当たり前。

でも、表現として「知る」と「愛」をつなげているところがうまいなと思う。

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文字を書くとは高度なことなんだろうなぁ

歯を磨きながらふと思う。
文字を書くとは高度なことなんだろうなぁ、と。

左手で歯を磨いている。左手で食事をしている。
右手で文字を書いている。

もともと右利きなのだが、左利きに憧れて中学だか小学校から左利きの練習を始めた。
当時は授業のノートも左手で書いていた。もちろん食事も左手。

しかし、文字はあまりすらすらと書けるようにはならなかった。
しかし、食事は問題なく食べる事ができるようになった。

それだけ文字を書くということは難しい事なんだろう。
おそらく手の動きが細やかで複雑という点と脳が活発に働かないといけないという点で。

そう考えれば、赤ん坊が覚える順番も何かを掴むとかを習得してから、文字を書くから、難易度的には文字を書くのが高度なんだろう。
当たり前なんだけど、ふとした気づきから、様々なものが繋がり根拠として確からしさを増して行く過程は面白い。

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一人一人の仕事がお互いを支えている

特定の環境で生活していると、当たり前であるはずのことが、分からなくなることがある。
それは田舎暮らしだろうと都会暮らしであろうと、関係なく。
昔の人は本当に知恵があり、物事の本質を見抜いていたんだなとつくづく思うが、まさに「類は友を呼ぶ」ということ。
同じような境遇の人ばかりだと、ついつい当たり前のことを見失ってしまう。

だから、特に自分では絶対になれない環境の人達から気づかせてもらうことは非常に大きな意味を持つからありがたい。
それは自分自身の至らなさであり、自分自身の信じて行動していたことの正しさを再確認するにおいて。
その他にも、ついつい忘れてしまう大切なことは、無数に存在する。

健康であることのありがたさ。
大切な家族のありがたさ。
自分がやっている仕事の意味とありがたさ。

例えば、数年前に旅したトカラ列島で気づかせてもらったこと。
トカラ列島は鹿児島の南にある群島で、50人から100人ぐらいが各島に住んでいる。
鹿児島からも離れており、週に1便か2便の船しかない。
ある意味で、その島で国をなすような、擬似的にそのように捉えられるまとまりである。

だからトカラでは一人一人の仕事がお互いを支えていることが明確だ。
人数が50人ぐらいで役割が明確だから。
ここでは仕事という表現よりも、生きてゆくために必要なこと(役割)と言った方が適切なんだろう。

小さな島は、その島内で完結している(少なくとも昔はほぼ完結していた)ので、こんなことが分かりやすい。
だから、お互いの関係が分かりやすい。
医者が偉いと勘違いする人がいる。
でも、医者が特別に偉いわけではなく、他の仕事の人と同じだ。
医者は病気の人の尊い命を救えるから、偉大だという。
でも、医者は病になった人を救うことしか出来ない。
一方で、農家は食べ物を作り上げ、医者よりも多くの人の命を養っている。
もちろん、医者は農家の人が作った食べ物をエネルギーに代えて診療しているのだ。
結局、どんな仕事であろうと、周りを支え、支えられているというシンプルな構造。
みんながみんなを支える循環。
これが小さな島だとそれぞれの役割とその恩恵を預かる構図がシンプルで分かりやすく、気づかせてくれる。

現代都市社会は様々な仕事や組織が複雑すぎてわかりずらいけど、結局はトカラと同じでみんなで支えているんだと思う。
直接相手が分かると感謝の気持がわきやすい、島の場合はそうだ。
でも都会では自分がサービスを享受しているコトを支えてくれている人が直接分からない。
だから感謝の気持が湧きづらい。

それが積み重なると社会として健全でなくなる。
人として健全でなくなる。

そんな一人一人の仕事が等しく大切であること、そして見たこともない人も含めて全ての人に感謝する気持ちを思い出させてくれた。

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