月別アーカイブ: 2010年12月

残り続けるガラクタ

引っ越しするんじゃないかってぐらい、掃除をしている。
掃除と言うよりも、部屋の片付け、整理と言った方がいいかもしれない。
そして、パンドラの箱を開けてゴミ捨て。
パンドラの箱とは押し入れのこと。

同じ部屋なんだけど、住人が変わったのかと見間違えるほど。
こんな大掃除をするのは引っ越して来て以来。
なんだか、引っ越して来た当時のことを思い出す。

そんな年末の大掃除をしていると、昔のガラクタによく出会う。
段ボールの中に入っている、ガラクタを見て、捨てようかどうかひとつひとつ判断している。

一人暮らしをして、4つ目の家。
引っ越す前は、毎回ガラクタを選別しているはずだ。

でも、なぜだか捨てられずに残り続けるガラクタがある。
それを残し続ける自分がいる。

前回は捨てなかったけど、今回は捨てるものがある、
一方で、今回も残すガラクタがある、

こうして残り続けるガラクタには、実は自分が何を大切にしたいかが現れているのだろう。
残ったガラクタを一度、ズラッと並べてみたいと思った。

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送信者 ドロップ ボックス

外に遊びに行ってばかりではなく、たまにはこうして家にいると部屋がきれいになっていいもんだ。
これで、2010年も終わりですね。
今年は岐阜で年越しです。

今年初めて出会った方、ずっと昔から仲良くしてくれている方、
毎日の様に頻繁にあう方、年に数回、今年はお会いできなかった方、
みなさん、1年間いろいろと本当にありがとうございました。
今年も1年間とっても楽しく健康に生活させて頂けました。
それでは皆様、良いお年を。
そして、来年また遊びましょう。

高速道路を走っている車内でしか生まれない会話ってモノがある。車は得意ではないけれど、それだけは好きだ。

高速道路を走っている車内でしか生まれない会話ってモノがある。
車は運転できないし得意ではないけれど、それだけは好きだ。

車の中に限らずその場所じゃないと生まれない会話がある。
緑の中にあるカフェのテラス。
沖縄の島にある民宿で夜空の下で泡盛を飲みながら。
山の頂上のテントから星を見上げて。

それぞれの環境でしか生まれない会話ってのが好きなんだけれど、車の中、特に高速って独特な気がする。

乗っているメンバーは変わらない。(基本は誰かが増えることも減ることもない)
居酒屋などのように、店員さんや周りの客のように他の人の影響もない。
席の配置的にお互いの顔を見ながら話すことは難しい。
もし事故が起こったら死ぬかもしれないリスクを共有している。
とても狭い密室の空間。
そんな状況で長時間ほぼ同じ姿勢で同じ場所に座っている。

だから普段話さないようなことが話題に上ったりする。
作ろうと思っても、二度と巡り会えない幸せな時間。

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一年てたったこれだけ

http://ja.wikipedia.org/wiki/365%E6%97%A5

ウィキペディアを見ていた。

上のリンク先にある一番上の数字の羅列。
12ヶ月すべての日付がある。

1年と言う期間が、たったコレだけで表現されている。
すくなっと思った。
それは、1ヶ月分しか見ない普段のカレンダーと無意識的に比較しているからなんだろうけれど。

ああ、時間と言うのはいろいろな見え方があるんだなと改めて感じた。

2010年もあと数日。
ありがと、2010年。
「たった」って言ったら、失礼だね。

送信者 ALASKA 2009

2010/01 アラスカ

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2010/02 八ヶ岳 北横岳

送信者 冬の利尻島2010

2010/03 利尻島

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2010/04 チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン

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2010/05 奥多摩 山菜採り

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2010/05 岐阜の畑にて

送信者 北岳と間ノ岳

2010/07 北岳

送信者 小笠原

2010/08 小笠原諸島にて

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2010/09 千葉県御宿 オーシャンスイムレース

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2010/10 木更津トライアスロン

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2010/11 L1グランプリ

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2010/12 Forget me not 2010@Rainy Day Books and Cafe

都内某所 潜入す 

緊急連絡が入った。
もちろん暗号化された状態で、携帯端末に。
まずは、周囲を気にしながら、解読する。

すると、都内某所で餃子が食えるという連絡だった。
これは国家機密級の情報であり、見た瞬間に身が引き締まった。

パラダイス山元さんという、「芸能界で餃子を作らせたら一番上手なのは、タモリかパラダイス山元だ」と言われるほどの方の餃子が食べられると言う。
なんと、この希少価値と言ったらそんじょそからじゃない。

まずは、パラダイス山元さんの多彩さだ。
それはまさに人間国宝級。

日本で唯一のグリーンランド国際サンタクロース協会公認サンタクロース
入浴剤ソムリエ
マン盆栽」(盆栽の鉢に、木や苔のほかにフィギュアを立てる芸術)の家元
ラテン音楽を中心に活動するマンボミュージシャン
元富士重工業(スバル)のカーデザイナー
そして、完全会員制の餃子専門店「蔓餃苑(まんぎょえん)」のシェフ

なんともスゴイ。

さらに、今回の蔓餃苑は、いつ行けるか分からない。
そもそも、完全会員制であり、パラダイス山元さんがオープンしようと思った時に、会員にメール連絡が来る。
それも、当日だとか。
すぐに予約しないといけないと席はとれないのだ。
それは、1組のみの予約で6人まで。

半年間オープンしなかったこともあるという。
臨時営業、通常閉店という何とも素敵なお店。
まさに奇跡の餃子。

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そんな「蔓餃苑(まんぎょえん)」に僕ら6人は某日、都内某所で集合し向かった。
そこは、小さくかわいらしくアルファベットでMANGYOENと書かれていた。
店と知らなければ、誰も入ることはないような店構え。
中に入ると、夢の国のよう。
いろいろなおもちゃや車などがところせましと並べられている。
もう、これだけでワクワク。
いろいろなモノを見ながら、これはなんだろう?の連続。

パラダイス山元さんにご挨拶をして、メニューを頂く。
頼み方は、上から下まで全部。
なんとも豪快な頼み方。
もちろんメニューは餃子のみ。

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まずは焼き餃子。
こんがりと飴色に焼かれた餃子が、大皿にずらっと並ぶ。
まずはみんな撮影タイム。
その後、ニンニク醤油とエビなどの具がたっぷり入ったラー油を入れて、タレを作る。
そして、餃子をつかみ、タレをつけてパクリ。
うまい。こりゃたまらない。
外の皮のパリパリ感。
中の具材のジューシーさ。
そして、ラー油の桜えびの香り。

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一瞬でなくなり、つぎはおかひじき餃子。
ゼナ入りキング餃子。これは栄養ドリンクのゼナが入っているという!
クオーターパウンダーはあんが肉のみで、肉のうまみたっぷり。
チーズクオーターパウンダーはチーズの濃厚さがたまらない。
海鮮水餃子は、スープもうまい。スープに特性のちょっと甘いたれを入れると絶品のスープに。
キーマカレー餃子はウズラの卵が上にのりかわいい作品。
締めのデザートももちろん餃子。あんこと栗が入り、上にはきな粉がかかる。
これがうまい。生八つ橋のよう。クリスマスが近いと言うことで、栗が入っているというセンスの良さ。

もう、お腹がはち切れる。
ごちそうさまでした。

最後に、「餃子のスゝメ」パラダイス 山元 (著) を購入。
この本を買ってレビューを書くと、蔓餃苑の会員になれるのだ。
そりゃ買うしかない。さらに、この本の充実っぷりと言ったら、そんじょそこらじゃない。
とてもおいしかった餃子のレシピを惜しげもなく公開しているのだ。
自宅でも作れる様にと、具材から焼き方、タレの作り方まで写真つき。
何だかオレでも作れるんじゃないかと思えてくる。

おいしそうな写真を見ていると、蔓餃苑で食べた餃子を思い出し、また行きたくなる。
でも、いつオープンするか分からないので、レシピを見ながらまずは餃子パーティーだ。

荻窪にある蔓餃苑は夢のある秘密基地みたいで空間も楽しめる。
そして、最高においしい餃子も楽しめる。
これが、いつ行けるか分からないというのが、また楽しさを倍増させてくれる。

最後に、パラダイス山元さんはすごいセンスの良い、素敵な方だと思った。
じっくりお話をしてみたらとても面白そうだ。

5月20日に向けて、学んだことを実践す

「量から質へ」というエントリーで書いたけれど、トレーニングの質を上げなければ一つ上の段階に行けない。
UTMFという大きな目標があるから、その日までの残り5ヶ月間を有効に使わなければならない。

ということで、ポラールトレイルランニングアカデミー@青梅に行ってきた。
講師は鏑木毅さん。まあ、ポラールの心拍計の営業のためのイベントなんだけど、実際に心拍系を使ったトレーニングや説明を受けられるので参加してみた。

参加してみて、思っていた以上に収穫が大きい時間だった。
今まで何年か山を走って来ているが、完全に独学で見よう見まねだったから。

まずは心拍に基づくトレーニングについての講義。

◆心拍トレーニング
【最大心拍数】
限界まで坂道ダッシュをした時の心拍数。まあ、それ以上は心臓が早く鼓動を打てませんよという値。一般に最大心拍数は「220ー年齢」と言われる。
今回、坂道をダッシュして測ったらオレは184だった。数式で計算すると、220ー27歳=193だから、今回測ったよりも少し高い数値が最大心拍数かなと思う。というのも、心臓が限界と言うよりも、足の筋肉が先に悲鳴を上げたから。おそらく、190ぐらいが最大心拍だと思う。

【スポーツゾーン】
スポーツゾーンとは最大心拍数に対する割合(%)を元にしてトレーニングを分類したもの。ようは限界に対して何%ぐらいの負荷のトレーニングかということ。

強度5:最大心拍数の90~100%(限界だー。ダッシュ)、効果は上級アスリートの瞬発力向上。オレの場合、171~190
強度4:最大心拍数の80~90%(きつい。坂道など)、効果は短いトレーニングセッションで最大運動能力が向上。オレの場合、152~171
強度3:最大心拍数の70~80%(普通。軽いジョギング)、効果は有酸素運動能力が向上。オレの場合、133~152
強度2:最大心拍数の60~70%(軽い。かなり遅いジョギング)、効果は基本的な持久力が増し、脂肪燃焼に効果。オレの場合、114~133
強度1:最大心拍数の50~60%(非常に軽い)、効果は運動不足の解消、体力回復のサポート。オレの場合、95~114

【LT値と効果的なトレーニング】
LT値とは、その点を境に乳酸値が一気に高まる心拍数のこと。LT値を越えると乳酸が一気に溜まって、疲労に繋がる。そこで、このLT値よりも下で動き続けると、長距離走り続けられる。さらに、LT値をトレーニングに寄って上げることによって、高負荷の運動をしても乳酸値が高くなりづらくなる。一般にLT値は(220ー年齢)ー(10~20)と言われている。オレの場合は173~183かな。

・LT値を上げるトレーニング
有酸素領域のトレーニング。有酸素領域とはLT値よりも低い心拍数の運動のこと。スポーツゾーンでいうと強度が3程度の運動を長時間することによって、LT値を上げることが出来る。これによって、高負荷の運動をしても乳酸が溜まりづらくなる。登り坂など心拍が上がるところでも、疲労がたまりづらくなる。

・LT値以降の乳酸値アップの度合いが緩やかになるトレーニング
無酸素領域のトレーニング。これは、LT値を越えてしまうと乳酸値が一気に上がるんだけれど、その上がり方を緩やかにするトレーニング。このトレーニングはLT値よりも心拍が高いトレーニングで、スポーツゾーンでいうと強度4、5のハードな領域のもの。

◆鏑木さんのトレーニング

【コンバイントレーニング】
横軸を心肺負荷の大小。縦軸を筋力的負荷の大小のグラフで考える。
すると以下のような4つのゾーンに分かれ、それぞれに当てはまるトレーニングがある。
A、筋力負荷が大、心肺負荷が大
 トレイルランニング、スピードトレーニング
B、筋力負荷が大、心肺負荷が小
 階段トレーニング、ヒルトレーニング
C、筋力負荷が小、心肺負荷が大
 自転車、クロカンマシーン、水泳、スピード走
D、筋力負荷が小、心肺負荷が小
 ジョギング、ウォーキング

このようにA、B、C、Dのトレーニングをミックスしてやることをコンバイントレーニングという。
例えば、A、筋力負荷が大、心肺負荷が大のトレランをやると、筋肉疲労も心肺疲労も大きい。筋肉疲労は翌日も続くが心肺疲労は翌日までは続かない。そこで、翌日は筋力負荷の小さい水泳や自転車などをする。すると、筋力へのダメージは少ないが心肺のトレーニングにはなるので、心肺強化がはかれるというもの。

さらに、ミックスすることによって、ボディーバランスも取れるし、トレーニングが飽きないというメリットも大きい。

【期分けによるトレーニング】
8月にメインレースがあるとすると、その9ヶ月前から本格的なトレーニングを開始されるそう。僕らみたいに9ヶ月も期間がとれない場合は、練習のメニューそれぞれの期間を短縮してやると良い。

9~5ヶ月前:体脂肪燃焼サイクルの構築トレーニング、心拍数は220-年齢×0.7ぐらいの負荷のトレーニング。スポーツゾーン強度3
4~3ヶ月前:動的補強、心拍数は220-年齢×(0.7ー0.8)ぐらいの負荷のトレーニング。スポーツゾーン強度3、4
2~1ヶ月前:高心拍・高負荷、心拍数は220-年齢×(0.7ー0.9)ぐらいの負荷のトレーニング。スポーツゾーン強度4、5
当月:スピードトレーニング、直前は体を休める、心拍数は220-年齢×(0.7ー0.8)ぐらいの負荷のトレーニング。スポーツゾーン強度4

体脂肪燃焼サイクルの構築トレーニング
人間のパワーは糖と体脂肪の2つがある。走っている最中に補給するような糖だけでは、後半ばててしまう。そこで重要になるのは、体脂肪燃焼だ。体脂肪燃焼サイクルを構築すると荷物も少なくて効率が良いし、後半にもバテにくい。かなり、ゆるいトレーニング。LSD(ロングスローディスタンス)のような、かなりゆっくり目で楽しく走る。すると体脂肪をエネルギーに代える体になるのだとか。これによってLT値を上げることも出来る。

動的補強
体脂肪燃焼サイクルの構築トレーニングは激しい運動ではないため、体の動きも小さいことが多い。そうすると、体の動きが縮こまってしまう。そこで、おもいっきり体を伸ばしてやるようなトレーニングをやる。大股でジャンプして走るなど。体のバランスと筋力を同時に調整し走りの効率性を高めるトレーニング

高心拍・高負荷
かなり追い込んだトレーニング。キツいトレイルを走り込んだり、坂道を走り込むなど。

スピードトレーニング
最後にスピードトレーニングをして、体を呼び覚まして、レースへの準備をさせる。

◆鏑木さんのトレイルを走る時のアドバイス
【登り】
登りは内股に力を入れて、お尻の筋肉を意識して登る。がに股にならない様に気をつける。
大股でなく小股で登る。
走って、歩いて、走って。歩いて心拍が下がったらまた走るという繰り返し。
少し前傾姿勢で、背筋は伸ばす。
猫背になると背中の筋肉を痛める。
背中の筋肉痛にならないためには、腹筋と背筋をやると良い。

【下り】
下りはリズムよく降りて行く。
トップ選手は直線で下って行く。

【その他】
レース前は当たり前だが禁酒
白い米など炭水化物に頼らない。玄米を食べる。白いパンも食べない
終盤でもジェルを少し取ることによって、意識レベルが上がって良い。
UTMFは70キロや100キロのトレイルレースとはレベルが違う。
UTMFを完走するためには、月に1、2回5時間~10時間近く動き続ける(スポーツゾーン強度3)訓練が必要。走らなくてもよく、10時間歩き続ける訓練。
UTMFはレースと言うよりも富士山を360度から見ながら、ロマンを感じる旅と思ってほしい。

◆ついでにトレイルコースについて
・4月の高水三山の大会で使うトレイルコースの一部。青梅駅を南へ出て、大通りへ。右(西)へ曲がって進み、青梅市民会館を越え青梅坂下交差点を右折(南へ)。すると坂道があって、トンネルの手前に、左側(西側)に階段がある、そこを入るとトレイルに。そこからは、青梅丘陵ハイキングコースにつながる。三方山、などを越えて高水山まで行ける。

◆今回のオレのデータ
最大心拍数:184(本当のMAXは190ぐらいだと思う)
安静心拍数:63(普段プールで測ると58ぐらい)

今回のトレイルでは最大心拍:181
今回のトレイルでは平均心拍:140

◆5月に向けてのトレーニングメニュー

12月~2月:体脂肪燃焼サイクルの構築トレーニング、心拍数は2133~152のトレーニング。かなりゆるいジョギング。ゆっくり走ることを意識して、長めの距離20キロを2時間30分~3時間で。月に1度は5時間のゆっくりジョギング。
3月:動的補強。心拍数は152~171。普通のスピードでランニング。10キロ1時間切るぐらい。20キロで2時間強。体を大きく動かすジャンプしながら走るなど。ゆるいトレイルラン。フルマラソンの距離を普通のスピードで走る。4時間前後。
4月;高心拍・高負荷。心拍数は171~190。スピード走。坂道ダッシュ。スピード出してトレイルを走る。フルマラソンを3時間30分程度。
5月:スピードトレーニング、心拍数は152~171。スピード走などをやる。直前は体を休める。かるいジョギングなどで体の疲労をとりリラックス。

送信者 ドロップ ボックス