2年前に冬の雲取山に行き、そして北八ヶ岳に行き、今年は講習で技術を習おうと思っていた。いろいろ調べて、「ツェルマット・アルピニストスクール」で赤岳の講習に参加した。基本的な技術を習いながら、赤岳に登頂するというコース。
まずは新宿駅に8時に集合して、講師の方の車で小淵沢に11時頃着。そこで、現地集合の2人が加わって、コンビニで食料を買って、登山口に。
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初日は赤岳鉱泉がゴール。
たいした距離じゃないし、難しい場所もないので普通に登る。
ただ、今年初めて雪の上を歩くので感覚を取り戻しながら。
赤岳鉱泉にはあの有名なアイスキャンディーがあり、みんなアイスクライミングの練習をしていた。
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赤岳鉱泉につくと、15時をすぎていたので、今日は部屋の中でロープワークの講習。
ダブルエイトノット、ムンターヒッチなどを習う。
ロープひとつで様々な使い方が出来るのにはいつも驚く。
ロープワークは何をするにも身につけておくと便利。
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そして、夕食。
クリスマスと言うことで、ロールケーキが出た。
雪に囲まれた山の上にクリスマスと言う概念があったとは。
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この山小屋は飯が豪華。
とても大きなホッケの塩焼きと鳥肉が入った鍋。
お腹いっぱい。
デザートのケーキもあるし。
とてもありがたくて、全部頂いたのだけれど、やはり違和感がある。
自分で担いでこなかったし、この山にある物を食べたわけでもない。
ヘリコプターで荷揚げされたであろう、食料を頂いている。
なんだか、矛盾してるよな。
自然のあるがままを受け入れる(受け入れなければならない)はずの、山登りと言う行為において、真逆のことが当たり前の様に行われているという現実。久しぶりに小屋&食事を頂いて、出来るだけテントで自炊にしようと改めて思った。そんなことを考えながら、7時過ぎには眠りについた。
窓際ではなかったので、そんなにも寒くなかったが、夜中に何度も起きた。
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翌朝は6時前に起きて、準備。
6時30分に朝食。
今日は最初からアイゼンをつけて、登り始める。
登りながらアイゼンワークやピッケルの使い方を教えてもらう。
途中、雪が深いところもありキックステップで頑張りながら登る。
青空は見えなくて、終始曇り空。
晴れると最高に気持いいけど、仕方ない。
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途中からザイルをつないで登る。
少し風も吹いたけれど、煽られるほどではなく、特に問題もなかった。
そしてはしごを登って山頂に。
曇っているので景色は見えず。
頂上付近の気温はマイナス20度ぐらい。
バックパックに入れてあった水もしっかり凍っていた。
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天候が悪化するといけないので、すぐに下山。
滑り落ちるのが危険なので、アイゼンをしっかり雪に食い込ませて、ピッケルで支えて降りる。
行者小屋でラッセル訓練、滑落停止訓練をする。
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南沢を下る時は、気楽なので講習参加者といろいろと話しながら。
みんな山が好きだったり、アウトドアが好きなので話しが盛り上がる。
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無事に赤岳山荘まで降りて、一休み。
片付けをして延命の湯で日帰り温泉。
さっぱり。
7時に小淵沢を出て9時に新宿着。
帰りの車では講師の桑原さんの登山歴を聞いたり、アウトドアウェアの話しをしたり、とても勉強になった。
今回の講習に参加したメンバーの方は凄く気さくで楽しい時間が過ごせた。
そして、雪山登山のノウハウを少し学べたので、今後もこつこつと勉強して行きたい。
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◆概要
登山教室;ツェルマット・アルピニストスクール
講師:桑原さん
講習費用:3万円(往復の交通費、講習費用含む)
日付:2010/12/25-26
天気:曇り
最低気温:マイナス20度前後
宿泊:赤岳鉱泉 1泊2食付き 9000円
◆コース
12/25
美濃戸口・赤岳山荘
赤岳鉱泉(宿泊)
12/26
8:00 赤岳鉱泉
行者小屋
北沢
文三郎尾根
11:30 赤岳山頂
13:30 行者小屋
滑落停止訓練
南沢
16:10 美濃戸口・赤岳山荘
◆学んだこと
ピッケルは常に山側に垂直につく
アイゼンは全ての歯で足をつく 登りはキックステップ 下りは踵から前足の順につく。山側の歯をネジコム感じ
滑落停止の基本はピッケルを胸の前に。ピッケルの歯を右手にして上にする。左手は下にして、ピッケルは斜めに。
頭から落ちたり、仰向けに落ちても回転して基本姿勢になる。
いろんなものが凍るので気を付ける(おにぎり、コンタクト、飲み物、)
結び方ロープワーク(ダブルエイトノット、ムンターヒッチなど)
おにぎりは凍るのでパンがいい
テルモス(暖かい飲み物は大切。暖かいのみののが飲みたいと言うよりも、凍らないから飲めるというのが重要)
コンタクトにサングラスはまあまあいい。(風はほとんど入ってこない)
前のジッパーだけで温度調整は問題なかった。
◆買うもの
・カラビナ買う
・ピッケル用にシュリンゲ(ダイニーマ)
・オーバー手袋にヘアバンドでつけて腕から落ちない様にする
・ハーネス買う
・コンデジをバッグの肩につける(いつでも取り出しやすい様に)
・目だしぼう買う
・ロープを二本買う(6mmの1.5m2.5mがあると何かと便利)
◆ウェア
(実際に着て登ったもの。寒くもなく暑くもなく。汗をかいた時は前のジッパーで調節してちょうど良かった)
上着
コンプレッションウェア(ジェイハンナー) 長袖 (汗がすぐに乾くのとフィットしていると保温効果が高い)
速乾性長袖シャツ ロウアルパイン
フリース
アウトドアリサーチのソフトシェル
タイツ(ヒートテック ユニクロ)
速乾性パンツ ロウアルパイン
雨具 モンベル
靴下は厚手
登山靴(モンベル アルパインクルーザー3000)
ネックウォーマー
帽子 耳当て付き ロウアルパイン
コンタクトレンズ
サングラス(クリップサングラス)
うすで手袋 プロモンテ
オーバー手袋 ブラックダイアモンド SOLOIST
◆持ちもの
デジカメ LUMIX
時計 BARIGO
水筒 テルモス
ピッケル グリベル
アイゼン (グリベル エアーテック ニューマチック 12本縦走用)
ストック
ヘッドライト40ルーメン(Petzl)
ヘッドライトの予備電池
カラビナ2個
バックパック30L(ミレー)
山の地図(ビニール袋に入れて)
タオル
方位磁石
コンタクトレンズ
ダウンジャケット(LoweAlpine)
オーバーパンツ(風よけ用:コロンビア)
予備Tシャツ(マウンテンハードウェア)
予備の靴下
予備のパンツ
ウェットティッシュ
ホッカイロ
歯ブラシセット
コンパクトデジカメ 乾電池の予備も持っていく
デジタル一眼レフ 充電を忘れない
デジタル一眼レフの予備電池
一眼レフの望遠レンズ
眼鏡ケース
クリップサングラス
携帯(ドコモは繋がった)
財布
スイカ
iPod(音楽プレイヤー)
文庫本1冊
◆食料(赤岳鉱泉で夕食、朝食をとったので食料は少なめ)
おにぎり3個
ビール 500ml 1缶
板チョコ
チョコのお菓子
チョコチップパン
カロリーメイト1箱(非常食)
スポーツドリンク500m
水500ml
・今回は持っていかなかったけど、場合に寄っては持っていくもの
室内用ズボン(モンベル)
レインウェア(モンベル)
ハイドレーション(モンベル)
Platypus 2.5L
カメラの三脚
レリーズ