日別アーカイブ: 2010/5/16 日曜日

陸、水、空。そしてカヤック。

道を走り山を走り、山に登り、日本各地、世界各地を旅した。「陸の世界」はいろいろな所を訪れた。
「空の世界」への想いも以前から強くて、鳥人間コンテストには本気で出たいと思っている。スカイダイビングも試してみたことがある。気球にも興味があって、熱気球の大会を見学しにいったこともある。最近はパラグライダーがやりたいなと思っている。いつの日かやる時が来るのだろうか。

そして、「水の世界」。昨年から水泳を始めた。小さい頃は泳いでいたけど約10年ぶりに。そうしたら、いつの間にか「水の世界」にも惹かれていた。プールでは飽き足らず、海を泳ぐ、素潜りにも興味がある。今年の夏は海を2キロ泳ぐ大会にも出ようと思っている。

さらにカヤックっていいなー、とこの2ヶ月ぐらい思いはじめている。以前からカヤックには何度か乗ったことがあったけれど、このごろ自然の中で遊ぶことが増え、改めてカヤックの楽しさを夢見るようになっている。動力に頼らない静けさ、あのゆったりとした時間の流れ、水面を這うような視線からみる世界が心地よい。

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水の世界を滑るように移動するのに適した道具がカヤックだと思う。やはりカヤックは人力という手段が魅力的に映る。今から3年程前になるけれど、ホクレア号がハワイから日本まで動力を使わずにやってきた。この時、横浜港まで見に行ったけれど、こうしたこともカヤックに魅力を感じる理由だろう。そして、琉球で昔から使われている「サバニ」にも興味をもった。こうした背景もあって、カヤックに行き着くのは自然な気がする。

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こんな感じで、陸、水、空。それぞれに興味があるけれど、今回は水の話し。フォールディングカヤック(折りたたみカヤック)に乗って、北海道でゆったりと川下り、西表島でマングローブをかき分けて、なんて想像するだけで楽しそうだ。さらには、アラスカで川下りをすれば、歩いては行けないような場所に入っていける。そう考えていたら、星野道夫さんもフォールディングカヤック(折りたたみカヤック)でアラスカを旅していたことを思い出した。関東地方だってある。富士五湖、那珂川、中禅寺湖、最上川、その他にもカヤックをしてキャンプをするというスタイルで楽しめそうな場所がいくつもある。

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まずは、フォールディングカヤックを試してみるということで、群馬県の水上(みなかみ)まで水泳の師匠である前田先生と行ってきた。阿佐ヶ谷を始発で出て、水上駅へ向かう。いい場所だ。水上駅に近づくと綺麗な川が流れ、新緑の鮮やかな緑で溢れていた。この辺りの駅でふらっと降りて散歩するだけでも気持良さそうだ。駅に着くと、お願いしてあったハッピーカヌーの松田さんが迎えにきてくれていた。目指すは、洞元湖。車で40分程度で、到着。カヤックはモンベルが販売しているALEUT380T。鮮やかな赤色の船艇だ。いろいろと質問しながら、ライフジャケットをつけたり、シューズを履き替えて準備。

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さて、入水。フォールディングカヤックは布でできているので、底が思ったよりも柔らかかったけれど、今まで体験した折りたたみでないカヤックとさほど違った点はなかった。やはり、湖をスイスイと進んでいくのは気持がいい。新緑の鮮やかな緑も最高だ。ダムの水を放水していたので流れがあって、真っすぐ進むのは難しかった。やはり練習が必要だ。ラダーがあった方が操作はしやすいなと実感した。あと、もらったアドバイスとしては最初に組み立てる時に無理矢理やらないように気をつけるのが重要らしい。布なので伸びてしまうとカヤックのバランスが悪くなったり、真っすぐ進まなくなるので、最初は組み立て方をしっかりと習ってやるといいみたい。あとは、折りたたみとは言え重いしかさばるのでどうやって持ち運ぶかだけど、郵便局の局留めで日本全国2000円程らしいし、クロネコなどでも集配所留めで送れるようだ。

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カヤックをこぎながら、小さな砂浜に上陸。動物が食べたクルミの殻を見たり、色々な植物などを観察。カヤックでしか来れない場所を歩いて、観察するのはとても楽しい。半日のカヤックを終えて、水上名物になった地獄うどんを食べて帰宅。

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