月別アーカイブ: 2010年6月

髪の毛というよりも頭皮に関す不思議なこと

僕は髪の毛が短い。
理由は簡単で、髪の毛が長いと何かとめんどくさいから。
長いと髪の毛が乾くのに時間がかかる、目に毛が入る、寝癖が付く、毛が抜けて部屋のゴミになる、そして何と言っても暑い。
髪の毛が長いことにメリットをあまり感じない。
だから坊主にしている。
全ては、めんどくさがりやなのが理由だ。

そんな俺が走ると頭から汗が滴り落ちてくる。
髪の毛が長くないので、汗が止まっていないのだ。
逆に髪の毛が短いので乾きやすかったりもする。

そんな髪の毛なのだが、汗をかくと髪の毛が痒い。
厳密に言うと毛ではなく、頭皮が痒い。

髪の毛が長い時よりも頭皮が痒い気がする。
髪の毛が短いとすぐに乾くから汗や熱気がこもらない。
だとすると、長髪より短髪の方が頭皮は痒くないはずである。
それが、長髪の時よりも痒い。

なぜだ?
長髪から短髪にしたタイミングで偶然にも体質が変わり痒くなりやすくなった。
ということは考えづらい。

とすると短髪の方がなぜ痒いのか?
直射日光に頭皮がさらされているから、軽度の日焼けをして痒くなるのだろうか?
頭をさわれば頭皮に直接触れる、手の最近が頭皮に付くのだろうか?
空中を飛んでいる物質が、頭皮に直接付着するからなのだろうか?

考えても分からないし、汗をかいたらちょっと痒いなと思う程度だから、今夜は寝るとしよう。

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長距離を走る理由「自分との対話」

山にしろ道路にしろ長距離を走る事をしている。
昨年から始めた水泳も同じような要素が多い。
ずっと一人旅しているのも、この理由からだ。

「自分との対話」

自分との対話をするために、走り、泳ぎ、本を読み、文章を書き、写真を撮り、旅をしている。
もちろんそれ以外にも理由があるが、全てに共通する根底を流れるものだ。

「自分との対話。」
自分の何と対話しているかと言えば、肉体であり、精神である。
そして、自然と対話し、社会や文化と対話し、人間の原初の感情と対話する。
走ることによって、様々なことを考え、感情を捉え、それら全てを自分の中で整理する。

特に長距離を走っていたり、知らない国を旅していると、感覚や感情の全てが繊細になる。
長距離を走っていれば、肉体が敏感になり体の少しの変化にも気づくようになる。
肉体を長時間に渡って極限に追い込むので、足の小さな痛みや変化に気づき、今どうなっているのかが想像がつく。
まるで、小さなものを虫眼鏡で見て、ハッキリと見えたときのように。
普段は気づかない肉体と精神に気づく事が出来る。

これは、肉体だけではなく精神においてもだ。
もうダメだと思ったときの感情、自分が諦める瞬間の心などが増幅されて現れてくる。
自分の精神の弱さと強さ。

知らない文化や言葉の国を旅すると、分からない事ばかりだ。
その国の人にとっては当たり前の事でも、知らない旅人にとっては全てが驚きの連続だ。
だから、自分のアンテナがピンと張り、センサーは繊細になる。
これは欧米なんかよりも、現代日本とはできるだけ接点が少ない国の方が、敏感になる。
こんな文化があるのか、こんな習慣があるのかと。

そんな「自分との対話」

そう言ったことをしていると、動物としての本能が呼び覚まされ、肉体と精神と対話する。
山を走れば自然が見えてくる。少しの変化に気づく。動物の足あとに、口に入れる野草の不安、食べる事の意味を考え直す。動物としていく抜く事を考え直す。

そして、100キロも走っていると、人間の本能がむき出しになる。
些細な事で苛立つ人、自分が限界に達していても相手に声援を送る人、自分は走らないけれどドリンクや食べ物などを提供し精一杯応援してくれる人。
人間の感情に出会える。

真っ暗な夜道を1人で歩いていると、遠くの足音に敏感に気づく。これと同じ原理だ。
現代社会では、こういった環境を意志を持って作り出さないと、自分との対話の機会がなかなかない。

極論かもしれないが、ひきこもりも長距離走も一人旅も一緒だと思う。その現れ方の違いだけだ。そう言うわけで、僕はああだこうだ無駄なことを考えて、楽しんでいる。

こんな偉そうなことを書きつつ、最近走ったのはいつだっけ?と思うぐらいだ。水泳10に対してランニング1ぐらいだな。たまには走りに出かけよう。

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見たい夢を見る

実は見たい夢を見ることが出来る。確率にして5割程度だろうか。空を飛ぶ夢を見る人は夢をコントロールしやすいとか、明晰夢を見る人も同様であると聞いたことがあるけれど、真実のところは知らない。さらに、怪しい世界に入り込みたいと思っているわけでもない。今までの経験上でなんとなく自分の中で気づいた方法にすぎない。

先日書いた「はやぶさ」の記事で「今夜はなんだか希望に満ちあふれた夢を見れそうだ。」と締めくくった。はやぶさの帰還に興奮し、もういちどあのドキドキを味わいたいと思った。テレビのニュースで再度見ても、最初に見たようなドキドキは味わえない。野球の結果を知っているのに、試合の再放送を見ても盛り上がれないように。でも、夢の中であれば、最初に見たときと同じように興奮する。いや、現実よりもよりリアリティをもつかもしれない。そんなこともあって、はやぶさの夢を見れたらなと思っていた。そこで、夢を見るための準備をして床についた。

僕の夢を見る方法はいたってシンプルだ。

◆見たい夢を見る方法

・寝る少し前に(直前ではない)、見たい夢のことを”ちょっとだけ”考える。
・思い詰めるように考えるのではなく、なんとなくぼんやりと。

すると、夢に出てくるのだ。

科学的に考えれば、夜寝ている時にその日に起こった出来事(情報)を整理しているという。寝る少し前にぼんやりと考えたことは、その日の最後の情報になる。だから寝ている間に処理されるのも最後、すなわち明け方だ。よって、夢に出てくる順番も最後の方だ。

人間は一晩で夢を4、5つぐらい見ていると言う。ノンレム睡眠とレム睡眠の周期で夢がやってくるのだ。毎晩こんなにも夢を見ているけれど、夜中に熟睡しているときの夢は覚えていない。でも。明け方に見る夢は、目が覚める直前で覚えている可能性が高いのだ。僕の方法はこの時に、夢に出てくる状態を意図的に作り出しているのだ。

こんな風に言ってしまうと、当たり前でつまらないけれど、見たい夢を見れるのも悪くはない。

それで「はやぶさ」の夢の内容だけれど、真っ暗な夜空に閃光を放ち「はやぶさ」が地球に戻る瞬間を草原で見ていた。なぜだか一緒に見ていたのは仕事仲間だった。はやぶさが去った後の夜空には、オーロラが瞬いた。緑色のオーロラに続いて赤色の強いオーロラも空を舞った。現実に見ているかのようにリアリティーがあり、美しいオーロラを楽しんだ。そして、目が覚めた。目が覚めた時に、「何だ、夢だったのか」とショックを受けるのではなく、「良い夢を見れたな」と朝から幸せな気持になれた。

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日本代表おめでとう

南アフリカワールドカップの日本代表初戦が行われるというので、ちゃっかり見ることにした。周りからはワールドカップとか見なさそうと思われているけれど、実は見ます。とは言っても、サッカーに詳しいわけではなくて、ワールドカップ限定のにわかファンです。

そんなレベルなので、前回のワールドカップに出ていた稲本選手、中村俊輔選手、中沢選手あたりしか知らなかった。本田選手、松井選手、遠藤選手などの名前は聞いたことがあっても、名前だけで顔も分からなくてイメージがわいていなかった。でも、1試合を見ただけで、本田選手、松井選手、遠藤選手などのことを分かった気にさせてくれる。分かったと言うか、実体が見えなかった「気体」だった物体が「液体」になって目で見えるようになった感じ。

それらの選手に関する知識は昨日までとほとんど変わってはいないはずなのに、分かった気にさせてくれる。それは映像の凄さだと思う。やっぱり映像で見ると日本代表を分かった気になれる。そして、感情移入をして応援することが出来る。そんなこんなで、カメルーン戦を楽しんでみさせてもらった。やっぱり勝つと言うことはすばらしい。次のオランダ戦も楽しませてもらおう。

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60億キロの旅

7年間の長い旅。
60億キロと言われても正直ピンとこない。
地球と月の往復8000回分と言われてもなお、想像がつかない。
けれど、夜空を見上げて想い描いたことしかない「宇宙」を旅して戻ってきたというだけで、夢を見るには十分な気がする。

送信者 いろいろ

(撮影:KAGAYA氏)

長旅にはアクシデントがつきものであるのが常であるように、はやぶさも苦労をしたようだ。
2003年5月に地球を出発して、同年11月に地球から3億km離れた小惑星「イトカワ」に着陸した。そして、砂などの採取を行ったようだ。けれど、離陸後に燃料漏れで制御不能になり、通信も完全に途絶えた。なんでか分からないけれど、旅では「必然のような偶然」や「出会い」、「奇跡」が良くあるように、はやぶさにもそれが起こった。そして2007年に地球への帰路についた。今回3年遅れの帰還になった。

月よりも遠い小惑星にたどり着いて、地球に軟着陸したのは史上初だったようだ。なんだか、遠い宇宙の夢を持って帰ってきたようで、ワクワクする。オーストラリアの砂漠で回収され、日本に帰ってくる。遠足は家に帰るまでが遠足であると言われるように、日本に戻ってきて興味深い発見があればと思う。

地球に帰還する瞬間はustreamで生の映像を見ていた。その時、真っ暗な夜空に閃光が走った。生中継をしている人たちのワクワクしている声、準備に戸惑う様子、ハヤブサが大気圏に突入し光を放ったときの歓声、見ている僕も興奮した。今夜はなんだか希望に満ちあふれた夢を見れそうだ。

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JAXA撮影(無事に地球に戻ってきた)

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