無人レジ体験

阿佐ヶ谷の西友に行くと、「無人レジ」が設置してあった。試験運用とのこと。こういったものはとりあえず使ってみたいタイプ。SEIYUはウォルマートの資本下に完全に入ってから、いろいろと積極的な取り組みをしているみたい。昨日と今日の新聞にも出ていたが、他店よりも高ければ割り引く制度。これはよく家電量販店がやっている、他店より1円でも高ければその価格より安くします!という最低価格保証制度。この制度がスーパーにまで広がったのだ。

SEIYUはそんな制度を大手スーパーではいち早く導入したり、無人レジ(自動レジ?)の導入など。そこで無人レジをさっそく体験してみた。見た感じは黒くて角張っていてごっつい。いかにもアメリカの機械という感じで、プラスティックの質感も粗い感じが米国を想起させる。いかにも、アメリカのウォルマートで導入している無人レジ機を言語だけ日本語にローカライズしたという印象。そんなレジが2機設置されていた。有人レジには行列ができているのに、無人レジは列ができていなくて、あまり人気がないようだ。

現在は試験運用なので5点程度の購入までの人を対象に実施中。バーコードをかざして、スキャンする。スキャンし終わるとタッチパネルで支払いをタッチ。それから、自販機のようにお金を投入する。おつりとレシートが出てくる。まあ、いたってシンプルな仕組み。ただ、30%引きの商品などには対応していないようで、職員の方が自分のIDを使って、対応している。

この無人レジだが、レジの混み具合の解消にはならないんじゃないかと思う。スーパーのレジ係の人はかなりのスピードでスキャンしているが、お客がスキャンなどがもたついている。慣れていないからなのだ。具体的には袋にあるバーコードはすぐに読み取れず、袋を伸ばしたり、どこにバーコードがあるか分かりにくい商品はバーコードの場所を探して時間がかかる。さらに、ジャガイモとか魚とかの場合もバーコードがないので、タッチパネルから探すことになるし、割引の操作も迷うだろう。時間の短縮と言う面では自動レジは効果があまりないと思う。ついでに、もう一つのリスクとして、万引きによる被害のリスクもぬぐい去れないだろう。

一方で、人件費の削減にはつがると思う。無人レジ機さえ設置すれば人件費はかからない。さらに、有人レジよりも多く無人レジを設置すれば、お客さんのスキャンなどの遅さもカバーできるのかな。まあ、そのあたりを検証しているんだろうと思う。

とりあえず、若い世代が多い店舗から無人レジを導入すれば比較的スムーズに導入が進むんだろうけど、スーパーという特性上若い人ばかりが来店する店舗も少ないのだろう。ついに日本でも無人レジが導入されるのか、と驚いたのでメモ。

こんなスーパーのテクノロジーにも興味を持つけど、近所の八百屋でおつりを「はい、40万円ね~」と言う親父さんも大好きです。

PS.光回線なのに回線速度が異様に遅くいため、写真がアップできない。。。光は高いし、年明けぐらいにADSLに変更しようかと思う。

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