日別アーカイブ: 2008/12/12 金曜日

小食になった

GW沖縄に行った時、小食だった。飯もうまいし、何かしら動いているので、腹は減ってたくさん食えるはずである。

なぜだろうと、ずっと気になっていた。体調が悪いのかとも考えたが、すこぶる元気だった。GWも終わり、東京に戻った。東京でも食べる量が減ったままだった。以前のようにたくさん食べなくなった。人生における食欲旺盛な時期は過ぎ去ってしまったのだろうか。あれだけ、ハイカロリーを求め、たくさん食べたくてしかたなかった時は終わったのだろうか。そういう年齢なのだろうか。

つい先日、年を重ねたことを思い出した。と、これは5月に書いた文章。

それから、食べる量は少し増えたかなと思っていた。しかし、ここ2ヶ月ぐらいまた小食のようだ。小食といっても、拒食症になるとかそう言ったレベルではなく、僕が食べていたピークの時よりも減ったと言うだけなのだが。最近の小食は弁当が原因だと思う。弁当にしてから、昼間に食べる量が減った。

今まではずっと昼飯は外食だった。昼飯はだいたいがご飯おかわり自由。おかわりには弱い。おかわりをついついしてしまう。2杯おかわりする時もざらにあった。しかし、弁当にしてからは弁当箱に入っている量しか食べない。2段重ねのお弁当箱には下の段にご飯、上の段におかず。下の段にはちょうど1合のご飯が入る。これだけなのだ。1合食っているのに、小食になるということは、昼飯を外食でおかわりをしていた時は、ご飯を1合以上食べていたことになる。さらに、お店で食べると油っぽい、さらにはメインがお肉や揚げ物が多い。一方で弁当は野菜中心で揚げ物は冷凍食品でたまに唐揚げを使うぐらい。この決まった量の弁当を食べることによって、小食になっていった。胃袋が小さくなっていったのだろう。

ダイエットなんてしたいとも思ったことはないが、このように食べる量を弁当箱で規定すればダイエットができるのではないか。様々なダイエットがあるから、こうした方法論も有名なのかもしれないが、弁当箱というもので食べる量を一定にしてしまい、それ以上食べない習慣を付けてしまえば、自然と無理なく瘦せていくんだと思う。ここでも思うが、「型は行動を規定する」。型は人間の胃袋のサイズまで変えてしまう。型というものは本当に重要だなとつくづく思う。

さらに、弁当を作りはじめたときは、夕食まで家で作るつもりはなかった。しかし、弁当を作りはじめると夕食も作るようになった。食材が余るのがもったいないから、自然と夕食も作るようになった。一つのことを始めると、関係性のあることも始める。どんなことでも、何かと繋がっているので、ひとつのことを始めたら、別のことにも影響を与える。

ひとつのことを始めるということは、大いなる広がりへの第一歩なんだろう。ひとつのコトを始めた後に存在する、まだ見ぬ出来事に夢を抱きつつ、まずは第一歩を歩み始める、それが人生である気がする。