月別アーカイブ: 2010年11月

たった1通のメールで小笠原の夏が蘇る

数年前に旅先であって、今もちょくちょく会う友達。
お互いの人生においてそれぞれ大きな意味を持った旅。
飲みながら当時の記憶を共有する。
お互い強く覚えていること、共に苦労したこと。
僕は忘れていたけれど友達の話しを聞いて強烈に思い出すこと。
自分1人では思い出せなかった記憶。
思い出せない記憶。
もう何年も経ったはずなのに、あの時にインドを旅した時が鮮やかに蘇る。

南米であった。
何度も会った。
ナスカの宿が同じだった。
片田舎の小さな村でばったりあった。
プーノのバスで偶然一緒になった。
最後はウユニ塩湖のど真ん中で再開した。
連絡先を聞くのは野暮だとおもって聞かなかった。
数年後、浅草でばったり会った。
「ペルーで会った」あの声は今も耳から聞こえる。

中国の砂漠を共にした。
彼は世界一周を始めたばかりであった。
何もない砂漠で二人夕日を見た。
日が落ちると暗くなり、気温は一気に下がった。
天には無数の星で溢れかえった。
砂漠で寝転がりながら語り合った。
また、翌日も同じ場所にいた。
彼が世界一周を終え、日本であった。
10冊にも及ぶアルバムに写真をいれて持ってきてくれた。

インドからネパールの強烈な国境越えを共にした福井の兄ちゃん。
同じ年代でこんなにも達観した人間がいるのかと驚いた。
かっこいいなと思った。
1度しか会ったことなかったのに福井まで行った。
実家に泊めてもらって語り合った。

数年前に八重山諸島のパナリ島で偶然あった。
彼女は僕が一番好きな星野道夫さんの本の装丁をしていた三村淳さんと一緒に来ていた。
東京に戻って数ヶ月がたったある日、メールが来た。
連絡先も名前も知らなかったけど、パナリを調べていて僕のブログを見つけてメールをくれた。
その1週間後ぐらいに、八重洲ブックセンターで声をかけられた。
その人だった。

パナリでは別の男性とも会った。
彼は1人で旅をしていた。
ちょっと変わった性格で、面白い人だった。
その翌年に僕はトカラを旅していた。
悪石島のフェリーターミナルに降り立つと、彼が立っていた。
パナリの次は、悪石島で会うとは。
パナリは3人しか住んでおらず、悪石島は70人ほどなのに。

トカラ列島の旅ではもうひとつ。
トカラはとてものどかで、人が良くて、温泉がいい島だった。
とても楽しんだ。
小宝島というトカラの中でも特に小さい島に滞在した。
同じ宿の親子と一緒になった。
とても元気でかわいい息子さんがいた。
僕は自分も子どもになった気分で、帰りのフェリーで一緒に遊んだ。
その年の秋に、また鹿児島の甑島を訪れた。
その時に、親子は屋久島に来ていた。
帰りに鹿児島市内に同じタイミングでいるということで一緒にご飯を食べた。
子どもの成長はこんなにも早いのかと驚きながら、とても楽しんだ。

波照間島のやどかり。
素泊まりの宿だ。
プレハブ小屋に男5人ぐらいが一緒に泊まっていた。
その仲間。
誰かが東京に来ると言えば飲み、何度か一緒に沖縄も行った。
みんな陽気で、本当に素敵なメンバーだ。
またいつかあの仲間と一緒に沖縄でワイワイやりたい。

そして、今日。
1通のメールをもらった。
ダイビングショップでお世話になった方から。
その時によく話したわけでもないが、金髪の髪の毛が印象的だった。
僕は数年ぶりのダイビングだったので、大丈夫か相談した相手だった。
でも、名前も知らなかった。
すると、突然メールが届いた。
youtubeで小笠原の映像を探していたら、僕がアップした動画をみつけてホームページにやって来たのだ。
そして、メールを送ってくれた。
とってもうれしかった。
書いてくれた内容も、ブログを読んでくれて、かつ価値観が似ている気がした。
仕事をしている日々にこういったメールが届くと本当に幸せだ。
この一瞬も小笠原を旅しているような気持になれる。

偶然の再会もあれば、旅が終わってからも仲良く飲む友達もいる。
どちらにしろ、旅が終わってからも旅は続いていく。
旅をしている時の様に刺激に満ちた時間とは違う、柔らかいものに包まれた旅の記憶の時間に連れて行ってくれる。
まるで夢の中で旅をしているかのような。
そして、僕はいつも旅の中にいる。

送信者 ドロップ ボックス
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世界中でいちばん会いたい人に、また会えた
http://teratown.com/blog/2008/11/16/aaaecadhoniecthn/


旅は続く、旅が終わってからも。
http://teratown.com/blog/2006/12/18/iiaciiaaeea/


旅する力 深夜特急ノート 沢木耕太郎 新潮社
http://teratown.com/blog/2009/01/18/ieiiieaeauthyiyeaoiuiaaiao/


カタチが作られていく
http://teratown.com/blog/2010/08/07/yyyaieiae/

旅は終わってからも続いている
http://www.teratown.com/blog/archives/002012.html


手書きだけの郵便受け
http://teratown.com/blog/2010/08/30/enaiieoo/


海の向こうからやってくる絵葉書
http://teratown.com/blog/2009/02/06/itheaaaeeion/


足りない絵はがき
http://teratown.com/blog/2010/01/23/aeei/

水泳と三浦アルプス ナイトランと飲み会と誕生日

朝は久しぶりに水泳のチームの練習会。
やはりメンバーが集まってメニューをこなすと力がつく。1人で泳いでいても、だらだらと泳ぐだけになってしまいがち。
今回やったダッシュやハイポなどは心肺能力のアップに繋がりそうだ。そして、分かったこと。100メートルをダッシュするパワーがない。トップスピードでは50メートル手前までしか泳ぐことが出来なかった。これからはダッシュの練習も織り交ぜていこう。こうして学んだことを個人で泳ぐ時も実践しなければならない。

送信者 ドロップ ボックス

天気が非常によく、秋の行楽日和。東京体育館のテラスは非常に落ち着く空間で、コーヒーでも飲みながら本でも読んでいたら1日でも過ごせるようなところ。話しながらゆっくりしていたのだが、せっかく天気がいいので山に行こうという事に。そこで、午後からは水泳部の部長GOさんと三浦アルプスへトレイルラン。鎌倉のトレイルと非常に近いけれど、こちらの方がマイナーなコースで、約8キロと短い。今回は夕方から走り始めるので、日が落ちて暗くなっても走る予定だった。そこで、ヘッドライトを持参した。ナイトランは楽しい。自分が獣になったような感覚になり、山を駆け回れる。これが最大の魅力。でも、一人だとなかなか行けないので、友達とだとナイトランができてラッキー。

送信者 ドロップ ボックス
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16時ごろ田浦駅で降りて、住宅街を抜けて梅園へ。ここに展望台があり、横須賀港を眺めることができた。さらに、夕暮れの空が美しかった。このトレイルはジャングルのようで、登山道にも雑草が張り出してきていて走りづらいトレイルだった。だから眺望は全体を通して良くない。さらに、分岐などもいくつもあり、道も分かりづらく、地図とコンパスで確認しながらのランだった。特に暗くなってからは分かりづらかったけど、それが楽しかったりする。

送信者 ドロップ ボックス
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道標も木の板にサインペンで書いたような簡易的なもの。それが、分かりづらいのなんのって(笑)。乳頭山を越えて、中尾根を走る。真っ暗な中をヘッドライトの明りを頼りに駆ける。ハセツネは真っ暗な中を10時間以上走るけど、あの大会の中では一番好きな部分だ。今年はナイトトレランをしていなかったので、久しぶりにとっても楽しめた。沢にぶつかったところで、ルートを見失う。登山道が切れて沢に入って、続きが分からない。友達と、ヘッドライトを当てながらこっちかなあっちかなと探す。ルートの続きを見つけてまた走り出す。そんなことを何度か繰り返した。

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そして、二子山へ。山頂からは夜景が少しだけ見えた。僕たちはついつい歌を歌いはじめた。大きな声で歌うと本当に気持いいのだ。ここからは基本的に下り。快調に走って下った。東伊豆駅前にあるあづま湯に18:30分に到着して、汗を流した。

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それから、新宿へ。肉体を存分に使った陽気な2人は愉快な友達3人と合流して5人で飯を食べる。みんないいキャラクターでひたすら笑って食べていたらあっという間に時間が経っていた。面白い企画をやろうという話しで盛り上がった。

この日はまだ続いた。阿佐ヶ谷の友達である本郷さんが誕生日と言うことで、ケーキを買って突撃ハッピーバースデイ。京都で写真の展示を終えてちょうど阿佐ヶ谷に戻ってきたところで、タイミングが良かった。京都での展示の話しを聞いて、男3人でケーキとお茶を飲む。今年も良い1年になりますように!

こうして、長い一日が終わった。

三浦アルプストレイルラン(ナイトラン)
スタート:田浦駅
経由:乳頭山、二子山
ゴール:東逗子駅
タイム:2時間30分

伊豆山稜線道トレイルラン

噂には聞いていた。
伊豆山稜線道は極上のトレイルだと。
何がいいのか。

それは、
富士山が眺められる。
駿河湾の海が目の前にある。
そして、背丈の低い笹の原が続き、山の連なりが見渡せる。

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これだけ聞くだけで走りたくてしかたがない。さらに、芝生の様に走りやすいトレイルが続くと言う。これは走らないわけにはいかない。ということで、念願かなって伊豆山稜線道へ行ってきた。個人で走りにいくトレイルは奥多摩や丹沢など東京から近い場所が多かった。だが、今回は伊豆半島。少しばかりとおいので朝5時半に起きて、家を出た。東京駅から新幹線に乗り三島へ。そこから伊豆箱根鉄道に乗り換え、修善寺駅へ。そこからバスに乗り、戸田峠まで。ここに到着したのは9時40分。あんなに早く出発したのに、いい時間だ。早速走り始める。噂通りの笹の原っぱだ。少しの登りを抜けると、見晴らしの良い世界が広がっていた。ただ、残念だったのは枕木が置いてあり、階段になっている部分が多かったこと。階段は非常に走りづらい。

送信者 ドロップ ボックス
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遠くまで続く道が見え、西側には海が広がっていた。なんとも気持がいい。今日が青空だったなら、どれだけ幸せなトレランなんだろうかと妄想だけ広がる。雲が晴れないかと、ひたすら願いながら走っていた。しかし、どんどん霧は濃くなるばかりで、晴れる様子などなかった。

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確かに気持のよいトレイルのはずなのに、視界を霧で遮られると喜びは半減する。5キロぐらい走って、達磨山を越えたところで引き返して帰ろうかと思った。なぜだか足も重かった。途中で気づいたのは、地面が芝生だから蹴り返しの力が吸収されてしまっていつもより走れないからと分かったのだけれど。そんなこともあって、本当に途中で帰るつもりだった。霧でこれから雨になるかもしれなかったし。でも、真っすぐに進んだ。こんな所まで来たし、また来るか分からないから走り切ろうと。

送信者 ドロップ ボックス
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SAVASピットインやアミノバイタルジェルなどを飲みつつ、走る。ハイドレーションにはいつもの様にMUSASHIリプレニッシュ。霧が出て、風も強く吹きはじめた。ただ、雨を降らすような感じではなかった。樹林帯の中を走る。もう、展望の良いトレイルはないのかなと思っていたら、上り坂を終えたところで、美しいトレイルが1本続いて見えた。これはたまらない。霧も少し晴れて、遠くまで見渡せる。さらにここからは下り坂なので、飛ぶ様に、子どもがはしゃぐ様に駆け抜けた。

送信者 ドロップ ボックス
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このトレイルを記録に残そうと、写真を撮っていた。しかし、メモリーがフルで過去の写真を消さないと行けない。歩きながら、削除していた。すると、右足が取られた。どんどん埋もれていく。とっさに下を見て、泥沼から右足を抜こうと左足を踏ん張ったら右足もズブズブ埋もれていく。。。がーん。伊豆山稜線道の30キロを通して、非常に路面の状態は良かったのに、たった2カ所だけあった泥沼に偶然にもハマってしまった。ショック。一瞬憂鬱な気分になるが、ここは自然の中。アスファルトを走っているわけじゃないので、こんなこともあるさ。さーて、怖いものがなくなったから、もっと想いっきり駆け抜けよう!

送信者 ドロップ ボックス
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天城峠のバス停からバスに乗る予定だったので、残りの距離と高低差と自分の状況を踏まえて、ペースを調整する。15時2分のバスに乗ると決めて、走りはじめた。後半の10キロはほぼアップダウンがない樹林帯のトレイルだった。走り続けられるトレイルで楽しい。一瞬コースを見失ってしまう。こんな時は場所がしっかり分かるところまで戻って再スタートするに限る。道標がある場所まで戻る。そして、再スタート。この辺りは展望が良いトレイルではないが、長距離を走れるトレイルは楽しいし、この30キロで様々なタイプのトレイルを味わえるのは非常に魅力的だ。

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天城峠まできたらバス停があると思ったら、そこからさらに下らねばならなかった。旧天城トンネルまでの道標があったので、今度こそバス停があると思ったら、さらにここから下った場所がバス停だと言う。かなり時間ギリギリになってしまったが、バスには何とか間に合った。

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バスに乗り、修善寺駅まで。途中の修善寺温泉入り口で下車して歩いて10分ぐらいの修善寺温泉街へ。筥湯(はこゆ)という外湯がなんと350円で入れる。檜作りの大きな浴槽を1人占めして、ゆっくりと体をほぐす。ああ、気持がいい。トレイルや山登りの後の温泉はどうしてこんなに気持がいいのだろうか。そばを食べて、東京へと戻った。

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この自然歩道は全長約43キロ、天城峠バス停から修善寺虹の里までつながっていますが、今回は戸田峠から天城道の駅をゴールとする約28キロ。走れるトレイルですが、のんびり静かな笹原広がる尾根と原生林の残る大自然を味わいつつの、トレイルトリップをお勧めします。

参考コースタイム(走った際のコースタイム)
5時間30分=戸田峠(30分) 達磨山(30分) 伽藍山(20分) 船原峠(20分) 棚場山(50分) 魂の山(40分)仁科峠(30分) 猫越峠(60分) 二本杉峠(35分) 滑沢渓谷(15分) 道の駅「天城越え」 ※各ポイントでの休息時間は含みません

◆行き
06:20 阿佐ケ谷 発 6:43 東京 着 2,190円 JR新幹線こだま633号 6:56東京 発 7:54 三島 着  500円 電車 – 伊豆箱根鉄道駿豆線 8:09  三島 発 8:46 修善寺 着
アクセス:中伊豆東海バス  [行き] 修善寺駅発・戸田峠行き(約30分) 9:10発→戸田峠着09:39

◆帰り
天城峠バス停発・修善寺駅行き(約40分)15:02発 修善寺温泉入り口で下車し、修善寺温泉街へ 温泉&修善寺駅前でそばを食べて、行きと逆ルートで東京へ戻る。

http://dia.tokaibus.jp/OrangeGuide/pc/table.do?pole=6&busstop=6001&kind=0

◆たちより湯
修善寺温泉 筥湯(はこゆ) (350円) 静岡県伊豆市修善寺924-1 Tel:0558-72-5282
営業時間: 12:00-21:00

音楽の何がいいって、目を閉じて聞けるからだよ

布団の何がいいって、目を閉じて安らげるからだよ。

睡眠の何がいいって、目を閉じてずっといられるからだよ。

ヨガの何がいいって、目を閉じてできるからだよ。

電車の何がいいって、目を閉じて移動できるからだよ。

音楽の何がいいって、目を閉じて聞けるからだよ。

朗読の何がいいって、目を閉じて物語の世界へ行けるからだよ。

風呂の何がいいって、目を閉じて湯の中に身をおけるからだよ。

自然の何がいいって、目を閉じてたたずめるからだよ。

空想の何がいいって、目を閉じて想いを膨らませれるからだよ。

暗闇の何がいいって、目を閉じて安らいでいられるからだよ。

先祖の前だと何がいいって、目を閉じて会話できるからだよ。

送信者 ドロップ ボックス

目をそっと閉じると、心の中を流れ星が流れたような気持になる。

目をそっと閉じると、呼吸がすーっと体を通り抜け、心を落ち着つかせる。
目をそっと閉じるって、素敵だな。
眠るとき以外に、目をゆっくりと閉じる時間があるって豊かだな。

送信者 ドロップ ボックス

楽器を始めたいなーと思う。
旅先で弾く。
山の上で音を鳴らす。
仲間と演奏する。
聞いてくれる人が楽しくなる。
想像するだけで音の魅力にやられちまう。