スイム駅伝。
50メートル。
約30秒。
ロングの大会に出ていると10時間以上が普通。
時間にしたら、短距離は1200分の1。
でも、短距離の集中には独特な時間の流れがある。
全神経を集中してピークを作り上げる楽しさ。
そんなんも最近分かりはじめました。
その瞬間にピークを持ってくる。
その研ぎ澄まされた緊張感、空気と言うのは面白い。
長距離であれば、最初は調子が悪くても後からカバーしたり、精神力とかでなんとかなる事もある。
でも、短距離はそうはいかない。
練習で身に付けたもの以上を出せることはない。
長距離であれば、本番と同じ距離を同じ時間で走ることもないから、結果はいつも未知だけれど、
短距離は身体能力が結果に直結する。
そんな短距離と長距離には違った種類の集中がある。
点の集中と面の集中。
短距離は
点の集中。
長距離は
面の集中。
例えるならば、
クライミングとトレラン。
短距離の水泳とオープンウォーターの遠泳。
書道と文章を書くこと。
前者が短距離で
後者が長距離だ。
山を走ったり、海を泳いだり。
そうした運動したりする時も集中しているけれど、
一点の集中ではない。
短距離の集中は、指の先端に全神経を集中させるような集中。
手の先に全神経を集める集中って、とっても繊細だ。
一方で面の集中は集中しているが、解き放たれている状態。
フロー状態とかいうんかな。
どちらの集中も好きだ。
でも、日常では点の集中の場をあえて作らないと、あまり機会がない。
別に運動ではなくても、
1円玉を積み上げる
指圧
絵を描く
生け花
ダーツ
なんでもいいんだけど。
たまには点の集中を日常に入れていこう。
送信者 岐阜 |
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あ、そういえば、陸上の短距離で大人が出られる大会はないよね?
何でだろうね。
おっさんになると長距離を好むようになるからか。
身体能力が落ちて、それ以外でカバーするのが楽しいからかな。