久しぶりに早起きして大菩薩嶺へ

金曜日の夜は友達と1.5キロほど東京体育館で泳ぎ、友達が働くケバブ屋さん@阿佐ヶ谷で飲んだ。翌日は早朝から山に行こうと考えていたので、起きれるか心配だったが4時30分に起きた。実は先週の日曜日に塔の岳へ行ったのだが出発が遅すぎて途中までで帰ってきていた。今回はちゃんと登ろうという気持もあって、起きれたのだろう。まだ外は真っ暗だった。準備してあった山登り用の服に着替え、カバンを背負う。使い慣れた登山靴を履いて、出発。駅に行く途中、コンビニに立ち寄り水とおにぎりとパンを買う。

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大菩薩峠登山口バス停

高尾駅で乗り換えて、塩山駅で下車。接続しているバスに乗る。行きの道中はほとんど寝ていた。30分程で大菩薩峠登山口に到着。このバスに乗ってきた登山者は3、4人のようだ。準備をして、8時ぐらいに登り始める。今日は天気が非常に良く気持がいい。登山日和でありカメラ日和。

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第一展望台からの眺め

しばらくアスファルトの道を歩く。道路と並走する登山道を歩きながら先へと進む。千石茶屋から登山道へと入る。枯れ葉が積もっていてふかふかした道だ。ところどころ、枯れ葉の下にある雪が凍っていた。このあたりは木々があるので、見晴らしが良くない。小鳥のさえずりなんかを聞きながらひたすら登る。暑くなったので、長袖のシャツになる。しばらく登ると第一展望台。木々の隙間から町並みと雪をかぶった山々が見える。おそらく南アルプスじゃないかな?と思いながら眺める。

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第2展望台からの眺め

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また登って行くと第2展望台。眺めの良い場所が定期的にあると自然と立ち止るので良い休憩になる。カバンを降ろして、腰を降ろす。何も音のしない世界に時おり小鳥のさえずりと風の音がする。ヒンヤリとした風を感じながら、背伸びをすると早起きして山に来てよかったなーと思う。心がほぐれる。旅にしろ山にしろ出かける前は早起きや準備などが億劫になることもあるが、いつもやっぱり来てよかったと思う。旅とはそんな魔法を持っている。

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上日川峠(ロッヂ長兵衛)

1時間半程で上日川峠(ロッヂ長兵衛)に到着。標高1600メートルにあるおしゃれなロッヂ。実はここまで登山道と並走して道路もあるので、こんなに素敵なロッヂがあるんだろう。ブナやミズナラが落葉し、地面には笹が植生している。枝しか無い木々の間から太陽の光がさんさんと降り注ぐ。それにしても気持が良い天気だ。空は真っ青だし、空気はひんやり気持がいい。福ちゃん荘に到着し、大菩薩峠方面へと歩を進める。

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富士山

ちょっとだけ雪や凍った部分もあるが、よけて歩いて行く。福ちゃん荘からすぐの場所に富士見山荘があった。ふと顔を横に向けると、目の前に富士山がそびえていた。でっかいな。美しいな。いつ見ても富士山には畏怖の念を抱く。ここの見晴し台から富士山を眺め、食事をとることにした。富士山に別れを告げ、再度登る。雪が出てきたが、深くないし登山道も広いので登りやすかった。青い空に白い雪、そして茶色い木の幹。

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大菩薩峠

介山荘が見えると、大菩薩峠がそこにあった。11時10分に到着、ここまで3時間程度。ここは頂上ではないが、頂上の見晴らしが悪いらしいので景色を眺めたり写真を撮る場所になっている。晴れているから余計に景色が良く、ゆっくりと景色を眺めた。また富士山を眺めることが出来た。アップダウンを繰り返すと大菩薩嶺の頂上はあった。(12:15に頂上着)頂上は噂通りの場所だった。周りは木々に囲まれ見晴らしは悪く、小さな看板がひとつあるのみ。注意してみていなければ、頂上に気づかず通り過ぎてしまいそうな場所。

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富士山

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飛行機雲

ここから丸川峠方面に行き下山する。こちらの方が雪が多かったが、アイゼンが必要な程ではなかった。せっかく持ってきたので、少し急なところでは軽アイゼンをつけストックを使った。林の中をすたすたと歩いて行く。お腹も減ったので日当りが良いところで休憩。ぽかぽかと体が温まり元気が出てくる。こうして立ち止ると、歩いていると気づかないことに気づく。キツツキなのか木をコンコンと突く鳥の音、空を飛んで行く飛行機、雪の上に落ちた木の実、動物の足あと、赤い色をした動物の糞。ちょっと立ち止るだけで、見落としていたものがたくさん目の前に現れてきて、世界が広がってゆく。様々なことの重なりで世界は成り立っているんだということを感じられるし、ひとつひとつのモノや出来事をきっかけにそれぞれの背景を想像することができる。木を突いてエサを探しているのか、家を造っているのか。あの飛行機は何処へ飛んで行くのだろう。北陸かそれともヨーロッパなのだろうか。どんな人たちがどんな気持を抱いて乗っているのだろう。赤色の糞というこは赤い実を食べたのかな。連想ゲームのように想像が広がっていくと、生き物の息づかいなどを感じ親近感を抱く。そしてそれらが自分と繋がっている大切なものに思えてくる。

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足あと

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木の実

そして13時40分に丸川峠(丸川荘)に到着。この山荘はトタンで出来た小さな作りであったが、その姿がレゴで出来た家のようにかわいらしく思えた。ここからは荷物が無ければ走りたくなるような道が続いた。14時30分過ぎに下山し、バスで塩山駅へ行き電車で戻った。

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丸川荘

日帰りの山登りも楽しいのだけれど、泊まりで行った方がより楽しいなと思った。早い時間に空の下で夜ご飯を食べて、テントの中に入り寝袋に潜り込む。本を読んでいる間にうとうと寝てしまう。夜に目が覚めて、ヘッドライトをつけてテントの外に出ると満天の星空。翌朝、熟睡とは言いがたい眠りから覚めると、ありがたい太陽が地平線から昇ってくる。こんな時間が山の醍醐味だと思う。
日帰りの登山は楽しいんだけど、トレーニングみたいになるなー。特に一人だと。もちろん心の持ち様で、感じかたは全く異なるんだろうけれど。

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持ち物

◆服装
速乾性Tシャツ
速乾性ハイネック長袖シャツ(LoweAlpine)
フリース(ユニクロ) 寒い時だけ使用
ハードシェル(Lafuma)高機能な冬登山用ジャケット 赤色
タイツ (ユニクロ)
冬用速乾性パンツ(LoweAlpine)かなり高機能なズボンで良い。
耳当てつきゴアテックス帽子(LoweAlpine) 使用せず
防水手袋 寒い時だけ使用
登山靴(Danner)
バックパック30L(ミレー)
ハイドレーション(モンベル)
軽アイゼン(snowpeak)1カ所だけ使用
スパッツ(登山靴とズボンの裾から雪が入るのを防ぐため)(MIZUNO) 使用せず
登山用の厚手の靴下(ユニクロ)

◆持ち物
ストック
バーナー3600kcal(プリムス)
コッヘル(snowpeak)
ガス250(プリムス)
キッチンペーパー
割り箸
ヘッドライト40ルーメン(Petzl)
ヘッドライトの予備電池
ティッシュ
ウェットティッシュ
タオル
腕時計
山の地図
デジタル一眼レフ 充電を忘れない
携帯(ずっと圏外)
財布
スイカ

◆食料
おにぎり3個
いなりずし4つ
みそラーメン(袋)
キャラメル
チョコチップパン
水2リットル(1リットルはハイドレーション、1リットルはペットボトル)

◆スケジュール
2010年1月23日(土) 晴れ

【行き】
電車:05:09 阿佐ケ谷 発 48分 5:57 高尾(東京) 着  JR中央本線・松本行 17分で乗換 6:14 高尾(東京) 発 1時間9分 7:23 塩山 着
バス:大菩薩峠登山口線 (塩山駅南口 発→大菩薩峠登山口 行き) 7:28発→7:55着

【帰り】
バス:大菩薩峠登山口線 (大菩薩峠登山口 発→塩山駅南口 行き) 14:52発→15:19着
電車:在来線のみで18時前に阿佐ヶ谷着

08時00分 大菩薩峠登山口バス停から登山開始 
09時30分 上日川峠(ロッヂ長兵衛)
11時10分 大菩薩峠
12時15分 大菩薩嶺 頂上
13時40分 丸川峠(丸川荘) 
14時30分 下山 大菩薩峠登山口バス停

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