月別アーカイブ: 2009年7月

雲の流れ、雲の奥行き

大人になった今でも雲が流れているのを見るとわくわくする。
はじめて雲が流れるのを実感したのは小学生のときだった。

小学校の校庭の横に、サッカーボールやドッチボールが置かれている棚があった。きっかけは覚えていないけれど、放課後そのボールの棚の横で一人仰向けに寝そべった。すると、見渡す限りの空が広がった。寝そべって意識して空を見ることはそれまでなかったのだろう。空がこんな風に見えることもあるんだ、と驚いた記憶が残っている。

その時に、雲が流れることを体感した。それまでも知識としては雲が流れることは知っていても、目の前でおこる出来事としては体験したことがなく、途轍もなく武者震いした記憶がある。すんげー、雲が流れてる。子供心に不思議だなー、届かない世界だけれどそんな世界に憧れめいたものを感じた記憶が鮮明に残っている。

先日、ふと空を見上げると、雲が早く流れていた。
手前の雲は速く流れ、奥にある雲は静止しているように見えた。
ああ、高いところにある雲と低い位置の雲があるんだよな。
そんな雲の流れる速さの違いを感じ、雲の奥行きに気づく。

そうして見ると、ひとつひとつの雲の塊が色も違い、もちろん形も、流れる速さも違う。そんな雲を見ていると、わずかな繋がりを感じ、うれしくなった。

http://teratown.com/blog/2006/05/20/oceeodh/

空があることを思い出した


《お知らせ》今週土曜8月1日15:00~ 寺町健のトーキングヘッズ@中野

送信者 いろいろ

より低い位置にある雲が速く流れ、高い位置にある雲はほとんど止まって見える。align:right”>送信者 いろいろ

《お知らせ》今週土曜8月1日15:00~ 寺町健のトーキングヘッズ@中野

直前のお知らせになりますが、今週の土曜日(8月1日)15:00から中野のカフェで「寺町健のトーキングヘッズ」があります。
写真展もさせて頂いている中野にあるウナカメラリーベラというカフェで行います。

内容は未定です(笑)。というのもコンセプトとしてはカフェでお茶(お酒もあり)を飲みながら、来てもらった人どうしで話しましょうという感じです。旅のこと、写真のこと、走ること、好きな本、最近考えていることなどが話題になるかなと思っています。茶話会的な感じでいろいろ質問してもらったり、参加している一人一人の意見を共有したりという場になると思います。

お会いしたことがない方も、いつも会っている方も、お久しぶりな方もお気軽に是非いらしてください。

会が終わった後、時間があれば飲みにでも行きましょう。

「行くよ~」という方は、メールをくれるとありがたいです。
メアドはこちらにあります。http://teratown.com/Mail.html

寺町健のトーキングヘッズ
日時:8月1日15:00~(3時間程度)
場所:ウナカメラリーベラ
地図:http://www.unacame.com/access.html


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送信者

入り口はこんな感じです。

本当に悪い奴

前回の旅日記はコチラ目が覚めて、海の上にいる、そして島が見える。それは宝島。

目が覚めると悪石島の空から雨がしとしと降っていた。
ああ、雨か。出かける気分じゃなくなる。とは言っても、今日は宿を変える必要がある。普通は2泊するなら同じ宿に連泊することが多いのだが、民宿浜辺から坂元荘へ移動する。浜集落から上集落へ。もともと民宿浜辺に2泊する予定だった。電話で予約もしてあった。しかし、トカラ列島へ行く前に友達から預かったものがあったのだ。昨年の夏にトカラ列島を旅した友達から写真を渡してほしいと頼まれていて、写真を手渡しする必要があったのだ。写真を渡す相手が二人いたのだが、一人が悪石島の坂元荘のおばぁだったのだ。そこで、急遽民宿浜辺を1泊にして、2泊目を坂元荘に変更した。

朝は朝食を食べ終え十島村誌というトカラ列島の歴史を記した1000ページを越えるぐらいの本を読む。文化、食事、服装、住居、神社、埋葬、教育、出産、産業など実にさまざまな内容が記されている興味深い書物になっていた。じっくり読んでいたら、宿のおばあが上集落へ出かけると言う。車で上集落の坂元荘まで送ってもらった。

雨はほとんどやんでいたが、暑く湿度が非常に高かった。上集落をぶらぶらと歩く。昨日も行ったがいくつかの神社と墓地(テラ)を見て歩く。亜熱帯の雑木林が濃霧に包まれ、その奥に神社がある。独特な荘厳さをもった神社だ。いったん宿に戻り昼食。同宿の家族が魚を釣ってきたので、お裾分けを頂く。うまい。たまらんなー。

午後は昨日行かなかったノンゼ岬方面へ。ここへ行けば悪石島のほぼ全ての道を歩いて回ったことになる。そう考えるとやはり小さな島だ。牛が逃げないようにと有刺鉄線などの柵があるので、それをいったん取り外し、再度戻して進んで行く。途中牧場や眺めの非常に良い道を歩きながらまずは灯台を目指す。突然こんなところにという感じで、ひょこっと立っていた。それからノンゼ岬へ。ゴツゴツした岩場を降りて海岸まで行く。激しい波の音を聴きながら、しばしお休みタイム。ひとりぼっちで心地よい。携帯も財布も何も持っていない。それで、自然の中で寝転ぶことは本当に清々しい。

休んだ後、乙姫神社を見る。女神山という山がありその麓に乙姫神社がある。深い関係性がありそうだ。現在はこの辺りに人はいないのだが、どうも昔は人が住んでいたようだ。興味深い。野生のヤギ、牛を横目に、党内随一の眺望と言われる道を歩きながら海を眺める。のんびり幸せだ。ビロウの葉が非常に力強い色をしていた。歩いているとおっちゃんがスクーターで通り過ぎる。大名タケノコを取ってきたらしい。この時期は大名タケノコがたくさん取れて、毎日食卓に顔を出していた。これがうまいんだなー。

いったん宿に戻り、時間があったので浜集落方面にある海中温泉へ行くことに。てくてくと歩いて行く。海中温泉に入れたが、潮が満ちてきておりどんどんぬるくなったので、すぐに出て湯泊温泉へ。海を眺めながらの露天は最高だ。気持がいい。おっちゃんがビールを持ってはいってきた。これはたまらんだろーなーと。同じ宿の方がいたので、帰りは車。夕日を眺めたが雲が厚く夕日を楽しむことはできなかった。

宿に戻る前に、有川商店へ。島唯一の商店といいつつビールと油しか売ってません。まあ、目的がビールなので問題無し!同宿の旅好き二人組とビールを買い、有川のおっちゃんにヘルメットを借りる。なぜか?まず前提の説明から。悪石島などトカラでは鹿児島からの物資をフェリーがコンテナで運んでくる。そのコンテナを週2回フェリーから島に降ろす作業を男達がやっている。その男たちが荷揚げ組合の人々。まあ、島の元気な男すべてなんだけど。この時に危険なのでヘルメットをかぶっているのだ。そう、注目すべきはこのヘルメット。

○の中に悪と書いてあるマークが書かれたヘルメットなのだ。島の人はウケを狙ってはいないのだろうけど、おちゃめなヘルメットだ。ということで有川商店のおっちゃんにヘルメットを借りてかぶらせてもらい記念撮影(笑)そんな楽しみを終え、宿で夕食。今晩もたくさんおいしいご飯が出る。1泊3食なので、食事のことを毎回考えなくていいのも楽だ。同じ宿の方と旅の話しで盛り上がる。ついでに家族ずれで来ていた子供と一緒にはしゃいで、こっちも楽しかった。今日も楽しく、就寝。

これが本当の悪のヘルメット。俺もワルになりました笑

翌朝起きて、朝食。コミュニティセンターでフェリーのチケットを事前に購入。それから海中温泉へ!ちょうど潮の状態が良く、ゆっくりと海中温泉を楽しむ。青い空を眺め、天然の岩に囲まれた温泉は気持がいい。星空を見ながらも楽しいだろう。屋久島の海中温泉を思い出した。島内アナウンスで隣の諏訪之瀬島をフェリーとしまが出港したとの放送が入る。そろそろ準備だ。フェリーとしまに乗って小宝島へ。隣り合わせの島なので、すぐに到着した。

新しい親子関係がネットで作られる

新しい親子関係がネットで作られるのではないかと、先日考えていた。

たぶんほとんどの人が両親の書いた文章なんて読んだ事がないと思う。父親が小説家やエッセイストでない限り。

おそらくは、今20歳前後ぐらいまでの人は父親の日記など読んだことがないと思う。しかし、今10歳の子は親の書いた日記を読んでいるかもしれない。これがポイントなのだが、親が子供に読まれることを前提にして書いていない文章を、子供が読んでいるかもしれない。親父だけではなく母親も同様だ。

でも、ネットが発達し、ブログなどを書いている人が多い。
親がどんな経験をして、何を考えていたかが時の変化をふまえながら分かる。親の口から聞かなくても知る可能性があるのだ。より的確に言えば、親の口からは子供に絶対に伝えないようなことも、子供は知ることになる。これは親子の関係性において決定的なことのように感じる。

子供が親のそんな文章を読むと、親を見る目が代わり親子関係が新しくなる。
子供が持つ親の印象がかなりかわると思う。
すると、親子のつき合い方と言うか関係性もかわる。

今までとはちょっと違った親子関係が生まれる。
結果としてどんな世界になるのだろうか。

送信者 八重山2008

肉体が踊れば、心も躍る。

北丹沢山岳耐久レースで改めて感じたこと。

体を動かすと心がワクワクする。
身体的躍動が心を踊らせる。

どんなに疲れていて、元気がない時でも、大きな声を出してスキップをすれば心が晴れやかになる。
悩んでいたことがどうでも良かったり、ちっぽけだと思えてくるようになる。

もちろん、楽しい時はさらに楽しくなる。
肉体が踊れば、心も躍る。

夏だ。夏だ。
この暑さが体を突き動かす。
細胞が暴れだす。
さあ、遊ぼう!
夏を楽しもう。

送信者 いろいろ

身体的躍動が心をワクワクさせる。

北丹沢山岳耐久レース
http://teratown.com/blog/2009/07/06/eiaaothouanuyiy-thoeeaiaui/

肉体が全てを吸収してくれる

肉体が全てを吸収してくれる

精神と肉体の同一化と空白の時間

精神と肉体の同一化と空白の時間