月別アーカイブ: 2009年8月

選挙に関する雑感

2009年8月30日は第45回衆議院議員選挙。

選挙に行ってそうな性格に見られることもあるが、今まで一度しか行ったことがない。
その一回とは選挙権をもった初めての選挙。一番早く行くと投票箱の中身が空か確認する作業ができるという噂に興味を持ち、朝一番に行った記憶がある。

それ以降、何度も選挙があったが、他の用事があったり、足を運ぶまで興味がわかないという理由から行ったことはなかった。(駅などいつも利用する場所で投票できたら、清き一票を誰かに投じていたかもしれない。)

だが今回の選挙は行くことになると思う。
政権交代とか話題になっているからではない。単純に友達に誘われたからというのが最も大きな要因だ。近所の友達が近所の公園で昼からバーベキューをするというので誘ってくれた。そのバーベキューに行く前に選挙にでも行って、一緒に公園へ行こうという話しだ。

そこで、いざ投票するとなると誰に投票しようか考える。そもそも、自分の地域では誰が立候補しているのだろう?と疑問に思い調べる。

東京8区は以下の4人だと分かる。
諸派 植田 誠一 新 44歳 0回 – 団体支部長
社民党 保坂 展人 推薦・支持:民主、国民  前 53歳 3回 比例区 党副幹事長
自民党(山崎派)石原 伸晃 推薦・支持:公明  前 52歳 6回 比例区 元国交相
共産党 沢田 俊史 新 58歳 0回 – 党地区委長

続いて、誰がどんな政策を掲げているのかなどが気になる。それを調べ終わると、比例代表はどの政党にするかを決めるために政党ごとの政策が気になる。

どちらかというと選挙とか政治とかに対して興味があるのだが、仕事やライフワークのようなモノでもないので、そうとう興味をもって調べないと分からないことばかりだ。他に自分の身の回りのことでやらなければならないこと、やりたいことが山積する中で、興味を持って、そして自ら調べてとなるとなかなかのエネルギーが必要だ。しかし、これだけ調べてもハッキリとした候補者や政党の像が立ち上がる訳ではない。

国の方向性をある程度左右する人々を選ぶ者だから重要な行為だと思う。
しかし、分からなさすぎる。
立候補者がどんな人柄で、どんなことを考え、どんな政策を実行しようとするのか。
その結果としてどんな国や地域にしたいのか。
過去にどんな政策を掲げ、どれほど実行した人物なのか。
小選挙区と比例代表選挙だから、これは政党に対しても持つ疑問だ。

これらのことを知ろうとしたら、選挙演説だけでも分からないし、テレビの政見放送でも、新聞でも分からない。
マニフェストなるモノがちまたにあふれているが、アレを読んでも、自分が気になることに対する公約がマニフェストに入ってない場合も多いし、マニフェストに書かれている政策が実施された後の世界がどのようになっているかもすぐには想像できない。

こう考えてみると選挙ってとんでもないことだと思う。重要な行為であるにもかかわらず、あいまいなまま、何となくの要素が大きいまま人々は投票する。(もしくは投票に行かない。)それで議員は選ばれ政策を実行する。政策について調べる動機やパワーなんか踏まえれば、そりゃ雰囲気に流されるだろうし、そうすればタレント候補を擁立しようとするよな。

こう投票行為を考えて行くと、各種団体の人や宗教を母体にした人々が結束するのも理解できる。
明確に自分に利益が生まれる政党や人を選ぶことができたり、自分が日頃から信じる考え方を持った人々に投票する。これは非常にしっくりくる。もちろんしっくり来るというのは、そういった人々の政策がどうのということではなく、そういった人々の行動にたいしてだ。選挙に行く動機としても明確だし、誰にどの政党に投票するかも迷うことなく強い意志を持って行うことができる。

「選挙」なかなか難しい。もっと別のいい方法がある気もするが、具体的な対案がある訳でもない。
今は民主的な選挙がほぼ世界中で良いとされ実施されているが、100年後、200年後は、あんなダメな方法で政治家を選んでいたと歴史で習うかもしれない。どうなっているのだろう。

さて、みんなは何を基準に投票しているのだろう。

そうそう選挙飲みという、選挙の時に友達の家に集まって開票速報を見ながら飲むという定例化した飲み会に行く。
高校時代の友達だから、もう10年かぁ、久しぶりだなと思いながら、明日は投票、バーベキューの後にいってきます。

長い間、東京に住んでいるんだなぁ

しばらく前の土曜に表参道からしばらく歩いた場所で用事があった。
道すがら、ここに来たことあるなぁ と思いだす。

ここは友達の結婚式できたなぁ。
ここには友達の会社があったなぁ。
この店は友達と一緒に来たなぁ。
ここのビルにある代理店でイランビザを取ったなぁ。
ここは展示を見に来たなぁ。

そして荒川マラソンの会場に向かう途中も。

巣鴨に住んでいたなぁ。
西日暮里にも住んでいたなぁ。
この河原で寝転んでたなぁ。
この土手を何回も走ったなぁ。
この電気屋で掃除機を買ったなぁ。

そんなことを歩きながら、思い出していた。
最近、東京のいろいろな町を歩くと、過去の場の記憶が蘇ってくる。

そうか、もう長い間、東京に住んでいるんだなぁ。

東京と言う町は好かない部分もたくさんあるけど、色々な楽しみを、色々な可能性を、色々な出会いを与えてくれたなと感謝している。

南アルプス・鳳凰三山(薬師岳~観音岳~地蔵岳)縦走 晴天の景色、星空、日の出、そして宴会

北アルプス(白馬岳)の後に東北へ3泊4日で行ったのだが、この際だからそのネタは今度書くとして立て続けに山ネタです。中央アルプス北アルプスときたら、南アルプスしかない。ということで、22、23日の土日で行った鳳凰三山。

山の予定を友達に話したら、8月22、23日に鳳凰三山へ一人で行く予定というので、一緒に行かせてもらうことにした。旅にしろ山にしろ、一人でどこかへ行く人と一緒に出かけるのは気楽でいい。お互い相手に依存せずに、一人でこなすことが習慣として染み付いているから、あまり気を使う必要がない。とはいえ、一人では味わえない楽しみを友達と一緒だと得ることができる。

友達の案で鳳凰三山縦走は夜叉神から登り南御室小屋にテント泊。薬師岳、観音岳、地蔵岳を登り、青木鉱泉へ降りるルートにした。夜叉神は青木鉱泉よりも標高が300メートルほど高くバスで高度をかせげるのと、坂道がなだらかなので夜叉神から登ることにした。

■1日目
7時21分立川発の特急スーパーあずさ1号に乗車。友達は新宿から乗ってきていたので合流する。2、3日前に指定席を探したがなく、自由席も空席がなかったのでお互い立って話していた。甲府駅に8時30分頃に到着して、夜叉神峠へ行くバス停で待つ。朝はいなりずしを4つ食べたが、腹が減ったのでマクドナルドへ。すると8時から9時までコーヒー無料サービスを行っていたのでアイスコーヒーを頂き、ホットドックを2つ購入。そんな朝のパワーを補給して、9時にバスは出発。山道を揺られること1時間15分夜叉神峠に到着。10時30分ぐらいに登山開始。11時15分ぐらいに夜叉神峠小屋に到着。樹林帯ばかりで景色を楽しむという登山道ではない。けれど、友達と一緒なのでいろいろな話しをしながら登っていると苦にならない。山の話し、アウトドア道具の話し、夏休みの話し、仕事の話し、共通の友達の話しなどなど。途中、昼飯を食べる。苺平に14時に到着。コースから少し外れるけれど辻山からの見晴らしが良いということで、荷物を置いて辻山へ行く。今日は樹林帯で眺めが良くなかったので、北岳などが眺められる辻山の見晴らしにうれしくなった。目の前に広がる青い空と山を見ていると晴れ晴れしい気持になった。その後、登山道に戻り南御室小屋に15時30分に到着。テント設営料500円を払い、テントを張る。平地かつ芝生なのでテントは張りやすかった。

天気がよかったので、テントの上にシュラフを置いて干す。布団を干すようにシュラフもぽかぽかになって気持よかった。5時前に乾杯。友達が炊き込みご飯のために米を水に30分ほど浸す。その間に宴会は開始。テント場の横に台があったので、そこでくつろぎながら。一人で山を登るとお酒は飲まないけど、友達と一緒だと飲む。これも友達と行く楽しみのひとつ。友達も同じように話していた。ビール(350ml,600円)を飲みながら、キムチと友達が持ってきたサンマの缶詰をつまむ。青い空と木々に囲まれての宴会は楽しい。その後、俺はキムチ鍋を作り、友達は炊き込みご飯を作る。楽しい宴を6時頃に終えると、寝る準備。歯を磨き、水を補給して7時頃には眠りについた。テントで寝ると夜中に何度か起きるが、空を眺めると満天の星空。星空に包まれているようで、なんとも幸せな気分になる。


さて、登山開始


樹林帯を歩く


辻山から北岳を望む


友達と俺のテント


楽しい山の宴会


夕暮れの空


夜空にちりばめられた星

■2日目
夜中の3時に起きる。なぜかといえばご来光を見るため。今の時期5時頃に日の出なため、4時に出発して山の上で日の出を眺めるためだ。まだ真っ暗な中、ヘッドライトをつけて歯を磨き、テントを片付け、朝食をとる。そのご出発。眼下には町の灯りが見え、4時30分を過ぎると東の空が赤く染まってきた。5時前に砂払岳に到着し、日の出を待つ。傘雲がかかった富士山がどっしりと存在している。雲が厚かったが、雲の合間から太陽が顔を出した。今日も一日が始まる。この辺りは遮るものがないので、風が冷たい。万能な雨具を着て山を歩く。5時30分過ぎに薬師岳に到着。6時過ぎに観音岳登頂。昨日とはうってかわって今日は眺めがいい。稜線に出てからは美しい山の風景を楽しめる。7時過ぎにアカヌケ沢の頭を過ぎ、7時20分に地蔵岳に到着。ここで、バーナーとコッヘルを出してコーンスープとカップラーメンを食べる。地蔵岳にはたくさんのお地蔵さんがあった。地蔵岳は山頂には特異なオベリスクがある。オベリスクとは山の頂上に聳える岩塔のこと。荷物を置いてここに登る。両手両足を使って慎重によじ上る。オベリスクの一番てっぺんは危険かなと思い登るのを辞めた。その後、けっこう急な下り坂を下山。ひたすら下山。ドンドコ沢コースというだけあって途中に五色の滝~鳳凰の滝~白糸の滝~南精進ノ滝があり、立ち寄る。南精進ノ滝が一番ダイナミックで見応えがあった。それにしても下りは石がゴツゴツ&急だった。それに長かった。この道が登りじゃなくてよかった。夜叉神から登るルートにして正解だった。12時45分に青木鉱泉に到着。お風呂(1000円)に入って体をほぐす。ああ、気持がいい。さっぱりする。服も着替えて、生ビールで乾杯。楽しいねーと話しながら、15時のバスをまつ。韮崎駅までバスで行き、ホリデー快速で帰路についた。


富士山は美しい


日の出


日の出と富士山@砂払岳


薬師岳 山頂


観音岳 山頂


地蔵岳のオベリスク


地蔵岳山頂にあるお地蔵さん


ドンドコ沢の滝

南アルプス(鳳凰三山縦走)テント泊

日時:2009年8月22、23日 (1泊2日)

アクセス:行き:立川~甲府駅(特急あずさ1号)~バス~夜叉神バス停(1380円)
     帰り:青木鉱泉~バス(1700円)~韮崎駅~ホリデー快速(臨時列車)三鷹駅

ルート:1日目:立川~甲府駅~路線バス~夜叉神バス停~夜叉神峠小屋~南御室小屋(テント泊)
    2日目:南御室小屋~砂払岳~薬師岳~観音岳~地蔵岳~五色の滝~鳳凰の滝~白糸の滝~南精進ノ滝~青木鉱泉

宿泊:1日目 南御室小屋(テント泊) 500円 水アリ(かなり豊富)

食事:1日目 昼:おにぎり2つ 夜:おにぎり1つ、キムチもつ鍋、(友達の持ってきたサンマの缶詰、炊き込みご飯)、ビール2本(350ml)
   2日目 出発前:おにぎり チョコスティックパン 朝:カップラーメン コーンスープ 昼:おにぎり パン SOYJOY 下山後に青木鉱泉:甘露煮、みそおでん、ビール

行動食:パワーバージェル、アミノバイタルジェル、チョコレート、アミノバイタル顆粒、キャラメル、あめ
緊急食:カロリーメイト4本、SOYJOY2本

水:アミノバイタル ドリンク500ml×2本
  水 1.5L (Platypus 2.5L)

装備:バックパック(Mt.Dax 何リットルか分からないけど、60リットルぐらいかな)
   バックパックカバー(イスカ 40-60L)
   シュラフ 快適睡眠温度0度 (モンベル・U.L.アルパインバロウバッグ#3)
   テント一式(モンベル・クロノスドーム2型)
   テント用のグランドシート(モンベル)
   銀マット
   方位磁針
   地図(雨で濡れてもいいようにビニル袋に入れる)
   登山計画署書
   ホイッスル
   ヘッドライト(Petzl)
   電池(ヘッドライト用)
   携帯電話×2
   (携帯電話充電器×2)
   文庫本
   ペンとノート
   コンパクトデジカメ
   コンデジ用電池
   デジタル一眼レフカメラ(PENTAX K10D)
   デジタル一眼の充電器
   カメラレンズ(SIGMA、PENTAX)
   カメラのお掃除セット
   カメラのバック
   コッヘル(snowpeak)大きい方のみ
   バーナー(Iwataniプリムス)
   キッチンペーパー
   スプーンとフォークのセット
   割り箸
   多機能ナイフ(ビクトリノックス)
   コップ
   歯ブラシセット
   眼鏡ケース
   ウェットティッシュ 大きめサイズ20枚
   薄いタオル
   トイレットペーパー(芯を抜く)
   常備薬(風邪薬、軟膏、整腸剤)
   圧縮袋
   水を入れるパック(Platypus 2.5L)
   ビニル袋(5枚)
   財布
   保険証

服装:雨具上下(モンベル)
   登山用タイツ(4DM)
   靴下 
   パンツ 
   速乾性シャツ 
   速乾性ハイネック長袖シャツ 深緑(LoweAlpine)
   (ダウンジャケット 青色 (Lowe Alpine))
   短パン(ニューバランス)
   長ズボン(モンベル)
   軍手
   帽子
   腕時計
   登山靴
   軽アイゼン
   
食料:おにぎり 6つ
   チョコスティックパン 1袋
   カップラーメン(袋ラーメン) 1つ
   コーンスープ
   チョコ
   カロリーメイト
   紅茶のパック
   ココア
   アミノバイタル ジェル
   アミノバイタルドリンク
   パワージェル
   アミノバイタル顆粒
   アクエリアスの粉
   水 2.5リットル
   キムチ 1パック
   モツ煮(みそ味)2パック
   カット野菜 1袋

   帰りにサンダルがあると温泉後などに快適。 雨とか砂利対策でスパッツも持って行くと便利。

北アルプス(白馬岳)2泊3日 ペルセウス座流星群を白馬大池まで見に行く山行

8月12日の深夜はペルセウス座流星群のピークであることを知った。さて、何処で見ようかと考えていて思い出したのが、白馬大池の天の川の映像だ。この映像を見て、一度白馬大池を訪れて星空を眺めたいと思っていた。

美しい!白馬大池で天の川を微速度撮影した動画(地球はすごい!明日の地球)

そこで、行き先を白馬大池にし、ついでに白馬岳も登るという計画を立てた。

木曽駒ヶ岳の中央アルプス縦走に続いて、北アルプスは白馬岳へ。そして、この土日で、南アルプスの鳳凰三山へ友達と行ってきた。友達と行く山歩きも非常に楽しかった。

■1日目

新宿から白馬駅行きの高速バスに乗る。お盆ということもあって渋滞。新宿を8時に出て13時20分ぐらいに白馬駅に到着。14時15分発の栂池高原行きのバスに乗る。14時40分に栂池高原に到着して、ゴンドラとロープウェイ。ゴンドラは随時発射しているので、すぐに乗る。ロープウェイもハイシーズンで頻繁に出ていたので助かった。登山口に15時30分に到着。さてと登り始める。けっこう急な坂道だったが、夕方になる前に白馬大池のテント場に到着したかったので、早歩き。天狗原に16時20分に到着。17時15分に乗鞍岳山頂。17時40分には大池に到着した。暗くなる前に到着できたのでほっとひと安心。あとは晴れて、ペルセウス座流星群が見えるのを祈るのみ。テントを設営し、夕食。空を見上げるとどんよりしている。雲。。。雲。。。夜中に何度も外に出て空を見上げたが、星は全く見えなかった。残念だが仕方ない。ペルセウス座流星群はお預けだ。自然相手だから、いつ見られるかは分からない。次の機会にペルセウス座流星群を見れた時の喜びが大きくなることを考えれば、今日も意味がある。


天狗原


乗鞍岳山頂


白馬大池、少しだけ青空が見えた。


白馬大池でテント泊

■2日目
昨夜、夜中に何度も外を見ていたので起きるのが遅く、出発は7時40分。雨がポツポツと降り出した。これは嫌な予感。雨が本格的に降り出す前に白馬岳のテント場まで行きたいと思い、スタスタと歩く。しかし、雨が本格的に降り出し風も出てきた。雨具を着て、バックパックはレインカバーをつけているが、それでもしみ込んでくるぐらいの雨と風。ゴアテックスの登山靴も意味をなさなかった。ただひたすら雨と風に耐えながら、一歩ずつ登って行く。視界も悪いし、雨は顔にあたって痛いし散々だ。ただ、危険な登山道ではないので、登ることはできた。小蓮華山の山頂に9時に到着。10時15分に白馬岳山頂に到着。10時30分ぐらいに白馬山荘に到着。本当はこの下のテント場まで行こうとしたが、雨で体が濡れているし、テントを張れないほどの風だったので山荘に泊まることに。

乾燥室で雨具、靴、シャツ、ズボンなどを乾かす。そして、昼飯を自炊して食べる。ほぼ1日やることがないので、山荘の中で本を読んだ。池澤夏樹さんの「エデンを遠く離れて」を読む。かなり面白い本。僕が考えている価値観と池澤夏樹さんの自然や人間の捉え方が非常に近いなと思い、さらに池澤さんの方が深く洞察されているので自分の思考を掘り下げるには非常に参考になる本だった。それでも時間があるので、絵はがきを何枚か書いて送った。どこか旅に出ると絵はがきを書くのだが、今回は時間があったし、偶然にも山頂にポストがあったので送ることにした。

その後、同室の人で埼玉から山に来ていた方と話し、一緒に自炊をした。山の話しなんかをして盛り上がった。そして就寝。


雨と風と霧で視界が悪い


白馬岳山頂


白馬山荘に到着

■3日目
朝起きると雨はやんでいた。5時に日の出ということで、少しだけ山を登って日の出を待つ。昨日の嵐がウソのように晴天だ。ご来光も拝め、周りの山々も非常に美しい。やはり、これが見えるとワクワクしてくる。しばらく前から考えている、「遮られない」ことから生まれる喜びと人間の安心感について思いを巡らす。まあ、それはいずれ考えがまとまれば書くとして、雲海も非常に美しい。なんだか心が晴れ晴れしてくる。晴れの日に感謝。さて、出発しよう。5時40分に下山開始。今日は大雪渓を通って降りるだけ。登山靴が濡れっぱなしなので、追加で山を歩いて1泊する気になれなかった。花や周囲の山が美しい、すばらしき晴れの日を堪能しつつ、下山。大雪渓では軽アイゼンをつけて下山した。終盤は8時50分の猿倉発、白馬駅行きのバスに間に合うように少し急いで下山した。バスにも間に合い、白馬駅へ。それから松本へ行き、特急で東京へ向かった。

その道中、携帯にメールが届いており急遽東北へ行くことにした。電車の中では東京についてから最低限片付けること、東北への準備することを頭で考え、東北への新幹線の予約などバタバタした。家に帰り着き、最終電車で岩手の遠野へと向かった。


日の出を待つ人々


白馬岳からの日の出


朝日を浴びる山


白馬岳 頂上付近


大雪渓

北アルプス(白馬岳)縦走

日時:2009年8月12、13、14日 (2泊3日)

アクセス:行き:新宿バスターミナル~白馬駅(高速バス) 白馬駅~栂池高原バス停(540円)
     帰り:猿倉~白馬駅 白馬駅~松本駅 松本駅~新宿駅 特急あずさ

ルート:1日目:東京~白馬駅~路線バス~栂池高原バス停~ゴンドラ、ロープウェイ~天狗原~乗鞍岳~白馬大池(テント泊)ペルセウス座流星群ピーク
    2日目:白馬大池~小蓮華山~三国境~白馬岳~白馬山荘(小屋泊)
    3日目:白馬山荘~大雪渓~猿倉

宿泊:1日目 白馬大池(テント泊) 水アリ
   2日目 白馬山荘(小屋泊)6300円だった気がする

食事:1日目 昼:おにぎり 夜:おにぎり、コーンスープ
   2日目 朝:おにぎり パン 昼:カレー 佐藤のご飯 夜:カップラーメン
   3日目 朝:カロリーメイト パン 

行動食:パワーバージェル、アミノバイタルジェル、チョコレート、アミノバイタル顆粒、キャラメル、
緊急食:カロリーメイト4本、SOYJOY2本

水:アミノバイタル ドリンク500ml×1本
  お茶 500ml×1本
  水 (Platypus 2.5L)

装備:バックパック(Mt.Dax 何リットルか分からないけど、60リットルぐらいかな)
   バックパックカバー(イスカ 40-60L)
   シュラフ 快適睡眠温度0度 (モンベル・U.L.アルパインバロウバッグ#3)
   テント一式(モンベル・クロノスドーム2型)
   テント用のグランドシート(モンベル)
   銀マット
   方位磁針
   地図(雨で濡れてもいいようにビニル袋に入れる)
   登山計画署書
   ホイッスル
   ヘッドライト(Petzl)
   電池(ヘッドライト用)
   携帯電話×2
   携帯電話充電器×2
   文庫本
   ペンとノート
   コンパクトデジカメ
   コンデジ用電池
   デジタル一眼レフカメラ(PENTAX K10D)
   デジタル一眼の充電器
   カメラレンズ(SIGMA、PENTAX)
   カメラのお掃除セット
   カメラのバック
   コッヘル(snowpeak)
   バーナー(Iwataniプリムス)
   キッチンペーパー
   スプーンとフォークのセット
   割り箸
   多機能ナイフ(ビクトリノックス)
   コップ
   歯ブラシセット
   眼鏡ケース
   ウェットティッシュ 大きめサイズ20枚
   薄いタオル
   トイレットペーパー(芯を抜く)
   常備薬(風邪薬、軟膏、整腸剤)
   圧縮袋
   水を入れるパック(Platypus 2.5L)
   ビニル袋(5枚)
   財布
   保険証

服装:

   雨具上下(モンベル)
   登山用タイツ(4DM)
   靴下 
   パンツ 
   速乾性シャツ 
   速乾性ハイネック長袖シャツ 深緑(LoweAlpine)
ダウンジャケット 青色 (Lowe Alpine)
   短パン(ニューバランス)
   長ズボン(モンベル)
   軍手
   帽子
   腕時計
   登山靴
   軽アイゼン
   
食料:おにぎり
   チョコスティックパン 
   カップラーメン(袋ラーメン)
   佐藤のご飯
   スープ
   どんぶりの素
   チョコ
   クッキー
   カロリーメイト
   紅茶のパック
   ココア
   アミノバイタル ジェル
   アミノバイタルドリンク
   パワージェル
   アミノバイタル顆粒
   アクエリアスの粉
   水 2.5リットル

   帰りにサンダルがあると温泉後などに快適。

季節の変化を感じるようになる

季節の変化を感じるようになった。
毎日家を出て駅までの線路沿いを歩く。
木々の並木、その葉は日々少なくなっていく。
風に吹かれ、空に舞い、地面に重なり落ちていく。

そんな冬支度する木々を見て、季節の変わり目を感じる。
それ自体は知っていたのだが、その光景を見てこんなにもしみじみと季節の変化を感じるのは初めてだ。

僕の見る目が変わったのだろうけど、感じ取る心が変わったのかとも思う。

こんなことを2007年12月9日に書き残していた。

そして、2009年8月19日にまた季節の変化を感じる。

お盆が過ぎると涼しくなる。お盆を境にスイッチがOFFされたように。
外を眺めてすっかり夜遅いと思っていたら、まだ7時前だった。
いつのまにか日が短くなっていた。

そんな風に季節の変化をしみじみと感じるようになったのはここ2,3年。
昔から季節が変化することは知っていたけど、しみじみと移り変わりを感じるのは最近だ。

どうして、しみじみと感じるようになったのだろうか。
何度も何度も季節の変化を体感し、やっと変化に気づき始めたのだろうか。
季節の変化に目がいかないほど我武者らに生きていた若い頃からすると、日々の生活に余裕ができて季節の移り変わりに気づくようになったのだろうか。

理由は何にしろ、こんな風に感じられることは日々の生活を豊かにしてくれる。

送信者 座間味島'08

夏の終わり