日別アーカイブ: 2009/7/30 木曜日

雲の流れ、雲の奥行き

大人になった今でも雲が流れているのを見るとわくわくする。
はじめて雲が流れるのを実感したのは小学生のときだった。

小学校の校庭の横に、サッカーボールやドッチボールが置かれている棚があった。きっかけは覚えていないけれど、放課後そのボールの棚の横で一人仰向けに寝そべった。すると、見渡す限りの空が広がった。寝そべって意識して空を見ることはそれまでなかったのだろう。空がこんな風に見えることもあるんだ、と驚いた記憶が残っている。

その時に、雲が流れることを体感した。それまでも知識としては雲が流れることは知っていても、目の前でおこる出来事としては体験したことがなく、途轍もなく武者震いした記憶がある。すんげー、雲が流れてる。子供心に不思議だなー、届かない世界だけれどそんな世界に憧れめいたものを感じた記憶が鮮明に残っている。

先日、ふと空を見上げると、雲が早く流れていた。
手前の雲は速く流れ、奥にある雲は静止しているように見えた。
ああ、高いところにある雲と低い位置の雲があるんだよな。
そんな雲の流れる速さの違いを感じ、雲の奥行きに気づく。

そうして見ると、ひとつひとつの雲の塊が色も違い、もちろん形も、流れる速さも違う。そんな雲を見ていると、わずかな繋がりを感じ、うれしくなった。

http://teratown.com/blog/2006/05/20/oceeodh/

空があることを思い出した


《お知らせ》今週土曜8月1日15:00~ 寺町健のトーキングヘッズ@中野

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より低い位置にある雲が速く流れ、高い位置にある雲はほとんど止まって見える。align:right”>送信者 いろいろ