いつか おまえに 会いたかった。

 星野道夫写真展

星野道夫さん没後10年と言うことで、いろいろなイベントがある。
その一つである写真展が銀座松屋でやっている。
知った時から行くことは決めていた。だがいつ行くかは決めていなかった。
そんな時すっごい混んでいるという話を聞いたので、松屋の開店前からスタンバった。

こういった写真や言葉に向き合う時に、人がうじゃうじゃいるのが非常に嫌いだ。
静かに一対一で向かい合いたいからだ。

まあ、朝一なのに人はいたのに驚いたが、日中と比べれば比較にならないのだろう。

空気まで伝わってきそうな写真の前で、一つ一つの言葉に気づかされた。
彼の写真と言葉には何か僕には表現できないものを持っている気がする。
表現できるようになった時、彼が感じた自然そして彼の思いを分かるのかもしれない。

ホッキョクグマ、アザラシ、夕日、雪の大地、そして春の緑。
それぞれが、一人ひとり違った表情をしている。
でも一つだけ共通しているのは、澄み切っているということ。
そんな気がした。

写真展の中で20分ぐらいの映像が流れていた。その映像の一節。

「子供のころに見た風景が、ずっと心の中に残ることがある。いつか大人になり、様々な人生の岐路に立った時、人の言葉ではなく、いつか見た風景に励まされたり、勇気を与えられたりすることがきっとある。」

この言葉はすっごく好きで体の中にスッと入ってくる。以前からこの言葉に対する愛着があったのだが、今回またその思いが強くなった。 

 

時々、遠くを見ること。
それは現実の中で、
悠久なるものとの出会いを与えてくれる。

 

写真展を見に行った友達がこう表現していた。
まさに、そう感じる。

そうか、そうなのかもしれない。
星野道夫のことばは、心の片隅でなんとなく、
言葉にならないんだけどなんとなく考えていることを
「こういうことだよね?」
って気付かせてくれるようだった。

写真集かいました。
かなりステキです。

また写真展に行きたいぐらいだ。

一つの答え(星野道夫の言葉)
http://teratown.com/blog/2006/05/23/iaiau/

<NHK 2006年度特別企画 星野道夫展『星のような物語』>開催
東京:松屋銀座店8月2日~14日

http://www.nhk-p.co.jp/event/hoshino/index.html

「星野道夫」以前のエントリー
http://teratown.com/blog/2006/07/08/aiiaee/

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