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イギリスのEU離脱

世界は変わる。
何が起こるか分からない。
911もそうだったし、アラブの春もそう、ISと思われる連続するテロもそう。これらは東日本大震災とか震災とは違う、人が起こす世界の変化。

良いか悪いかは別にして、暴力など物理的な力で世界は変わっていくし、人々の力でいろいろな変化が起こされる。いくら優秀でも、いくら良い制度を作っても、それらは暴力には逆らえないというのが、残念ながら現実なんだと思う。

暴力が勝つと書いたが、イギリスのEU離脱の意思決定は暴力ではない。国民投票という、直接民主主義に基づく手段で暴力とは両極に存在すると思われている方法だ。世界的に見ても、良しとされている手段なのだが、選挙も国民投票も、これがベストなのかなとは思う。5年ほど前に、こんなことを書いた。自分が選挙で投票することが難しすぎる。さらに、納得の行く投票をしたことがない。なぜなら、事前の候補者の下調べも甘いし、もっと前提となる日本国の置かれている状況や世界の政治経済歴史などについて知らなさすぎるのだ。だから、自分がベストだ、納得する投票ができない。そりゃ、これだけ高度化複雑化した社会で、プロに任せず無知な人が、その場のノリで投票し決める選挙なんだから仕方ないのかもしれない。でも、法律を決め、僕らの生活を左右する国の枠組みを決める人を選ぶ場なんだから、もう少し選ぶ人が真剣になっても良いもんだと思う。自分もそうじゃないから、反省しかないのだが。

まあ、国民が生活していく基盤だから、国民が無知であっても国民が決めるのが良いかもしれないし、素人目線だからこそのメリットもあるかもしれない。でもやっぱ、医療は医者がやるし、機械ははエンジニアが作るし、その医者やエンジニアは国民から選ばれてないし。だとすると、やっぱりもっと真剣に考えている人が当選者を決めた人がいいのではないかと思う。

エスタブリッシュメントは残留を望み、労働者階級は離脱を望んだと報道されている。若者は残留を、年配者は離脱を望んだと報道されている。ロンドン周辺部は離脱を、ロンドンの中心とスコットランドなど離れた地域は残留を望んだとされている。結果的に一般労働者のほうが多いし、年配者が多いから、民主主義では離脱になる。そう、この票の数で決定される民主主義では正しいとされる。ポピュリズムとか言われるけれど、これって、原理としては最後は暴力や戦争が勝つということに似ている気さえする。これが良いとか、俺が支持しているかは別にして、どんなに優秀でも暴力が強い人間にやられたら負ける。最後は暴力が勝ってしまうのが、物質があり、形あるものは壊れるというのが大原則の現実社会の定め。現在の選挙もどんな手段であろうと、票を多く集めたものが勝つ。今回の件に関して、詳しくないのでどちらが良いのかはあまりわからない。

いろいろ書いたけど、選挙以外によい手段が荒ればと思うし、結局暴力や選挙が勝つんだから、これらに左右されずどんな状況でも生きていけるように体力、能力、気力、財力、人の繋がり、すべてを常に保っていないと生きていけないなとつくづく思う。うーん、難しいね。また、日本でも参議院選挙あるし。

そして、完全に個人的な何でも知りたい欲求に過ぎないのだが、EU離脱のきっかけは何だったのか、どう世界に影響するのか?イギリスに今いたくなる。それを腹落ちするレベルで分かるために、今のイギリスを肌で感じたいと思ってしまう性格なのだ。

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これは何でしょう。

正解は「いい野菜」はい、正解です!はい、面白く無いです。というのはさておき、岐阜の父からいろいろな野菜が届いた。第1弾は玉ねぎ、赤玉ねぎ、じゃがいも、にんにく、第2弾はなす、ピーマン、ししとう、きゅうり、ミント、オクラ、いんげんといったような内容。父はもう10年以上も家庭菜園をやっているが、家庭菜園と呼ぶにはけっこう気合が入っていると思う。かなり多種の野菜を作っていて、一年中いろいろな野菜を作っているし、毎年なにか新しい野菜を作り始める。どんなことでも10年やればプロフェッショナルになるというが、本当にそうだと思う。いろいろな種類の野菜だけでなく、完全に無農薬なのだ。農薬を使ったほうが簡単に作れるのは事実だが、せっかく自分で作るのであればと、無農薬で作っている。

岐阜に帰るとたまに畑に一緒にいくことがあるが、野菜が成長して実をつけて、収穫し、いただく。これは非常に人間にとって素晴らしいサイクルだと思っている。もちろん、うまく育たないこともあるだろう。それも含めてだ。というのは、走ることも同じ意味があると思っていて以前に書いたことがある。全くゼロから始める。最初は5キロしか走れない。しかし、毎日少しずつ走っていると10キロ、そしてハーフマラソンぐらい走れるようになる。この辺りで大会に出て達成感がある。そして、フルマラソン、そしてトレイルに領域を広げたり、ウルトラマラソンの世界に行ったりと。

球技だったりとかテクニックやセンスがいる運動は練習をしてもうまくならないことがあるが、走ることなら誰でもできる。そして、練習を重なれば確実に上達する。そして、大会に出れば分かりやすいゴールという果実を得ることができる。社会というものは厳しいもので、努力や練習を重ねたからといって上達することばかりではない。いくら練習を重ねても成功するとは限らない。だけれど、走るということは単純がゆえに誰でも上達する。だから、人間の精神にとって非常に良いものだ。拠り所にさえなる気がするのだ。植物を育てることも同じ。これは、成長の過程が見れるし、最後は食べて自分の一部になっていく。これは、良いよなと思う。

って、長くなったが、久しぶりに料理ブログ。

料理名:揚げない手羽先
所要時間:20分
コスト:300円
ポイント:
おいしさ:★★★★
アレンジ1:胡椒をかければスパイシーになるが、家庭ではそこまで胡椒かけないだろって思った
ひとこと:うまいけど、上げていないので世界の山ちゃんぽくない
参考レシピ:http://cookpad.com/recipe/1596454

料理名:ナスの南蛮
所要時間:15分
コスト:150円
ポイント:冷やして食べてもうまい。父の作ったなす
おいしさ:★★★★★
アレンジ1:青じそがいいアクセント
ひとこと:うまい。砂糖を少なめでいいかも。
参考レシピ:http://cookien.com/recipe/66/

料理名:ピーマンとしめじの味噌炒め
所要時間:15分
コスト:200円
ポイント:味噌、酒、みりん、醤油少しという王道調味料
おいしさ:★★★★
アレンジ1:
ひとこと:自作レシピ
参考レシピ:

料理名:砂肝と赤玉ねぎともやしいため
所要時間:15分
コスト:200円
ポイント:
おいしさ:★★★
アレンジ1:胡椒とかにつけてある砂肝を買って野菜と炒めた自作レシピ
ひとこと:ちょっと胡椒が効きすぎていたかも。
参考レシピ:

料理名:カツオ切っただけ
所要時間:5分
コスト:300円
ポイント:
おいしさ:★★★★
アレンジ1:生姜を多めにするといい
ひとこと:まあ、うまいよね。
参考レシピ:

料理名:小松菜のガーリック炒め
所要時間:10分
コスト:100円
ポイント:
おいしさ:★★★★
アレンジ1:父の作ったガーリックを使った。
ひとこと:海外のにんにくよりも香りがいいし、擦ると色が綺麗
参考レシピ:

料理名:茹でトウモロコシ
所要時間:10分
コスト:100円
ポイント:
おいしさ:★★★★★
アレンジ1:水をほとんど使わない
ひとこと:茹でただけ。うまい。
参考レシピ:http://cookpad.com/recipe/2271521

料理名:レバニラ炒め
所要時間:15分
コスト:200円
ポイント:赤玉ねぎを使った
おいしさ:★★★★
アレンジ1:にんにくをきかせた
ひとこと:
参考レシピ:http://cookpad.com/recipe/236222

料理名:きゅうりチーズゆで玉子のサラダ
所要時間:10分
コスト:100円
ポイント:暑くなるとこうした料理が増える
おいしさ:★★★★
アレンジ1:
ひとこと:うまいもまずいもなくて、ドレッシングの味
参考レシピ:

料理名:赤玉ねぎとわかめのサラダ
所要時間:10分
コスト:100円
ポイント:赤玉ねぎのほうが切るときに目にしみるのは気のせいか?
おいしさ:★★★★★
アレンジ1:玉ねぎは水に晒すのがポイント
ひとこと:これも外れるはずがない。そして火を使わないレシピ
参考レシピ:

料理名:えのきとさつま揚げの煮物
所要時間:10分
コスト:150円
ポイント:酒、醤油、みりんで煮るだけ
おいしさ:★★★★★
アレンジ1:すんごく簡単に作れる
ひとこと:
参考レシピ:

料理名:ふすまパン・ゴマ入り
所要時間:5分
コスト:200円
ポイント:低糖質ダイエットで流行っているふすま(ブラン)を入れた。水は少し多め。
おいしさ:★★★★★
アレンジ1:ごまを入れて風味と食感アレンジ
ひとこと:強力粉200g、ふすま40g、薄力粉10g
参考レシピ:http://cookpad.com/recipe/3055014

このパンとは関係ないけど、富澤商店で「春よ恋」という国産小麦粉を3キロ買った。大袋だとスーパーで買う小麦粉よりも割安だ。そしてサフのドライイースト赤も買った。こちらも大袋だとすごく安い。ついでにレーズンも。サミットで買った材料との味の違いが楽しみ。

料理名:上げないコロッケ
所要時間:50分
コスト:300円
ポイント:コロッケはけっこう手間だな。
おいしさ:★★★★
アレンジ1:カレー粉を入れてカレー味も作った。
ひとこと:あげてないのでコロッケっぽくないが、油を敷いてフライパンで焼けばちょっとさくさく感が出る。
参考レシピ:http://cookpad.com/recipe/1620075

料理名:ネバネバ和物
所要時間:分
コスト:150円
ポイント:
おいしさ:★★★★
アレンジ1:納豆、青じそ、オクラ、わかめをダシと醤油で和えた
ひとこと:自作レシピ。
参考レシピ:

料理名:なすキャベツひき肉の味噌炒め
所要時間:20分
コスト:250円
ポイント:味噌炒めははずれない
おいしさ:★★★★
アレンジ1:
ひとこと:余った野菜をひき肉で炒めた。
参考レシピ:

料理名:トマトと赤玉ねぎのサラダ
所要時間:10分
コスト:150円
ポイント:
おいしさ:★★★★
アレンジ1:
ひとこと:本当にサラダ多いな。夏だな。
参考レシピ:

料理名:エリンギ卵炒め
所要時間:10分
コスト:150円
ポイント:ちょっと砂糖をいれた。
おいしさ:★★★
アレンジ1:
ひとこと:半熟じゃなかったw
参考レシピ:http://cookpad.com/recipe/2050410

料理名:チーズ入パン
所要時間:5分
コスト:200円
ポイント:チーズをたっぷり入れてこねた
おいしさ:★★★★
アレンジ1:焼いた後はあんまりチーズの味がしない。
ひとこと:買った食パンみたいに木目が細かった
参考レシピ:

パンはいろいろ作っている。というか毎週2回焼いていて、ほぼ毎回何かアレンジを加えている。毎日食べるからアレンジしないとマンネリ化するし、同じ元を作るから一工夫すると変化が何か明確になる。チーズをいれるとキメが細かくなるとか、ふすまを入れた時の香りの良さとか。

テンプレ
===
料理名:
所要時間:分
コスト:円
ポイント:
おいしさ:★★★★★
アレンジ1:
ひとこと:
参考レシピ:

高速なPDCAができない仕事

今の時代は情報が整理されている。だからこそ、ある行動をした結果がすぐに数値で見れるようになってきた。

それはインターネットのサイトであれば当たり前だけれど、台風とか希少予報などの自然現象もデータを取り、それぞれの場合はどんな結果になるかを数値で読み取り、次はこうなると予測して精度を上げる。飲食店などの店舗
経営も天気による来店の影響とか、来店した方のプロファイル情報や購入履歴も全てデータとして分析できる。だから、早いサイクルで仮説・実行・検証・改善(PDCA)を繰り返し、いろいろなものは改善されていく。

もちろん、この流れは全ての物事に反映されてきているけれど、例えば農業はまだまだだ。といのは、新しく花や野菜を育て始めたら長いと1年サイクルだ。これを試行錯誤して改善するにはそれなりの時間がかかる。デジタルデータとして存在しないので、仮説から改善のサイクルもなかなか難しい。そう、期間の長さとデータ化されていないものは、高速なPDCAができない仕事なのだ。こういった仕事は、最善のアウトプットを出すことが難しい。

その最たるものが、人間だと思う。生まれたばかりの人間が年を重ねて物事を経験し、学び大きくなっていく。なんといっても期間がとても長い。20年とかかかる。いや、その人が社会に出すアウトプットまで見ようとしたら生まれてから50年、60年は必要だ。もちろんこれだけ長いし、データ化もされていない。この期間の長さとデータ化されていない状況は他にはない。それだけでなくN数が少ないのだ。1人の親にとって、子育ては1回きりだ。2人子供がいても、結論がわからないタイミングで2人目を育てるのだから、1回なのだ。20歳で子供を産み、子供が50歳になる頃に、再度子育てをすれば2回経験することになるが。まあ、それだけの期間が経てば、社会環境が大きく変わっているので、結局またゼロからスタートな気がする。

高速なPDCAが可能な世界で生きてきて、そういった仕事やそういった思考でいる僕らの世代には、なかなか戸惑いを隠せない。昔であれば、全ての物事がデータ化されていなかったので、まあ一緒だよねと思えただろうけれど。今の時代の人が拠り所とするデータと高速なPDCAでの改善が通用しないというのだから。子育てというのは、難しさの極みだと思う。ある意味、職人的な仕事のような。

こうなると、過去の人々の一般化されたデータ(統計)とかに頼るか、経験者の世代の知恵を聞くとか、まあ、あとは信念しかないんだろう。こうだと親が信念を持ってやっていくしか無い。最後は、全ての個体は本来違うものなので、その子の持ち味が社会にもっとも活きるようにサポートするしかないのだろう。

学び舎と人間関係とビジネス

小学校、中学校の頃から仲がいい友達がほぼ皆無だ。高校時代もいるはいるが少ない。大学もいるがこちらも少ない。一方で自分が好きなことでできた友達が多い。山、トレラン、芸大など。

今働いている職場には、開成出身者が非常に多い。開成から東大がもっとも最大勢力というぐらい多い。みんなだいたい同級生なのだ。自分の中学や高校時代の仲間を考えるとあまり、想像がつかない関係だなと思う。見ていると、ああ、開成面白いって思う。優秀な中高一貫校って、面白いなと思う。やはり、その人的繋がりだ。開成中学から高校、東大と基本的にみんな同じ流れで進んでいく。医者も弁護士もバンカーも商社マンも起業家もエンジニアも。一部は全然違う世界に進んでいく。

学生時代は利害関係がないし、なんだかんだ無邪気なんで関係性も強くなるし、互いに切磋琢磨できるし、大人になれば各人の活躍の場は広がっている。そして、再び集まる。そのつながりになる。

どんな環境であろうと、最後は自分次第でどうにでもなると思う。組織のせいにしていては、何もできない人である。確かにそう思う一方で、やはり学ぶ場と言うのは非常に重要だ。自分は中学までは地域のところに通った。高校は受験だった。だからだろう、高校の友達は東京に何人かいるし、いろいろなところで活躍している。大学から東京だった。大学のゼミなどの友達は、ビジネスの世界で活躍していて、仕事で接点があることもたまにある。自分の環境ですらそんなことがある。

私立中高一貫などに行っていない人間からすると、お受験が大変で、授業料が高くて、遠くまで毎日通って大変そうというイメージしかなかったけれど、実は優秀な人が集まり、そこで切磋琢磨できる人生の仲間を作る場なんだと思うと、費用対効果が良さそうだ。まあ、グレートバンテージポイントが今のgoogleとかfacebookとかだとすると、学校も同じこと。朱に交われば赤くなるし、繋がりが繋がりを呼ぶから。確率論的には小さな頃からそういった環境にいることのメリットは大きいんだろう。

個人のスキルと人と人との繋がりが、ビジネスアウトプットを決定づける大きな要素だけど、その2つをこういった場だと育むことができる。子供の頃の学校なんて意識もしなかったが、大人になってからも大きな影響があるんだなと思う。ビジネスでもともと繋がっていないからこそ、対等に関われる。そして、だからこそ、うまくいくことがあるんだろうと思う。

別にいわゆる偏差値の高い優秀な学校だけではない。自分が望む生き方において常にグレートバンテージポイントを選ぶこと。アーティストであれば、センスの良いアーティストが集まる場だし、クライマーであれば良い岩が会って優秀なクライマーが集まる場所だし。それぞれの人にとってのグレートバンテージポイントを、幼少期であろうと、おとなになってからであろうと常にそんな場に身をおくことを意識して生きていきたい。

イチロー選手「僕は子供の頃から人に笑われてきたことを達成してきた」

イチロー選手ほどの才能と努力と、そして結果を出した人が言うとすごみがありすぎる。ピート・ローズ選手の最多安打記録を日本とアメリカのトータルで抜いた後に行った会見で。

どんな人であろうと結果を出す前は、いろいろな見方をされる。それでも心折れること無く、一歩一歩進んでいく。地味で地道な努力を積み重ねていく。だからといって、絶対結果が出るとは限らないが、そういった地味で地道な努力がなければ、華が咲くことはない。そう、アタリマエのことを再認識させてくれる、イチロー選手の言葉だった。

「僕は子供の頃から人に笑われてきたことを常に達成してきているという自負はあるので、例えば小学生の頃に毎日野球を練習して、近所の人から『あいつプロ野球選手にでもなるのか』っていつも笑われてた。だけど、悔しい思いもしましたけど、でもプロ野球選手になった。 何年かやって、日本で首位打者も獲って、アメリカに行く時も『首位打者になってみたい』。そんな時も笑われた。でも、それも2回達成したりとか、常に人に笑われてきた悔しい歴史が僕の中にはあるので、これからもそれをクリアしていきたいという思いはもちろんあります」