月別アーカイブ: 2012年7月

よかったら、これクールマイヨールにでも置いておいてください

インドのバラナシの街角で、ジープを探していた。
インドからネパールに行くのに、乗り合いタクシーのようなものを探していたのだ。

ちょうど、ネパールで色々あってネパールが混乱しているときだった。
それもあって、ネパールへ向かうジープはとても少なかった。

そんな時に見つけた車に同乗したのが彼だった。
その後も、ネパールに深夜に入国し、宿泊。
さらに、ポカラ、カトマンズまで一緒に旅した。
ポカラからの移動では山の崖崩れにあい、死ぬ思いで山を越えて降りた。

カトマンズで別れる時に、○月○日の○時ごろ、ニューデリーのコンノートプレイスのマクドナルドの最上階で会おうと口約束をした。
旅の途中であった旅人との口約束。本当に会えるか分からなかったけれど、俺はマクドナルドに行った。
少し待つと彼が階段を上ってやってきた。

それから、日本でも何度か会い、ハセツネに一緒に出た。
そのころはトレランなんて言葉も知らなかったけれど、お互いあの辛い時間を共有した。
その翌年も二人でハセツネに出た。

そんな友達が、UTMBに出る前に飲みましょうということで連絡をくれた。
一緒に酒を酌み交わしながら、5月にあったUTMF/STYの話し、モンブランの話し、旅の話しで盛り上がった。

そして、帰り際に、「よかったら、これクールマイヨールにでも置いておいてください」と、ファイントラックのシャツをくれた。
ファイントラックはいつも使っているシャツだが、すこぶる調子が良くて常に愛用している。
汗をかいても、すぐに汗が外へと出て行き、汗冷えがしないシャツ。

クールマイヨールは、UTMBの中間地点のエイドステーションで、ここには自分の荷物を置いておける。
そこには食料や着替え、ヘッドライトなどを置くことができる。
そんなところに、置いてくださいという、なんともありがたいプレゼント。
とても、うれしかった。
そして、UTMBをなんとかして完走したいという気持が強まった。

From いろいろ

選択の不思議さ

小さい頃の自分にとって選択は生死の選択だった。

aの道を選ぶかbの道を選ぶか。
片方を選んだから今がある。
でも、もう片方を選んだら死んでいただろうと思っていた。
だから、何かを選択することに対して非常に慎重だった。
どんな些細な選択も生きるか死ぬかの選択だと思っていた。

しかし、世界中を旅して、自分の知らぬ世界で、自分の知らぬ多くの人が生きていると知った。
自分の知らない世界は本当に存在して、当たり前のように世界は動いている。
そんなことを実感し、どちらを選んでも死ななかったかもと思うようになった。

大人になり、全ての選択は生死を分ける訳ではないと分かったけれど、何かを選択するという不思議さは、今も変わらない。

From 小笠原

ハブニングを楽しむ性格が好き

ハブニングを楽しむ性格が好きだ。

ロングトレイル
ロングトライアスロン
自分で会社やる
しらない国に旅する
全く新しい仕事に就く

ハブニングは良いことも悪いこともある。

でも、悪いことでもなんとかなる、なんとかするの精神が好きだ。
限られた持ち物で頭を使って楽しみながら乗り越えてゴールする。

それには、縛られない自由な発想と何でも文句を言わず楽しむ性格がベースになる気がする。

ロングレースでは、DNF(Do Not Finish)じゃなくて、なんとかゴールする。
その、一歩でも前に進む諦めない姿勢。
無理だと思っても、試行錯誤して何とか1歩でも前に進む方法を見つけ出す。

そんな人が好きだし、この性格だと、何が思ってもいつまでも楽しくやっていけそう。

とは言っても、ハブニングは最低限に押さえるための準備をするけれども。

From Drop Box

まさか寒いキタタン2012

久しぶりにキタタンに戻って来た。
あんまり出るつもりはなかったのだが、UTMBの調整にはいい時期だし、距離も適度だし出場することに。

まずは、会場まで行って受付。
バスが少なく受け付けより早くついたので、川遊びと温泉。
それから、受付を済ませて、知り合いの方にホテルまで送って頂いた。

以前も泊まったルートイン上野原に今回も宿泊。
しかし、喫煙部屋でタバコの匂いが。。。
しょぼん。
今年も7月7日と言うことで、地元の商店街で七夕祭りがやっていた。

From sports

朝は4時過ぎに起きて、大会のバスで4時45分にホテルを出発。
心折れ部の仲間も続々と到着。
心折れ部以外の友達もたくさん参加していたり、応援に来ていたりで盛り上がる!
仲間がいると楽しいなー。

From sports

そして、昨年出ていないので残念ながら第2ウェーブ。
ということで、第1ウェーブのみんなをお見送り。

From sports

俺は、ゆっくりと走る予定だったので、第2ウェーブでも真ん中よりも後ろにポジションを取った。
しかし、これが失敗。。。

From sports

遅い人が多く、登りはずっと渋滞。
のろのろ歩き。
やってられない気持に。
さらに、暑さで有名なキタタンだけど、今回は涼しく?寒く?登りで待っていると肌寒かった。
そして、途中から霧になり、雨に。。

From sports
From sports

第1チェックポイントでは、心折れ部のエディさんやひつじさんなどに、コーラをいただく。
さらに、離れた所にジョリーさんやさいちゃん、かおちんなども。

From sports
From sports

あまりにもココまでがゆっくりだったのと、エディさんから女王が30分前ぐらいにいると聞き、スイッチオン。
真面目に走りはじめた。いい調子だった物の、やはり登りでは渋滞。
下りでも、抜くに抜けない部分も多く、じれったい感じ。

From sports

そんなことを思っていたら、すぐに第2チェックポイント。
その直前で、モガミックスさんとすれ違う。
そして、ここでも、ひつじさんが応援してくれた。
雨が降っていて、雨のトレランのいい練習になった。

From sports
From sports

あとは、最後の姫次の登り。
ヒーコラヒーコラ登っていく。
抜ける所は抜いて、スピードアップ。
姫次の頂上でもらったコーラはうまかった。

あとは下り。
ここら辺りから、日射しが出て来た。
あれれ、暑いぞ。
やっぱりキタタンはこれでなきゃ。

From sports

下りで、足がトレイルに吸い付くような感じで、とても軽快なステップができた。
トレイルの状態が理由なのか、先月買った裸足系シューズで日々のジョギングをして足の感覚が鋭くなったのか。
まあ、理由は不明だが、捻挫とかも全くなく楽しく下れた。

From sports

7時間が切れそうだったので、最後の下りは時間を意識して下った。
あっという間に、残り1キロ。
もう、暑くて暑くて。

From sports

なんとか、7時間を切って6時間52分57秒。
UTMF以降、あまり練習していなかったから、上出来かな。
そして、7月は走る量を増やして最後の体づくりをして、8月は少しずつ走る量を減らしてUTMBに備えたい。

ゴールして、帽子を取ると涼しい風が気持よかった。
最後はやっぱり暑いキタタンで終わった。

今回も、多くの友達と楽しく走れていい時間が過ごせた。
そして、もう洗濯も終わって満足(笑

第14回北丹沢12時間山岳耐久レース
開催日:2012年07月08日
開催地:神奈川県相模原市
氏名: 寺町健
ナンバー: 1003
種目: 44.24km男子39歳以下(7時00分)

測定ポイント スプリット ラップ 通過時刻
第1関門 03:13:15 0:00:00 10:13:15
第2関門 04:35:26 1:22:11 11:35:26
Goal 06:52:57 2:17:31 13:52:57

見えない敵といかに駆け引きするか

ネットのオークションとも近い部分はあるが、
見えない敵といかに駆け引きするか。
そして、勝ちとるか。

たくさん飛んでいる航空券とか、
仕事で高くてもいい航空券とか、
日程をずらしてもいい場合は、
ネットで簡単に航空券を買える。
もちろん、国内国外問わず。

しかし、
ストップオーバー、
オープンジョー、
キャンセル待ちなどは
今も電話で問い合わせないと進まない。

特にキャンセル待ちは駆け引きだ。

例えば、
8月20日に現地発のチケットが欲しい。
しかし、満席でキャンセル待ちの状態。

一方で17日のチケットは数席のみ空きがある。
すこしでも長く滞在したいから、20日のチケットが欲しい。

しかし、キャンセル待ちで、チケットをゲット出来るかは不確か。
それなら、17日を買えばいいのだが、17日を買ってしまえば、20日までいられることはなくなる。
17日を仮予約にするという選択肢もあるが、一旦仮予約してしまえば、代理店の人はわざわざ交渉して20日のチケットのキャンセル待ちでチケットを取ろうと努力してくれない。

いつのタイミングでキャンセル待ちを諦め、17日のチケットを買うか。
どこかにいる見えない人がキャンセルするのか、しないのか。
そんなコトを妄想しながらの駆け引き。

こうした場合の意思決定としては一番ベストな方法はなんだろう。

キャンセル待ちを待ちすぎて、17日のチケットもなくなり、20日のキャンセル待ちも結局取れないのは最悪。
一方で、急ぎすぎて17日のチケットを取ったら、20日のチケットがとれた可能性を捨てることになる。

うーん。

From とんちゃん定例in沖縄

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これは、去年のパプアニューギニアに行く前に、書いてドラフトのママにしてあったエントリー。
今年のモンブランも、これと全く同じような悩みの末にチケットを取った。
まあ、何よりも早めに行動を決めて、買うのが安くてかつ選択肢も多い。
けれど、休みの日程を最大にして、確定させつつ、チケットを手配するこのさじ加減はなかなか難しい物だ。

まあ、航空券は相変わらずだ。

今年の夏は、スイス、フランス、イタリア、フィンランドと言うことになりました。
メインはなんといってもUTMB、その前にモンブラン登山。
シャモニのガイドさんに依頼済みで、3日かけてゆっくり登山予定。
UTMBでは友達と一緒に楽しく走って、帰りはフィンランドでまた一人旅。
時間があれば、エストニアに船旅も考え中。
ああ、楽しみすぎる。