ひとつぶの葡萄

土曜日の朝のトレーニングを終えると青空が広がっていた。というのはウソで、トレーニングの前から晴れていた。そして翌日も晴れるらしかった。友達の前田師匠の水泳メニューを2キロ程を終えて、東京体育館の近くを散歩。聖徳記念絵画館にたどり着く。江戸から明治にかけての日本の変化を描いた大きな絵画が展示されていた。日本の近代史を学びながら鑑賞。

その後、外苑前にある豆の家という中華料理屋さんでランチ。明日も晴れるらしいから、奥多摩にでも行こうかと思っているという話しをしたら、一緒に行こう!という話しになり、どうせなら前泊しようということに。明日も晴れる場所を天気予報で調べる。すると山梨が天気がいいらしい。じゃあ、山梨だ。そこで、関東近郊の山を紹介した本をカバンから取り出すと、甲州高尾山がいいんじゃないかということに。東京から2時間程度でつくし、1100メートルほどで雪もなさそう、さらにワインが飲めそう。こんな理由から甲州高尾山に。一度家に戻って簡単に準備して、宿を探す。ひとつぶの葡萄に電話して予約。ここを選んだ理由は駅から歩いて行けそうだったから。

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そして、阿佐ヶ谷を出たのは夕方の5時45分ぐらい、勝沼ぶどう郷駅に7時45分着。駅に着くと、山梨の夜景が美しい。さらに、オリオン座など星が瞬いていた。うーん、東京よりもヒンヤリしていて旅先に来た感じ。携帯で地図を見ながら、宿まで15分。8時過ぎに到着したけど、夕食を作っておいてもらえた。サーモンマリネ、里芋と海老の大根あんかけ、舌鮃のムニエルとごぼうソース、グラタン、そして山梨のほうとう。うーん、うまい。最高にうまい。酸味のきいたサーモン、味のしみた里芋、こんがり焼かれたシタビラメ、アツアツのグラタン。こんなおいしい料理に合うワインを奥さんが選んでくださる。甘めの白ワインとすっきりした白ワイン。口にあったものを見つけるために、テイスティングをさせてもらった。ぶどう農家が自分の家で飲むために作ったワインも飲ませてもらった。これがまた美味いのなんのって。突然かつ偶然探した宿でこんなに美味しい食事をいただけるなんて、とっても優雅な気持ち。さらに、1泊2食つきで5,700円と言う安さ。お風呂に入って、ぐっすり眠る。

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翌朝6時半ぐらいに起きると、太陽に染められた南アルプスがドーンとそびえ立っていた。この宿はちょっと高台にあるから、町が見えるし山が見える。近くのぶどう畑を散歩してから朝食。そして、8時15分にタクシーを呼んでもらって、大滝不動尊まで1500円程。さてと登り始める。登り始めには雪が少しあった。大滝不動尊というだけあって、滝があった。その滝は凍っていてつららと逆つらら。

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さらに、しばらく登って行くとECナビの森に突き当たった。なぜECナビが森をもっているんだろう?さらに山梨に。家に帰って調べてみると、CSR活動の一環のようだった。そこからすぐに甲斐御岳神社。ここはとっても展望がいい。この甲州高尾山は全登山道を通して眺めがいい。その理由がちょっと残念なのだが、登山者の火の不始末による山火事で木々がなくなったから。さらに、富士見台に着くと富士山が目の前にでっかく見えた。午前中は雲がなく富士山がくっきりと見えた。眺めのいい稜線上をてくてくと歩きながら、頂上に到着。ここまで2時間程度。おにぎりとヨーグルトを食べて、一休み。ここからは町並みも見おろす事が出来た。ちょっと急な下り坂を進むと、大善寺に出た。

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さて、どこに行こうかと地図を広げる。ぶどうの国文化館やメルシャンのワイナリーに行こうと決めて、歩き出す。太郎橋を渡るとぶどう畑にでた。のどかな農道を歩いて行く。天気もいいし、のんびりとぶどう畑を見ながら歩く。すると、蒼龍ワイナリーに出た。中に入ると、いろいろな種類のワインが試飲ができた。赤も白も。そして、ワインを貯蔵しているワインカーブを見る。さてさて、続いて土屋龍憲セラーに。おこは日本で一番古いワインセラーらしい。コンクリートで作られた半地下のワインセラー。その向かいにあるぶどう畑のおじちゃんに「こんにちは」。すると、おじちゃんがぶどうの種類の話しや秋にあるぶどう祭りのことを教えてくれた。

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てくてく歩いて行くと、ぶどうの国文化館へ。ここは微妙。続いてメルシャンのワイナリーは工事中で休業中。この時、14時。腹が減った。腹が減っては前に進めぬ。近くにあった、シャンモリというレストランでランチ。窓際の席は眺めも良くてナイス。そろそろ帰り。山でかいた汗を流すために、タクシーで「天空の湯」。やっぱり温泉は気持がいい。露天風呂は山を眺めからつかる事が出来た。風呂から出て、すぐ隣にある「ぶどうの丘」のワインカーブで試飲(1,100円)。タートヴァンというお神酒を頂くお皿のようなさらで、何種類ものワインをテイスティング。こうやって多くの種類を飲むとワインにも色々な味があるんだなーと実感。最後はバスで駅へ。2時間程で阿佐ヶ谷へと戻った。

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なんか贅沢したなーと思う土日だった。次ぎ行くならば、昼過ぎに東京を出て「ひとつぶの葡萄」に宿泊。通常は18時に食事らしいので、その時間に合わせて宿へ。夜はおいしい食事とワインをいただいて、星空を見ながら散歩。朝はちょっと早めに起きて、南アルプスを眺めながらの食事。そして、4時間~5時間程かけて甲州高尾山登り。頂上でおにぎりを食べて下山。ぶどう畑を歩いて、昼過ぎに「蒼龍ワイナリー」へ。試飲なんかをしつつ、平日であれば蒼龍ワイナリーの工場見学も。「シャンモリ」か「ぶどうの丘」で昼食へ。ぶどうの丘にある「天空の湯」に入って、夕方に東京へ。こんなプランなら交通費/宿泊費込みでも1万円少々で行ける。

時間的にもコスト的にも楽しみのバラエティ的にも、友達と気軽に出かけるにはもってこいのプランじゃないかと思う。また、今度友達と行きたいなー。

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2 thoughts on “ひとつぶの葡萄

  1. またしてもパワフルだ~。
    しかもまたまた楽しそ~う。
    そのプランいいね。
    今度はお供させて下さい!テラ太郎殿!!(笑)

  2. 本当に元気だけが取り柄ですw
    なかなか盛りだくさんな2日でした。
    たいしてキツくない山なので、春になったらぜひ!

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