日別アーカイブ: 2015/6/13 土曜日

圧倒的な存在が世界を便利にする

google

その圧倒的な存在

少なくとも10年ぐらい前でもgoogle先生と言っていたし、google検索が出た時も、Gmailが出た時も、google street viewが出た時も、なくなってしまったorkutが出た時ですら、僕らは熱狂した。androidのように、デビューは地味でもいつの間にか世界のほとんどのスマホを支配する存在だっている。youtubeなんて買収してから、成長し続けいつの間にか動画や音楽を聞くのにはなくてはならない存在だ。

いまさらだけど、やはりすごい存在だ。僕らの世代の生活をこれほど便利にしたのは、グーグルが一番だろう。

iPhoneからgoogleのNEXSUSに変え2ヶ月でスマホを落として割ってしまい、最新のzenfone2に乗り換えた。

昔は携帯電話を変えると面倒臭かった。データの移行、電話帳、設定などなど。

でも。今はデバイスの中にはほとんどデータがない。ほぼグーグルに存在していて、アドレス帳もgoogleに全部あるし、メールもほとんどしない、LINE、Facebookを入れればコミュニケーションも困らない。本当に便利な世の中だ。一番容量が多い写真も最近リリースされ話題になっているgoogle フォトががいかしている。一眼レフで撮影しPCに保存した写真もgoogle picasaにアップしているから、携帯の写真とともにgoogleフォトにあり、いつでもどこからでも見れる。まさか、複数の写真を勝手にパノラマに加工してくれているのには驚いた。検索もできるし、GPSデータがないデータも画像解析とかGPSや場所を特定している類似の写真から類推していそう。

そんなことを思いながら、走っていた。そして、こんなことを考えていた。

1社に独裁されるのはなんか嫌だ。悔しい。

でも、優秀な人やお金が中途半端に分散するよりも、一箇所に集まったほうがより良いサービスとか革新的な発明が生まれやすいのは確かなのだろう。great vantage pointの話もそうだし、優秀な人同士が切磋琢磨するし、お受験で優秀な学校に入れたがるのと同じ発想で、当たり前基準がどんどん高くなっていく組織。

まあ、グーグルも永遠じゃないし、特殊な株でラリーとセルゲイという一部の人間が大きな力を持っているから変な方向に走る可能性もゼロではない。

ただ、これも資本主義のすごいところで、その時は上場企業だから、株主とか株式市場が主張したりとか、それなりの対応を取る。万が一会社が潰れかけたとしても、株価とか安くなったら別の会社が人も技術も買うわけだろうし、一度社会に出たサービスであればある程度はそのサービスの価値が認知されているので、同様のものを他の会社が提供する可能性が高い。

ということで、一社が独占することにより心理的には嫌だけど、シームレスにサービスがつながって使いやすいし、テクノロジーやサービスのレベルも上がるんだろうな。もちろん競合がいて切磋琢磨したほうが良くなる可能性もあるので、ちょっと比較は難しいんだけど、google以前と以後だと圧倒的に以後のほうが便利なことを考えると、googleのような文化や人の会社の場合は競合によるメリットは限定的なのかなとも思う。

送信者 サンフランシスコ&シリコンバレー