でもヒーローになりたい。

最近はマルコ・オルモさんの動画ばかりを見ていた。
昔からマルコ・オルモさんのことをかっこいいなと思っていたけれど、UTMFまで2ヶ月半となったため見返していたんだと思う。

マルコ・オルモさんは、UTMBというモンブラン山群を100マイルぐるっと回るレースで、60歳にして2連覇したイタリア人。
とてももの静かで騒いだりせず、他の選手がストックを使っても彼は使わず、シューズもアシックスのランニングシューズ。
自分のスタイルで走り続けている。

マルコ・オルモ選手の動画はイタリア語なので分からないが、見ているだけでUTMFへの気持が高ぶる。

そして、気持も高まり2月の中頃からトレーニング量も順調に増えている。
三浦半島縦断トレイルラン、東京マラソン、この前の高尾山30キロトレイル。
週末は順調に30、40キロを走れているし、平日もスイムかランをできている。

先日、UTMFに出場する10人ほどの飲み会に参加したのも、モチベーションアップのきっかけだと思う。
出るからには完走したい。初めての100マイルのトレイルなので、タイムはどうでもいい。
まずは完走をしたい。何としてでも。
そのためにはトレーニングが欠かせない。

毎日
ストレッチ
腹筋
家から駅までラン
オフィスの階段登り
ランorスイム
腹筋

週末
30キロ以上のランorバイク

できれば3、4月中にロードであれば100キロ、トレイルであれば70キロを1度やっておきたい。

これは全てUTMFを完走するため。
飲み会の日であってもトレーニングを絶対にする。
たとえ5キロであろうと、走る。
一度ルールを破るとなし崩しになってしまうから。

完走を成し遂げゴールの瞬間の体中から沸き立つあの強烈な喜びを味わいたい。
ほんの一瞬の感情だけれど、そのために時間を捧げたい。

もっと素直に恥ずかしげもなく言えばゴールの瞬間はヒーローなのだ。
ゴールした人全てがヒーロになっている。
それは他人が認めたヒーローではなく、自分が認めたヒーロー。
100マイルを完走しても、誰かに褒められることを期待しているわけではない。
そもそも100マイルの大変さを本当に分かってくれる人はほとんどいない。
ただ、自分が自分をヒーローと認めてあげれる。
ゴールした一瞬だけでもヒーローになりたい。
すぐに、自分の甘い部分に気づきヒーローではないことに気づくが、わずかな時間だけでもヒーロになるために。

UTMBで3位になった鏑木選手はこう書き記している。

最後のフレジェール(約159km地点)からの下りで、今年もいろいろなことを
考えました。本当に充実した時間が流れました。
長いトレイルを走り続け、ついに声援沸き立つシャモニの街へ、まるで深海をもぐり続け、はっと水面に出たような思い。
熱狂するシャモニのゴールは本当に素晴らしかった。最後の直線は、とても走りきるのがもったいなくって、ゆっくりゆっくり歩きました。こんな時間がいつまでも続いて欲しい、この時を感じたくって、ここまで来たのだと改めて感じました。


http://tsuyoshikaburaki.livedoor.biz/archives/1452445.html

2 thoughts on “でもヒーローになりたい。

  1. teratownさん、こんにちは。

    最後に流れるテロップは強烈だね。
    カッコイイ。
    ぼくももうすぐアラ還に入るけど、
    まだまだ頑張れるんだっていう気がしてきたよ。

  2. momomoさん

    最後のテロップは強烈ですね。
    すごいエネルギーを感じます。
    そして60歳と言う年齢に勇気をもらい、言い訳できないと感じます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です