正しいアームウォーマーの作り方。

植村直己さんはこう言った。ダウンジャケットはズボンにもなる、と。ズボンはジャケットの代用にはならないが、ジャケットはズボンの代用になる。こうした工夫をして荷物を減らして登山していた姿を現代に見ることは少ない。

必要な道具は何でもそろう時代になっている。アウトドアギアはそこそこの値段がするが、買えない金額でもない。俺も一通りのアウトドアギアを買った。それなりの品質のものを。

男と言うものはギア好きだ。収集癖がある。アウトドアグッズにしろ、カメラなどにしろ、鉄道模型にしろ、パソコンにしろ。そういった物をそろえたくなってしまうのだ。

しかし、最近そういったギアをすぐ買うことにつまらなさを感じはじめていた。なんだか工夫がないし、盲目的な行為だ。必要なら買えばいい。そんなのつまらない。

そんなことを思っていた時に、アームウォーマーが必要になった。来週の25日に富士五湖チャレンジで100キロ走る予定なのだ。スタート時間は朝の5時。スタート地点で待っている時間などは非常に寒い。しかし、厚着をする訳にはいかない。走り始めれば暑くなり、脱ぎたくなるからだ。その脱いだものを持って走らないといけなくなる。これは負担になるので、出来るだけ避けたい。そこで、長袖の代わりにアームウォーマーを買おうと思ったのだ。これならかさばらない。

そんな理由から、スポーツ用品店にアームウォーマーを買いに出かけた。C3fitやSKINSなどのアームウォーマーがあった。4,000円ぐらいの品だ。かっこいいし、機能的だ。しかし、すぐに買うことをためらった。先ほどのすぐにモノを買うことに対するつまらなさと、捨ててしまう予定だったからだ。最後まで持って走ると邪魔になるので、エイドステーションで捨ててしまおうと思っていた。

そんなこともあって、どうしようかと考えていたら、閃いた。そうだ、アームウォーマーなんて作ればいいんだ。そのまま家に帰り、タンスの中を探す。靴下をひとつずつ見ていく。うーん、これじゃない。これでもない。あった!穴の空いた靴下を発見。そう、この穴の空いた靴下をハサミでチョキチョキと切る。するとアームウォーマーの出来上がり。長めの靴下だと、ちょうど腕の長さに合う。完璧だ。リサイクルという奴です。ユニクロやパタゴニアなんかもリサイクルをしているけれど、彼らもびっくりだと思います(笑)

ということで、100キロマラソンまであと1週間。来週の日曜日の早朝がスタート。暇な方は、来週富士五湖に来ませんか?写真を撮ってもらえるとかなり喜びます(笑)。それはいいとして、まあ、楽しんで走ってきます。こうしたチャレンジングな勝負は、ゴールしたときの喜びがたまらんのです。初めてのハセツネでのゴールの喜びと声援が忘れられなくて、走りつづけている。ツールドモンブランサハラマラソンはその象徴だな。いつか出たいと思っている。こうして、出たいと思ってブログに書いたり、話しているといつか実現している。そんな連続の人生です。

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サハラマラソンとかスパルタスロンとかパリダカとか

2 thoughts on “正しいアームウォーマーの作り方。

  1. teratownさん、こんばんは。

    女性用のストッキングもけっこう使いでがありそうですね。
    これからも知恵と工夫でいきましょう。
    チャレンジ100㎞、頑張ってくださいね。写真は撮りに行けないけど。

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