阿佐ヶ谷に引っ越してから、こんな張り紙をよくみる。
「都合により、しばらく休ませていただきます」
今まで、どこに住んでいてもあまり見かけなかった張り紙だ。
肉屋さん、定食屋さん、雑貨屋さん、本屋さん、居酒屋さん、カレー屋さん。
阿佐ヶ谷に引っ越して、1年経ていないが何軒の店のシャッターでこの張り紙を見たか分からない。
はじめ見たときは、一瞬驚いた。
休みなんだ。ここで食べる予定だったのに。。。
いったい休みはいつまでなんだろう?
そんな風に思った。
最近は、あ、休みなんだと。
当たり前のこととして、捉えている。
考えてみれば当たり前だ。
個人経営の店が多いのだ。
個人経営だから、開店時間に対して必要以上に縛られることはない。
チェーン店だと、他の店舗のイメージにも影響するとか、親会社の命令があるとか。
そんな、規則などに縛られて、なんとかしてバイトを雇うとか、他店から人を借りてきて、開店するのだろう。
形式的な完璧さには人間の匂いがしないし、異様な完璧さを求めることに違和感を感じる。
逆に言えば、組織というものの強みは、なんとかして形式的な完璧さを作り出せるところなんだろう。
でも、そればかりだと人間は疲れてしまう気がする。
一人の人間は完璧でないのだから。
個人経営の店は、一人の人間が営んでいる。店といいつつ、人(個人)そのものであるんだろう。
だから柔軟に対応できるし自由度が高い。その代わりに常に開店しているという「完璧さ」は存在しない。
夏休みを取りたいときもあるだろう、病気をするときもあるだろう、調理器具が壊れることもあるだろう、食材を買えなかった日もあるだろう、ただ休みたい日もあるだろう。
だから、しばらく休むことは当たり前のことなんだ。
人は完璧でないし、人がやっていることも完璧ではない。
それが、普通のことなんだろうと思う。
「都合により、しばらく休ませていただきます」こんな張り紙を見ると、そこに人間の存在を感じる。
そして、ほっとした感情を抱き安心する。
「つながる旅の記憶~寺町健 写真展~」
期間:9月30日(火)~10月5日(日)
12:00~20:30(Fri ~22:00、Sun ~20:00)
場所:ウナカメラリーベラ
中野区中野2-12-5 メゾンリラ101
最寄り駅は中野駅になります。
お茶やランチもできます。金曜日の夜と土日はいると思います。
http://www.unacame.com/access.html
送信者 大分、熊本、宮崎 |
[別府の路地にあった店](PENTAX K10D DA16-45mm ISO: 800 露出: 1/10 sec 絞り: f/6.3 焦点距離: 34mm)
先生、週末に中野に行ってもいいでしょうか?
お待ちしておりま~す。
来る前にPHSにメールか電話くれるとありがたいです。
「休む」と言って終了を意味する場合もあるような
そう、雑誌の「休刊」
池袋の「純喫茶べる」がビデオ屋になっちゃったよ
「死ぬ」とかは忌み言葉なのと一緒かな
確かに雑誌とか休み=廃刊だな。
あ、あと都会の店の入れ替わりも本当に早いな。
昨日も、町を歩いていたら店が2、3ヶ月で行ったことある店が4、5軒かわってて驚いた。