日別アーカイブ: 2008/9/18 木曜日

ああ、大人な子供「1999年、夏、沖縄」byMr.Children

先日CD屋に行った。
渋谷のタワレコだ。
中学ぐらいのときはCD屋へよく行った。
ラジオで音楽を聴くことと、CD屋へ行くことはセットのようだった。

しかし、大学(高校?)ぐらいから音楽はネットで落とすか、ネットで買うようになった。
最近はyoutubeも多くなってきた。
データだけではなく、CDのジャケットなど実際に存在するということにうれしさを感じつつ、CDからは離れた生活だ。

小さい頃は毎日ラジオで音楽番組を聞いていた。
NHK FMのミュージックスクエアなんて番組を聞いていた。
小学校や中学時代にラジオで聞いていた歌手を今でも覚えている。
しかし、その時ラジオで聞いていただけで、その後も追っかけている訳ではない。
だから、今も歌手として活動しているか、解散したかは定かではない人たちが多い。

CD屋には、たくさんのCDが並んでいた。
CDの販促用にポップもたくさん作られている。
そんなポップに、当時ラジオで聞いたミュージシャンの名前が何組もあった。
目に入っただけで4、5組はあったと思う。
新しい曲を出して活動しているのだろう。

ああ、俺が全く知らなかっただけで10年ちょっとの間も、もちろん活動していたのだ。
曲を作り、CDを発売し、ライブをして。
その間にどんな曲を作ったかは分からないが、色々な人のそれぞれの日々が平行して進んでいっている。
そして、時がたちまた一点で交差する。

そんな時、僕の全く知らない世界が、動いている。
そんなことに、喜びを感じる。
僕は全てを知り得ない。
そんな当たり前のことに気づき、世界の圧倒的な存在に自分の小ささを感じ、喜びを味わう。
どんなに自分ががんばっても、たどり着きようのない世界、分かりようのないこと、成し遂げれないことがあることに気づくとうれしい。
圧倒的な存在を知ることで、ほっとする。

小学校の高学年頃から高校ぐらいまでだろうか、ミスチルが好きだった。
発売日にCDなんかを買ったり、テレビを見たり、ラジオで彼らのを聞いていた。
そんな思い出がある。
かといって、どの曲に思い入れがあるという訳でもなく。
この曲を聞くと、あの時のある出来事を思い出すということもない。

youtubeでwe are all aloneという曲を聴いていた。
その流れで、なぜだかミスチルの曲に流れ着いた。
その曲は、「1999年、夏、沖縄」だった。
物悲しさのある、この曲を夏の終わりの夜中に聞いた。

ああ、あれから9年経ったのか。

僕が初めて沖縄に行ったのは、今年の5月。
沖縄はもう暑かった。
Tシャツが汗で体にへばりついた。
そんな、沖縄だった。

この曲を聴いた、当時が漠然と思い起された。
ああ、なんだろう。
夏の終わりの夜。

とりあえず、夏を伸ばしたくて、また明後日から沖縄へ行く。

送信者 八重山2008

[西表島 船浮きの夕暮れ](PENTAX K10D DA16-45mm ISO: 400 露出: 1/8 sec 絞り: f/4.0 焦点距離: 16mm)

「つながる旅の記憶~寺町健 写真展~」
期間:9月30日(火)~10月5日(日)
   12:00~20:30(Fri ~22:00、Sun ~20:00)
場所:ウナカメラリーベラ
   中野区中野2-12-5 メゾンリラ101
   最寄り駅は中野駅になります。
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