道を切り拓く

一番最初に挑戦し道を切り開く開拓者って、スゴイなと思う。ファーストペンギンって、いろいろな面でなかなかなれない存在だから。

ブームってのもそうなんだけど、誰かが道を切り開くと、後からそれを真似る人はたくさんいる。これは、別に悪いことでもなんでもないと思う。楽しそうセンサーが反応して、自分も同じことをしたいと思う純粋な気持ちだから。

ただファーストペンギンは違う。何が違うっていろいろな能力と精神が求められるから。それは、アイディア、そもそも想起することからはじまる。そのアイディアがないとはじまらない。さらに実行力。フォロワーとして何かをするよりもファーストペンギンとして何かをする場合の実行力は意味が違う。そもそも情報がないから、自分で調べ、類推していきながら準備をする。だからこそ、不安や準備も人一倍大変だ。それでも切り拓く。それでも、やはりやってみると想像もしないようなトラブルの連続だろう。それを試行錯誤しながら瞬時の判断をして対応して成し遂げていく。

やはり最初にやる人ってすごい。そう、海外のトレイルへといち早く出て行った石川弘樹さん。当時は同じことをやる人はいなかったが、その数年後日本人は大挙して海外のトレイルへと足を運ぶ。フェイスブックのタイムラインでも毎月誰かが海外のレースに出ていたりする。自分も含め。

今回の東海自然歩道1000キロの弘樹さんのチャレンジも、いままで最速記録(Fastest Known Time)は残っておらず、まして1000キロ。アメリカのロングトレイルならある距離だけれど。

何年後かには、挑戦する人が増えているのかもしれない。弘樹さんはまた、新しい世界を切り開いた者になる。挑戦者はすばらしい。

そして弘樹さんは岐阜に入ったようだ。

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