夏になると本を読む頻度がぐっと減る。
でも、涼しくなり秋の訪れを感じると、自然と本に手が伸びる。
冬にでもなれば温かいコーヒーでも飲みながら、静まり返った夜中に本を読む。
なんてことは、ごくたまにしかしないけれど(爆)
いつも電車で本を読んでばかり。
つい先日も本屋に行って5,6冊の本を買った。
最近はそれぐらいのまとめ買いが多い。
手に取る本でも、結果的に好きにならないものもあれば、最高に面白い本もある。
近頃は偶然だかなんだか、面白い本ばかりに出会っていてうれしい限り。
最近読んだ本ではないけれど、そういえば長いタイトルの本が好きだなと、ふと思った。
本のタイトルには単語だけでズバッと表したものもあるが、僕は少し眺めの文書のタイトルが好きなようだ。
考え抜かれて、自分の伝えたい気持ちが込められた言葉。
練りに練られた結晶。それがタイトルなんだろう。
好きな本のタイトル。
ちょっと眺めで、ちょっと回りくどい表現がお気に入り。
「走ることについて語るときに僕の語ること」村上 春樹
「やがてヒトに与えられた時が満ちて…」 池澤夏樹
「えいやっ!と飛び出すあの一瞬を愛してる」小山田 咲子
「全ての装備を知恵に置き換えること」石川直樹
「いま生きているという冒険 」 石川直樹
「なにも願わない手を合わせる」藤原 新也
世界は「使われなかった人生」であふれている 沢木耕太郎
「愛」という言葉を口にできなかった二人のために 沢木耕太郎
この本のあとがきで、沢木さんは長い本のタイトルについて言及している。
コスモスの影にはいつも誰かが隠れている 藤原 新也
teraちゃん、こんばんは。
本にしても何にしても、長くても短くても、
タイトルって難しいよね。
teraちゃんも編集やってるからそこらへんはよくわかると思うけど、
考えに考えたものより、
パッとつけたタイトルのほうが読者の受けがいいとガックリくるよね。
いまもって、何が受けるのか全然わからない…。
momomoさん
タイトルってまさにそうですね。
練りに練ったタイトルが滑ることもありますし、
思いつきでつけたタイトルが刺さることもありますし。
難しいです。
でも、素敵なタイトルに出会うと、それだけでその本に惚れてしまいます。