日別アーカイブ: 2012/1/26 木曜日

いのち五分五分

山野井 孝有さんの著書「いのち五分五分」を読んだ。
山野井 孝有さんはクライマーである山野井泰史さんのお父さんだ。

僕は山野井さんがとても好きで、本を読んだり講演会に行ったりしたことがある。
山野井さんの自然体な感じと純粋に山が好きで、そこに軸をおいて生きている姿がかっこいいのだ。

ただ、山野井さんのクライミングスタイルには危険もともなう。
実際に、大きな怪我もされている。

そんな世界的なクライマーであり、命の危険に何度もあってきた山野井泰史さんのお父さんは、どのように考えてどのように接してきたのかが書かれた本。
親が子に対して、どのように思っていて、どう接したかが書かれた本は少ないと思う。

子どもの生き方や行動に心配をしつつも、だんだんと信頼をしていき、自慢の息子になっていく過程。
父親と母親で、息子に対するスタンスが違ったりしているのも面白い。
そして、息子や息子の奥さん(妙子さん)が父や母を思いやる気持ち。

親子って心と心で繋がっているんだなと実感した。
いくつもの場面で涙を流しそうになった。

From 岐阜