日別アーカイブ: 2012/1/8 日曜日

GO TO 五島列島「島巡りと一筋に繋がる空を見上げる」

GO TO 五島列島 「島へと渡る」

5時30分ぐらいだったか?何時だったか覚えていないが、日の出前に起きて○さんと軽くジョグ。
といっても、矢倉岳に登るのでほぼ登り。往復12キロちょい。
あいにくの天気で、眺めはイマイチだった。
けれど、朝の運動はやっぱり気持いい。

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宿に戻り朝食をたっぷり食べて、まずは番岳へ。
トレイルを歩いていると、ヒョウが降って来た。
そう、五島列島は東京よりも暖かいと思っていたら、同じぐらいかちょっと寒いぐらいだった。

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曇って履いたけれど、視界は悪くなく遠くまで見渡せた。
雲間から差し込む陽光が、海を照らしていた。
朝日も夕日も見られる場所に、新しいホテルが近々出来るらしい。
のんびり眺めてたら、幸せだろうなーと、妄想が膨らんだ。

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そして、椿油の体験へ。
今回、五島列島は椿油が有名ということを初めて知った。
シャンプーのTSUBAKIもここの椿油を使っているのだとか。

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油の精製方法は簡単

1、まずは実をすり潰す
2、蒸す
3、絞り出す

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うまれて初めて油を作ったけれど、思ったよりも簡単だった。
そして、椿の実にはこんなにも油が含まれているとは、本当に驚いた。
何と1キロの実から300mlの油が取れるのだから。
植物って本当に興味深いな~。
そして、実をそのままかじってみたら、渋みとエグミがすごかった。
でも、絞った油をたっぷり使って焼いたパンを食べても、全くエグミがなかった。
不思議だな。本当に不思議だ。

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そして、お昼は海鮮丼と五島うどん。
五島うどんは、3種類のタレで食べた。
一番驚いたのは、煮魚の汁につけて食べること。
味がしっかりしていて、美味しかった。
それに、煮汁を捨てるのも勿体ないし、効率的だな。
生活の知恵から始まったのかな。

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赤い橋を渡り頭ケ島天主堂へ。
こちらも歴史があり、かつ石造りということでとても重厚感のある教会だった。
今回の上五島の旅で訪れた教会の中では一番好きだった。
島の中心地から離れた場所にあるのも良かったな~。

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それから、龍馬さんに挨拶をして、かまぼこづくり。
アジを3枚に下ろして、すり潰して、油で揚げる。
この油には先ほどの椿油も混ぜた。
カラッと揚がり、美味しいかまぼこが完成。

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それから、鯨の博物館へ。
昔は鯨漁がとても盛んだったようだ。
いろいろ資料を見ていると、鯨ってすんごい生き物だなーって思う。
そもそもあのデカさ。
取る方も取られる方も必死だった感じが伝わって来た。

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蛤浜海水浴場に寄って、宿へ。
今日は前田旅館さん。
夕食をたっぷりと食べ、今日も教会コンサートへ。
歩いて行ける青方教会へ。
夜空を見上げると、真ん丸の月が見えた。
今日は皆既月食なのだ。
天気予報では長崎は曇りという事だったけど、期待できるかもしれない。

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今日のコンサートはフルートとピアノだった。
フルートの柔らかい音色がまるで柔らかい布団のような心地に。
一日みっちり巡った疲れもあり、気分が安らいでうとうと。

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コンサートが終わると、皆既月食を見に防寒しまくって、カメラと三脚をかついで外に。
しかし、月は見えず。厚い雲で覆われてしまったのだ。
ショック。やはり無理かと思ったが、眺めるのに良さそうな場所を探す。

海の近くの拓けた場所に決め、ひたすら空を見上げ続けた。
おそらく、4時間ぐらいは空を見上げていたと思う。

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ほとんど雲で見えなかったけれど、雲間から一瞬だけ月が顔をのぞかせた。
欠けはじめた瞬間、三日月ぐらいになっている時、皆既になった時。
それぞれのタイミングで、少しずつ見上げることが出来た。

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不思議に欠けた(陰った)月。
そして、怪奇になると淡いピンク色になった。

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何も見えない空を見上げ続けて、一瞬だけ見えた月。
待ちわびて、待ちわびて見上げた皆既月食は、よりいっそう神秘的で大いなる自然の不思議を感じた。

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興奮が冷めないまま、宿へと戻り眠りについた。