今日は、本当に存在感のある満月で、そんな満月を見上げながらワンへ行った。
8月の末にワンさん送別会で行って以来。
昼間は雲取山でトレランをした適度な疲れと、まん丸く色々なものを写し出す鏡のような存在の満月。
そんなものに酔いしれつつ、気の置けない仲間とワンで飯を食っていたら、のどかな幸せな気持に。
玄米を食べたくなったし、猿ケ京の秘密基地に行きたくなったし、価値観を共有する人のつながりはいいなと思ったし、肉体と意思は面白いなーと思った夜。
ふと、帰り道にナナオサカキさんの詩を思い出した。
From ALASKA 2009 |
ラブレター ナナオサカキ
半径 1mの円があれば
人は 座り 祈り 歌うよ半径 10mの小屋があれば
雨のどか 夢まどか半径 100mの平地があれば
人は 稲を植え 山羊を飼うよ半径 1kmの谷があれば
薪と 水と 山菜と 紅天狗茸半径 10kmの森があれば
狸 鷹 蝮 ルリタテハが来て遊ぶ半径 100km
みすず刈る 信濃の国に 人住むとかや半径 1000km
夏には歩く サンゴの海
冬は 流氷のオホーツク半径 1万km
地球のどこかを 歩いているよ半径 10万km
流星の海を 泳いでいるよ半径 100万km
菜の花や 月は東に 日は西に半径 100億km
太陽系マンダラを 昨日のように通り過ぎ半径 1万光年
銀河系宇宙は 春の花 いまさかりなり半径 100万光年
アンドロメダ星雲は 桜吹雪に溶けてゆく半径 100億光年
時間と 空間と すべての思い 燃えつきるところそこで また
人は 座り 祈り 歌うよ
人は 座り 祈り 歌うよ