２０１１年１２月１０日。
今年2回目の皆既月食。
さらに土曜日と条件が揃った。

ということで、どこか見晴らしの良い山でテントを張って眺めようと決めていた。
そんな時に、momomoさんから五島列島の話しを伺い、山を止めて五島列島で楽しむことに決めた。

準備する時間がほとんど作れず、前日の夜遅くに家に帰ってからパッキング。
今回は皆既月食のためにカメラの三脚も持つことにしたが、パッキングがうまくいき20リットルのザックだけで片付いた。
一眼レフカメラもザックに入ったのでかなりの満足。
やはり小さい荷物はミガルでいい。
こうして、４日間の五島列島の準備は整った。

翌朝（12/9金）は5時起き。
７時３０分のスカイマークで神戸経由で長崎へと向かう。
家を出たときは真っ暗で、雨がしとしと降っていた。
羽田に着く頃には、夜が開けていたけれど、滑走路は雨で湿っていた。

From 五島列島（上五島）と軍艦島

晴れ男だから旅立ちはいつも晴れの日が多い。
でも、雨だと気持ちが少し落ちる。

飛行機が離陸すると、雲の上はさんさんと太陽が輝いていた。
あっという間に晴れやかな気持になった。
そうだ、自分の視点が変われば晴れを感じられる。
地上だけ見て、判断していちゃダメだな。

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長崎は小学校の時に行って以来だから実に１５年ぶりぐらい。
１４時ぐらいのジェットフォイルで五島列島に渡る予定だったが、欠航するとのことで１２時のフェリーに変更。
時間がないので、空港に着くとダッシュ。手荷物がないので、そのままバスに飛び乗って、ターミナルへ。
なんとか、間に合った。
個人的にはフェリーの方が好きなので、ラッキー。
曇っていたがデッキに出て海を眺めていた。

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思ていたよりも早く奈良尾港に到着。
ターミナルでは、上五島の方々が迎えてくださった。

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まずは五島灘酒造さんへ。
焼酎を作っているところを見せて頂く。
ビール工場は行ったことあるけれど、焼酎は初めて。
出来立ての焼酎は強烈な匂いがしたが、しばらく置いたものはいい香りになっていた。
五島灘の白と黒、そして五つ星を買って、家に送った。

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五島灘酒造を後に、本日の宿へ。
それから夕食。
夜は教会でクリスマスコンサートがあるので、早めにすます。

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毎日違う教会でコンサートがある。
この日は青砂ヶ浦教会。
青砂ヶ浦教会は１００年ほどたっている教会で、とても落ち着きのある空間だった。

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照明も落とされ、柔らかな灯りと澄み渡る音に酔いしれた。
とても心地よい時間で、心の中をすーっと爽やかな風が吹き抜けたような気持ち。

G線上のアリア、アヴェマリア、ユーモレスクなど知っているクラシック曲の演奏。
そして、ジブリのメドレーやいきものがかりの「ありがとう」も。

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後半もいろいろな曲を楽しみ、あっという間にコンサートが終わった。
もっと、この心地よい時間を味わいたいと思うほどだった。

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それから、居酒屋「海舟」へ。
あらかぶ（カサゴ）を食べたり、五島灘を飲んだりして、楽しい時間を過ごすとあっという間に夜中。
宿へと寝に帰った。