静かな紅葉の飯豊山に火の玉ひとつ

金曜の最終山形新幹線つばさで米沢へと向かった。20:36に乗って22:46に米沢駅に到着。最初は間違えて、仙台行きの車両に乗ってしまっていた。郡山だかどこかで切り離しで行き先が変わるのだが、最終便で間違って仙台に着いてしまったら取り返しがつかない。

今回は友達と二人で東北の飯豊山登山。友達が山形で仕事を終え、米沢まで来てくれていた。それも登山の夕食に食べる鍋の食材を購入してくれていた。目指すは大日杉登山口。と、その前にコンビニに寄って朝飯、昼飯、朝飯を購入。水2リットツ、スポーツドリンク1リットル、パン3つ、おにぎり3つ、チョコ、ようかん2つなど。

送信者 ドロップ ボックス

細く明りのない山道を進んでいく。狸が道を行き来するような道。ちょくちょく山に登る友達だけど、友達が忙しかったのでしばらくぶり。いろいろなことを話しながら登山口へと向かう。登山口について車を止めると、先に1台いた。夜空は無数の星が瞬いていた。リクライニングして寝袋に入って寝る。と、そのとき、黄緑色の強く光るものが夜空をジグザグ動いて落ちていった。友達も同時に「何あれ?」と叫んだから錯覚ではないと思う。いわゆる火の玉ってやつかな。

送信者 ドロップ ボックス

寝袋に入っていたので、そんなに寒いこともなくぐっすり寝た。5時だったかに起きて、朝飯を食べて荷物の準備をする。ぐだぐだして、6時に登山開始。どんよりとした雲が空を覆っていた。午後からは天気が良くなりそうだったので、それを期待して登る。

送信者 ドロップ ボックス

久しぶりに東北の山に来たけれど、やはり山深い。幾重にも山に囲まれていて、本当にひっそりとした山だ。もちろん人が少ないのも理由の1つ。いろいろと話しながら登っていく。1000メートル前後は紅葉できれいだけれど、太陽の光を浴びていないので、鮮やかというわけではない。頂上直下の本山小屋までコースタイムだと9時間30分。けっこう長いなーと思っていたけれど、かなりゆとりをもったコースタイムだったようで、実際は走ってもいないのに6時間40分で到着した。

送信者 ドロップ ボックス

途中11時ぐらいに切合非難小屋に到着。新しくしっかりした小屋だった。小雨が降ってきたので、休憩と食事。しかし、待っても雨はやまない感じだったので、また歩くことに。一カ所切り立った腐り場があったけれど、特にあぶない場所もなく頂上直下の本山小屋に到着。ここも新しくしっかりした作りの小屋で、トイレもきれいだし、小屋は2階建てで20人は練れるぐらいだった。

送信者 ドロップ ボックス

僕たちが着いた時には誰もいなく、非難小屋(無人小屋)の中にテントを張ることにした。テントを張った方が熱が逃げにくくて暖かいし、わざわざ上まで担いできたのだから、使おうと言うのが理由。ガスっているので頂上を行っても仕方ないし、大日岳にも行く気にならなかったので、エアマットを敷いて、寝袋に入って昼寝。何人かの登山客が小屋に入ってきたので目が覚める。窓を覗きながら、青空が出るのを伺っていると、雲が流れたようだったので、寝袋から這い出た。

送信者 ドロップ ボックス

雲が早く流れ、青い空が顔を出した。やはり、青空は気持がいい。山っていいなーとつくづく思う。何にも遮られず、青い空と山の連なりを見ていると、体の中を清らかな風が吹き抜けていくような感じがする。ふと、背後を見るとブロッケン現象が起きていた。今までのブロッケン現象よりもハッキリとしていて、真ん丸の虹の中心に自分の頭の影を持ってきて、後光が刺したような写真を撮ってあそんだ。

送信者 ドロップ ボックス
送信者 ドロップ ボックス
送信者 ドロップ ボックス

5時ぐらいになったので、夕食開始。5人ぐらいで来ていたおっちゃんがスゴイ量の食事を作っていたので、少しお裾分けをもらう。僕らは担々鍋のスープの素、豚肉、ひき肉、野菜、薄切りの餅、〆にラーメン。というメニュー。ビールで乾杯をして鍋をつついた。一人だとこんなにも料理を作らないので、山に友達と登ると食事が本当に楽しい。

送信者 ドロップ ボックス
送信者 ドロップ ボックス

早々に寝て、22時頃に目を覚まし夜空を見に外に出たが厚い雲に覆われていて星は見えなかった。ダウンを着て寝袋に入ったら、非常に暖かくぐっすり寝た。日の出の前に起きて、外を確認したけれど、やはり雲でご来光は見えず。朝食は昨日の鍋の残りのスープに佐藤のご飯を投入。3分ぐらい煮込んだらおいしいおじやが出来た。

送信者 ドロップ ボックス

一応飯豊山の頂上に登ろうと言うことで、荷物を小屋において、頂上ピストン。15分ぐらいで頂上に。頂上からの眺めは良かったけれど、風も冷たく、景色を眺めて小屋に戻り、下山。下山するに従って、青空が増え、紅葉も鮮やかに見える様になった。行きはこんなにも紅葉が美しく見えなかったのになーと話しながら。

送信者 ドロップ ボックス
送信者 ドロップ ボックス

11時30分には大日杉登山口に下山。5時間かからずに下山して、日帰り温泉に立ち寄って、ご飯を食べて、山形駅へ。友達は東京へ戻り、僕はバスで仙台へ向かった。紅葉の時期なのに静かな山登りを満喫できて楽しかった。

送信者 ドロップ ボックス

飯豊山登山
日時:2010年10月16,17日 (1泊2日)
天気:曇り、小雨、晴れ

アクセス:行き:東京20:36 山形新幹線 つばさ 米沢22:46着 レンタカーで大日杉登山口
     帰り:大日杉登山口 山形駅 バスで仙台へ

ルート:1日目:大日杉登山口6:00発~御田~地蔵岳8:25~切合小屋11::00~本山小屋11:40着 本山小屋内にテントをはって泊
    2日目:本山小屋07:00~飯豊山山頂~本山小屋~地蔵岳~大日杉登山口11:30

宿泊:1日目 本山小屋内にテントをはって泊

食事:1日目 朝:おにぎり、パン 昼:おにぎり、パン 夜:鍋、ラーメン
   2日目 朝:おじや、おにぎり パン 昼:おにぎり、パン、ようかん

行動食:チョコ、ようかん、パン
緊急食:カロリーメイト、SOYJOY

水:スポーツドリンク 900ml×1本
  水2リットル (Platypus 2.5L)

装備:バックパック(Mt.Dax 何リットルか分からないけど、60リットルぐらいかな)
   バックパックカバー(イスカ 40-60L)
   シュラフ 快適睡眠温度0度 (モンベル・U.L.アルパインバロウバッグ#3)
   テント一式(モンベル・クロノスドーム2型)
   テント用のグランドシート(モンベル)
   銀マット(今回はなし)
   エアマット(マジックマウンテン)
   方位磁針(シルバ)
   地図(雨で濡れてもいいようにビニル袋に入れる)
   登山計画書
   ホイッスル
   ストック
   ヘッドライト(Petzl)
   電池(ヘッドライト用)
   携帯電話×2
   携帯電話充電器×2
   文庫本
   ペンとノート
   コンパクトデジカメ(Panasonic Ft2)
   コンデジ用電池
   デジタル一眼レフカメラ(PENTAX K10D)
   デジタル一眼の充電器
   カメラレンズ(SIGMA、PENTAX)
   カメラのお掃除セット
   カメラのバック
   コッヘル(snowpeak)
   バーナー(Iwataniプリムス)
   キッチンペーパー
   スプーンとフォークのセット
   割り箸
   多機能ナイフ(ビクトリノックス)
   コップ
   歯ブラシセット
   眼鏡ケース
   ウェットティッシュ 大きめサイズ20枚
   薄いタオル
   トイレットペーパー(芯を抜く)
   常備薬(風邪薬、軟膏、整腸剤)
   圧縮袋
   水を入れるパック(Platypus 2.5L)
   ビニル袋(5枚)
   財布
   保険証

服装:
   雨具下(モンベル)
   ソフトシェル(アウトドアリサーチ) (今回はなし)
   ダウンジャケット 青色 (Lowe Alpine)
   登山用タイツ(4DM)
   短パン(ニューバランス)
   靴下(ユニクロ) 替えも
   パンツ 
   速乾性シャツ 
   速乾性ハイネック長袖シャツ 緑(LoweAlpine)
   ハーフパンツ
   薄い速乾性長ズボン(モンベル)
   軍手
   帽子
   腕時計
   登山靴(今回はモントレイルのトレランシューズ)

食料:おにぎり 
   チョコスティックパン 
   カップラーメン(袋ラーメン)
   カット野菜
   担々鍋のスープ
   チョコ
   キャラメル
   クッキー
   カロリーメイト
   紅茶のパック
   ココア
   アミノバイタル ジェル
   アミノバイタルドリンク
   パワージェル
   アミノバイタル顆粒
   アクエリアスの粉
   水 2.5リットル
   ようかん
   どらやき

状況によって持っていくもの
   軽アイゼン

2 thoughts on “静かな紅葉の飯豊山に火の玉ひとつ

  1. teratownさん、こんばんは。

    お疲れさま。
    走ってもいないのにやっぱりはやいねー。
    それにしても山の朝って、ほんとにいいよね。

    昆布焼酎はとっておくから、
    次のピクニックにはぜひ参加してねー。

  2. momomoさん

    山の朝はいいですね。
    本当に様々な表情があって、どれもが雄大で美しい世界ばかりで。

    今日の餃子&カレーピクニックは楽しかったですか?
    ぜひ、みなさん手作りのおいしい料理を食べたかったのですが、トライアスロンでした。。

    次回は参加します!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です