台湾にて沖縄とアラスカを想う

台湾にきております。

今朝は9時代の飛行機だったため、夜明け前に起き家を出ました。駅に着くと東の空が淡く赤色に染められ、手前には家々のシルエットが浮かび上がっていました。電車を乗り換え成田空港につくころにはすっかり日が昇り、天気のよい一日が始まっていました。年末が近いだけあって空港は少しばかり混雑していたので、荷物検査などで並んでいたらすぐに離陸の時間を迎えました。台湾行きの飛行機は小さな子供づれの親子が多く、台湾は子供をつれて旅行しやすい場所なんだろうなと、ふと想いました。人生の時期によって旅する場所は変化するもんだと、教えてくれたような気がします。

アラスカへ行くのにいったん南へ向うのは無駄な感じもしますが、台北からアラスカ(アンカレッジ→フェアバンクス)へと向かいます。アンカレッジからフェアバンクスへはALASKA AIRです。アラスカでは必ずといっていいほどお世話になるという噂の航空会社です。飛行機の尾翼にはエスキモーの顔が描かれているのが特徴らしいので、見てこようと思います。

今回はアラスカのために相当暖かい服を着ているため、台湾では汗ばむほどです。服を脱いでカバンにしまうこともできず、手で持っています。というのも、いつもなら機内へ持ち込める30リットルのバックパックが持ち込めず、手元にはカメラと財布と文庫本しかないからです。目の届く範囲に荷物がないのが落ち着かない性格なのでいつも手荷物にしていたのですが、チャイナエアラインが厳しいのか、カメラの三脚がバックパックの横につけてあったからなのでしょうか。アンカレッジで荷物がちゃんと出てくることを願っています。まあ、荷物が迷子になる確率のほうが低いし、荷物がない身軽な旅も楽しいと昨年のイランで知ったので、自分ではどうしようもできないことを気にすることはやめようと思います。

そうそう、3年ぶりぐらいの台湾ですが、やはり近いなと思いました。地理的にもそうですが、文化的にも沖縄に近しい感じがします。飛行機から台湾の町並みを眺めたとき、空から見る町が沖縄のような感じを受けたのです。それは建物のつくりであり、屋根であり、木々の様子です。やはり、鹿児島以南の島々と台湾はつながっていることを改めて気づきました。

外を眺めつつも機内では星野さんの「長い旅の途上」を読み返していました。日本では昨日まで「アラスカ光と風」を読んでいたので、近づくにつれアラスカを旅する気持ちが高まってきています。それでは、フェアバンクスまでしばらく飛行機に乗りこみます。

それでは。

4 thoughts on “台湾にて沖縄とアラスカを想う

  1. 今度はアラスカですか素晴らしいですね!!

    私も20日まで親戚にお葬式ができて台湾に行ってました。

    なんとお通夜は一ヶ月以上ぶっ通しで、告別式はカーニバルの様なにぎやかさでした。

    冠婚葬祭にはものすごいエネルギーとお金をつぎ込みます。

    祖先崇拝や道教の影響が強いところなど沖縄の文化につながるものが多いです。

    遠い昔から海流に乗ってさまざまな文化交流があったのでしょうね。

    だからなのか、なぜか大陸の人たちよりもアバウト(沖縄流ではテーゲーというのでしょうか)でゆるく、おおらかな性格の人が多かったです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です