月別アーカイブ: 2006年10月

分かる、その気持ち

誰だったのかは定かではないのだが、つい先日、耳にした。
この言葉を聴いたとき、気持ちが強く現れている気がした。
何に対しての気持ちが強いのかは忘れたが、その時、この言葉に大いなる感情が宿っていると感じたことだけは鮮明に記憶している。

この言葉を思い出したのは、とあるブログを読んで。
そのブログは僕が大好きな番組「情熱大陸」のプロデューサーかなんかのブログ。
角田光代さんについて書かれていた。角田さんはこの情熱大陸ではじめて知った人だ。
この番組で、何人もの人を知った。そして好きになったり、惚れたり、尊敬したりした。
今、調べてみたらそれは2005年3月だった。この時から、彼女には一目を置いていた。
というのも、番組の中で書いた一つのエッセイにひきつけられたから。
まさに、そのエッセイを聞いた時「分かる、その気持ち」だったのだ。
そのエッセイがこれだ。

「旅先三日目」角田光代
 旅に出る。見知らぬ町に着く。幾度も迷いながら歩きまわり、だいたい三日目に、自分が、まるごとその町に溶けこんでしまったような錯覚を抱く。体が急に軽くなる。仕事も名前も年齢も、私はなんにも持ち得ない、持っていたとしてもここではまったくの無用だと気づく。それはちっともさみしいことではなくて、むしろすがすがしい気分である。
 旅から帰ってくると、つい、何か持っているような気になってしまう。仕事、家、友、約束、銀行口座、名前、年齢。実際私たちはそうしたものを背負って日々よろよろと暮らしていて、ひとつでも失うとなんとはなしに不安になる。けれど実際のところ、本当には、私はなんにも持っていないんじゃないか。持っている気になっているものすべては、思いこみとか、一時的に預かっている何かなんじゃないか。そのことを忘れそうになると、私はいつも、あわてて旅に出る。旅先三日目のあの空っぽな気分を思い出すために。

情熱大陸のサイトで、月一回彼女の小説が掲載されはじめるようだ。
その名も「明日、どこかで出会う」。
また、「分かる、その気持ち」と思わず言ってしまいそうなタイトルだ。
見逃せない。

彼女については情熱大陸を見たときなど、何度かブログで書いている。
http://www.teratown.com/blog/archives/001457.html
http://www.teratown.com/blog/archives/001466.html

You tube google 山と渓谷 インプレス

ちまたでは、 You tubeをgoogleが買ったというねたで持ちきりだ。
買収案件で話題といったらユーチューブ。

しかし、そんなニュースに隠れて、こんなM&A案件が!!

山と渓谷といえば、山と渓谷社。
あの、有名な会社。

インプレスがたった4500万で全株式を取得したらしい。
マジで驚き。インプレスと山と渓谷社、全く関連が見えない。

本のコンテンツ傾向がつまらないものにならないように祈るのみ。
今までのコンテンツをしっかりと継承してくれよ。
山と渓谷社、頼んだ。
これからも面白い雑誌と本を期待しています。

月が俺を見ている

月が俺を見ている
太陽が俺を見ている

と、何気なく言った。自分の中ではずっと当たり前だったからだ。
しかし、けっこう驚かれた。

常に思っているわけではないが、まん丸の月と対峙した時や夕日と向かい合ったとき。
月が、そして太陽が俺を見ている。と思っていた。

月や太陽と俺の間に何も遮る物がないという感覚。
あれは、時が止まったような、月と俺以外すべてがどこかへ言ってしまったような。
空気がなくなったような、空気が止まったような。
あの時の感覚はたまらない。

布団に寝転がると、少しかけた月が見えた。

いろいろなところで、いろいろな状況で見た月を思い出した。

物を身につけない男

僕はあまりモノを身につけない。
家ではだいたい裸だ。

だから、季節の変化を感じる。温度に敏感だ 。

夏でもクーラーは入れない。そっちのほうが体がイキイキしている。

ミガル。これが基本的な考え。

神経が一番感度が良い。

出かける時もモノは最低限だ。

 俺の中では基本となる考え。ミガル。

物質的にも精神的にも社会的にもミガル。これがベースだ。

なんとなくそうなっていた

風呂に入るのはいつも寝る直前だ。

なんとなくそうなっていた。

ほとんどの場合、布団で横になれば3秒で寝れる。
知っている人は、本当にこいつすぐ寝るなと思っているだろう。
だから、寝る直前に入ると寝られないとかいう問題はない。
今日は、珍しく家に帰ったらすぐに風呂に入ってみた。
コレもいいもんだ。
風呂に入らないとって思わなていいので気がラクだ。
何気ない習慣づいた普段の行動を少し変えてみるってのはなかなか面白い。つくづく思う。