日別アーカイブ: 2006/7/25 火曜日

死んでおきたら、一人ぼっち

テレビ東京の地球街道という番組。この番組で愛する土地ウユニが放映されたことを知ったのは、放送終了後だった。

http://www.tv-tokyo.co.jp/chikyukaidou/backnumber.html

残念、惜しいことをしたと言うのが正直な気持ちだった。

そんな時、岐阜に帰った。すると、この放送のビデオが撮ってあった。うれしい。2回続けて見た。やっぱり雨季のウユニは美しい。

鶴田真由さんが、旅をしていた。トヨタの一社提供番組で、トヨタのランクルで旅をする。ウユニの町にはランクルしかないから、まさにこの番組にはうってつけの地だ。

そんな鶴田さんが俺が行ったところと同じ場所を旅していた。懐かしさもあったが、それよりも美しいという気持ちが大きかった。それにしてもいい空だ。

自分で言うのもおかしいが、世の中の平均的な人よりも美しい自然を見ていると思う。それは星にしろ、砂漠にしろ、山にしろ、湖にしろ、月にしろ、朝日や夕日。確かに、美しいと感じるのはそのときの心境が大きいから絶対ではない。個人の中でも個人と他者との間でも。

 しかし、この美しさを伝える能力を僕は持ち合わせていない。それが悔しくてたまらない。

死んで目を覚ました世界で一人ぼっちだったときのような場。鶴田さんはウユニのことをそんなような表現をしていた。

その時の、鶴田さんの日記
http://tsurutamayu.com/diary/200605.html

薄く水のはった湖上に立つと、鏡状になっていて空がそのまま映っているのです。真っ白い光の中、自分だけがポツンとそこに存在しています。映画なんかだったらたぶん、死後目覚めた時に佇んでいる光の場所です。どちらに進んでいいかわかりません。ただただ呆然とそこに立ち尽くすのみなのです。