月別アーカイブ: 2012年4月

旅とは偶然に出会いに行くものであり、旅行は必然に出会いに行くものである

「旅」も「旅行」もどちらも同じだ。
でも、自分は「旅」をしている、と言う人だけが、違いを無駄に意識しているんだと思う。

まあ、旅だろうが旅行だろうが、何でもいいんだけれど、
過去にもこの2つの言葉の意味の違いをいろいろと考えていたことがある。

旅とは偶然に出会いに行くものであり、旅行は必然に出会いに行くものだと思う。

旅と旅行の定義なんてどうでもいい。
たぶん、旅好きで自分は旅をしていると思っている人ぐらいだろう。

旅とは偶然に出会いに行くものだ。
細かな計画は決まっておらず、その場の出会いによって行き先は決まり、旅が作られて行く。
人に出会い、想像もしていなかった風景に出会う。

一方で旅行は必然に出会いに行くものだ。
あらかじめ計画が決まっており、行き先が時間単位で固定されている。
そのスケジュールに沿って、名所に行く。
そういった、あらかじめ決めていた場所に出会いに行く。
まさに、必然に出会いに行く行為。

まあ、登山でも、何でも俺がやるほとんどの行為(遊び)は旅だと思っている。
それは今まで経験したことのない世界に行く行為だから。
偶然、すなわち未知に出会いに行くことだから。

From パプアニューギニア2011

迷って、走って。飲んで、笑って。三浦アルプストレラン

雪のない山に走りに行くとなると、なかなか限られる。
箱根の外輪山とか山梨の武田の杜もいいなと思ったけれど、もう少し近場で三浦アルプス。

新逗子駅に朝10時に集合。
先日の大山トレランにも一緒に行った友達と。

コインロッカーに荷物を置いて、さあ出発。
実はマップを持っていなかったので、友達のを借りる。
京急のマップがいいらしい。

From sports

10時45分ぐらいに出発。
まずは南下して、阿部倉山から二子山へ。
ここはジャングルかと思うようなシダ植物などが生えていたり、人が少ない裏山な感じで草をかきわけかきわけ。
なかなか楽しいトレイルだった。

From sports

二子山まで行くと道は綺麗になり、走りやすく。
いったん二子山の頂上についてから、乳頭山を目指すがここで道迷い。
あれれれれ?
三浦は分かりづらいけれど、こんな所で迷ってしまった。
いったりきたり。
道行く地元のハイカーっぽい人に聞いてみるも、イマイチ。
最後は、元来た道を戻り分かる所からやり直して、正しいルートに。

From sports

沢を渡ったり、どう考えてもメインルートっぽくない所が、地図ではメインになっていたり。
なかなか難しいコースだった。
歩きながら思い出したのは、何年か前に別の友達と夜に三浦アルプスに来てヘッドライトをつけて迷ったこと。
まさに、同じ場所だけれど、明るい今回と暗かった前回では全然印象が違い、こんな場所だったのかと点が線になり繋がった感じ。

From sports

それから、乳頭山へ。
細かなアップダウンを繰り返す。
天気はとても良くて、気持いいけれど、トレイル全体を通して眺めがいい所は少ない。
ただ、桜が咲いている所もあって、花見トレランも出来た。

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乳頭山で少しだけ休憩して、上山口を通って、観音塚を経由して仙元山へ。
こちらのルートは標識もあり、とても分かりやすかった。

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仙元山からの相模湾の眺望は最高。
すっごく気もち良いばしょで、宴会をしている人も。

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そこから下山して、134号をさらに南下。
ここは海沿いに道路を走って、前田橋交差点を左折して、大楠山へ。
川沿いに飛び石があって、走っていてとても楽しい場所。
なかなかレジャーハイキングにももってこい。

From sports

頂上付近には一面の菜の花畑。
ちょうどシーズンで、黄色い絨毯になっていた。
菜の花の香りもいい感じで、幸せな気分に。
頂上の展望台からの眺めも良かった。
大楠山の頂上で少し休憩して、一気に下山。

From sports

前田橋の交差点まできたら、ちょうど逗子駅行きのバスが来たので飛び乗った。
無茶苦茶グッドタイミング。

From sports

駅で荷物を取り出し、東逗子駅のあずま湯という銭湯に。
駅から徒歩2分程度で便利な場所。

From sports

さっぱりしてから、阿佐ヶ谷に戻って、軽く飲む。
久しぶりに東京ぐれっちに行き、トレランなどなど色んな話しに花が咲き盛り上がる。
盛り上がったので、吐夢に場所を移して、またまた盛り上がる。
走って、飲んで、楽しく話せるというなんとも幸せな時間になった。

スケジュール
新逗子駅:10時集合
スタート:10時45分
二子山(上ノ山):11時45分
乳頭山:13時20分
仙元山:14時45分
大楠山:16時20分
下山:16時40分
合計:6時間ぐらい

距離:26km

◆持ち物
持ち物は着替えと替えの靴、タオル、地図、水、食料、コンパス、ヘッドライト、ポイズンリムーバー。
財布と携帯電話を入れるビニル袋
今回は水を800mlぐらい飲んだ。(湿度が高かったし、飲んだ量は少ないと思う)
あんぱん6個
チョコパン
クッキー

お絵描きと花見

今年は代々木公園で芸大時代の花見。
上野公園が定番だったけれど、茂木さんが直前まで代々木で仕事ということで。

4/7の土曜は快晴で、さくらも満開。
これ以上ないほどの花見日和。

From いろいろ

事前に植田さんから朝の7時に集合で場所取りをするのを手伝ってほしいと連絡をもらい、現地へ。
場所取りは植田さんと蓮沼さんと。

From いろいろ

朝から、みんなが来る夕方まで暇と言うことで、写生大会をすることになった。
最初はスケッチブックに鉛筆で。
続いて、色鉛筆、クレヨン、アクリル絵の具となる。
もちろんキャンバスもスケッチブックから、ブルーシート、最後は顔となった。
これこそ、芸大ならでは、恒例の花見だ。

From いろいろ
From いろいろ

僕は、友達の足を描いてみたり、パプアの蛍の木を描いたり、パプアの人を思い出して描いたり、UTMBをイメージして描いたり、富士山の周りを走る人を描いたり、自分の手の影をなぞって描いてみたり、フランクフルトを描いてみたりと色々描いて楽しんだ。

From いろいろ
From いろいろ
From いろいろ

久しぶりに絵を描いたかもしれない。
やっぱり、自由に絵を描くのって楽しいな。

夕方になり、茂木さんも来て、色々な人が続々と集まって来た。
何気に、去年の夏に長野木崎湖であった美術祭にあわせて合宿した時以来かも。

From いろいろ

みんなに出会ってから8年ほどたった。
ふと、植田さんが絵を描きながら、「みんな変わってないなー」と笑って言った言葉が印象的だった。
みんな置かれている立場や環境は変わったかもしれないけれど、中身は当時のまま、当時のままつき合える仲間。

19時30分から銀座でアタカマさばくマラソンの報告会が合ったので、先に花見を後にした。

僕の夏休み、モンブラン2012を妄想す

今年の夏休みは8月11日から9月9日までと約1ヶ月となる予定。
久しぶりの長い夏休み。
そんな、夏休みを取ったのも、存分に楽しむことがあったからだ。

ここ数年もっともハマっているトレイルランニング。
その最高峰とも言われるウルトラ トレイル デュ モンブラン(UTMB)。
何年も前から出たいと思っていたけれど、ついに今年参加のチャンスを得た。

From 北岳と間ノ岳

そこで、長い夏休みをとって全力で楽しんで来ようと思う。
1ヶ月間フルでヨーロッパにいることはないと思うけれど、レースより1週間以上前にシャモニに入って、ガイドさんと一緒にモンブランに登り、その後UTMBに出ようと思う。

正直言って、想像するだけで、顔がにやけるほどだ。
ワクワクする。ドキドキする。

まったく想像がつかないモンブランの100マイルレース。
そして、あの美しすぎるほどの景色。

From 北岳と間ノ岳

参加した人の話しを聞くと、ものすごく辛い。
かなりハードで、いくら想像しても、それを遥かに越えるしんどさだと言う。
でも、景色が救ってくれると、口を揃えて言う。
映像を見ているだけでも、息をのむほどの広大なそれでいて細やかな渓谷。
あんなところを自分が走れると思うだけで、夢のようだ。

時間があれば、東欧とかに行ってから、シャモニに飛ぶのも面白そうだなと妄想は広がるばかり。
早くと言いつつ、いろいろ妄想をしながら計画をたてて楽しみ、実際に行って楽しみたいと思う。

From 北岳と間ノ岳

自由で楽しめる組織

どんなピンチになろうとも、それすら楽しんでしまおうと思ってずっと生きている。
何かをするなら、楽しまなきゃ損だというのが根底に流れている。
いつもそんなことが頭のどこかにあるから、少し時間が出来たり、新しいことを知ったりすると、楽しそうなことを実際にやってみようという発想になる。

何気なく友達と話していると、「自由」とか「楽しむ」ってのが重要なんだねと言われることがある。
確かに、自由と楽しむってことは常にそうしたいと思っているので、無意識のうちに口から出ているのだろう。

・自由
・楽しむ

さらにプラスであるといいのは、少しの体力と少しのお金、そして少しのユーモア&好奇心を持ち続けることだと思う。
何歳になっても楽しみ続けるには、これがポイントだとずっと思っているから、この体力・お金・ユーモアは保ち続けたい。

一人だったら、体力などがベースにあり、自由に楽しめばいいと思うが、人と関わる場面ではこれだけでは足りない。
実際の生活では1人で生きている訳ではないのだから。
仕事にしろ、日々の生活にしろ多くの人々と支え合っている。

特に仕事などの組織では、上の「自由」「楽しむ」に加えて、この4つがポイントだと思う。

・信頼
・スキル
・当事者意識
・思いやり

しっかりしたスキルを一人一人が持ち、当事者意識で責任を持って行動する。
結果として、お互いを信頼し合え、思いやりが生まれ組織がうまくいく。
これに、個人のある程度の自由があれば、色々なアイディアが生まれ楽しくなっていく。
まさに、こんな状態の組織が理想だろう。

こんな状態を作るには、居心地の良い笑いの溢れる空間を作り上げることがとっても重要だ。
そんな、笑いがある組織はお互いの関係性がよく、コミュニケーションも円滑になる。
ギスギスした組織からは何もいい物は生まれない。

これだと楽しい組織になるし、仕事などもうまくいくと思う。
そして、プラスのスパイラルになって、何事もうまく回り始める。
そんなこと、誰でも知っているし、そこら中の本に書いてあることだ。
でも、実際に自分がそんな組織にしたいと思って、いろいろ行動してみると、つくづく実感する。

まあ逆に、マイナスのスパイラルに陥った中にいたこともあるからこそ、わかるこの重要さ。
酸いも甘いも知らないと、良さも分からない。

そして、やっぱり楽しく自由な状態でいられるのが、一番幸せだ。
いい仲間に出会えて楽しいなと思うメモ。

いつか、マイナスのスパイラルに陥った組織になった時に、このエントリーでも見れば何かヒントにでもなるかなと思って、書き残すメモ。

From Drop Box