日別アーカイブ: 2009/2/10 火曜日

玉石混合ではなく玉石混交(混淆)

1週間ほど前、「本の新しい買い方」というエントリーを書いた。その中で、世の中にはよい本も、それほどでもない本も色々あるということを表現するのに「玉石混合」という言葉を使った。

「良いものも悪いものも混ざり合っている」という意味と理解していたので、そのような表現をした。「玉石混合」の意味を改めて調べてみても「価値のあるものとないものとが、入りまじっていること。by大辞泉」であり、この意味からも「玉石混合」という漢字はピッタリだと思って理解していた。この言葉を用いた時は、特に何も意識することなく書き終えた。

それから、数日後に「ウェブ人間論」という本を読んでいたら、「玉石混淆」という表現が出てきてびっくりした。この本の文脈の流れから考えても、「価値のあるものとないものとが、入りまじっていること。」という意味で使われている。そうすると、俺が先日使った「玉石混合」という表現は間違っていたのだと。電車の中でドキリと気がついた。電車だったので、メモだけをPCのメールに送り、早速調べたら、「玉石混合」ではなく、確かに「玉石混淆」であった。

いやはや、思い込みで間違っていた。文章を書く時に、どんな言葉を用いるかを少しだけ意識して書くようになったので、本を読んでいる時にも気づくことができたのだろう。間違って理解していることは多そうだから、これからも常に意識していよう。


夕暮れにお台場を望む。
様々なビルが建ち並ぶ街 東京。