月別アーカイブ: 2015年7月

圧倒的にtalentedな人

気持ちいい。

キリアンがいてくれたことと同じように。

歌声とか、絵を描く人とか。

リズム感とか透き通って伸びやかな声。
たまらない、最高だ。

もちろん努力もあるけど、そんなのはるかに超えた天才性。
気持ちいい。

美しい。
幸せになれる。

一人の天才が世界を変える。
スティーブ・ジョブズがそうであったように、
ビートルズがそうであったように、
アインシュタインがそうであったように。

なんで、こんなことを思ったかといえば、the VOICEというアメリカの番組。一言で言うならば blind auditions。説明するならこう。素人の人が歌をうたう。3人のプロデューサーが審査するんだが、後ろを向いて椅子に座っている。良い、応援したいと審査員が思ったらボタンを押すと、椅子が回転して顔が見れるという単純な番組。

自分の周りを見れば、そんな多くの人に囲まれている。芸大の仲間も、旅での仲間も、山の仲間も、今一緒に仕事をしている仲間も。世界の知らないtalentedに会えるのはインターネットのおかげだし、周りにいるのは巡りあいに感謝。

たぶん20代前半までだったら素直に受け入れられなかったかもしれない。自分も未来に可能性があり、何でもできるし、何でもやってやるという負けず嫌いな気持ちがあった。でも、良くも悪くも、30歳が近づけば全てを受け入れられるようになってきた。それは、エネルギーがなくなったからなのかもしれない。諦めかもしれない。そう思うと、物悲しさがあるよに聞こえるが、全くない。純粋にそんなtalentedな人をしれて、周りにいてくれて嬉しいし、人生が色とりどりに鮮やかになる。

送信者 鹿島槍ヶ岳から白馬鎗温泉5日間縦走

http://teratown.com/blog/2014/07/15/aethaaeaeaiaeieiio/

http://www.teratown.com/blog/archives/001711.html

地味な焼岳はアクセス便利で美しい山だった

日曜になる深夜0時に府中本町駅に集合。
目指すは北アルプス、日帰りトレラン。
今シーズン最初の高所登山(トレラン)。

北アルプスと聞くと遠いそんな印象を得る。もしかしたらトレランで行ったことってないかもしれない。それも日帰りも初めてか?せっかく時間をかけていくので何日か縦走というパターンが多いのだ。遠い印象だったけど、身軽なタクジさんの誘いで、日帰りでトレランへ。タクジさんの友達のアートディレクターOさんと。笠ヶ岳か焼岳か常念岳か。

送信者 焼岳トレラン20150712

天気も最高だし、せっかくなので北アルプスというのだけは決まったが、車の中で行き先検討。車のまばらな高速をひた走る。笠ヶ岳のコースは長すぎるというので、焼岳に。3人共初めてだったしというチョイス。

送信者 焼岳トレラン20150712

中の湯の焼岳登山口に夜明けちょい前に到着。4時すぎぐらいかな。準備 20台ぐらい置ける駐車場から焼岳登山口はスタート。アプローチも比較的良い。をして4時30分出発。さすがに朝は冷え込んだ。ここは北アルプス。地上と同じじゃないということを改めて気づく。そして、地上と同じじゃないほどの朝焼け。すぐに明るくなり、ぐんぐんと登る。ひたすら登りだが、そんなに長くは感じなかった。

送信者 焼岳トレラン20150712

森林限界を超え、後ろを振り向くと、ここは北アルプス。残雪の残る山々が連なる。そして、青い空。気持ちいい!最高。最後一踏ん張りして、稜線に。火山ということで、噴火口に降りて行くと水たまりというか池が。そして、ずどーんと陥没した噴火口。迫力満点。人も全然いないし、3人で独り占め。

送信者 焼岳トレラン20150712

白い煙が勢い良く吹き出す。活火山な感じが伝わる。硫黄の匂いもするし、熱も感じる。そんな噴火口を横に頂上へと。こりゃまたさいこう。遠くに白山、目の前に北アルプスの山々。2時間弱で頂上、穂高連峰を眺める。これはお得な場所だ。だって、7時前に頂上に到着して、のんびりしてるってスゴイこと。

送信者 焼岳トレラン20150712

そこから上高地に降りる、もちろんそれまでは眼前に広がる美しい山々。青い空。澄んだ空気。こんな天気に恵まれて感謝しかない。森林限界を過ぎて樹林帯に入るとひんやりとした空気とこもれび。上高地まで下れば梓川や大正池に映る北アルプス。もちろん、水は抜群に綺麗。観光客も増えてくる。賑やかになってしまうが、普通の旅行でこんな景色が見れるのだから人がたくさん来るのもうなずける。

送信者 焼岳トレラン20150712

さらに、下って行き釜トンネルを走ってすぎる。焼岳登山口まで上りの道路4キロが辛いので、前を通ったタクシーに乗り1800円。楽をした。車に戻ると10時ぐらい。朝の10時には完了という、朝の澄んだ空気、暑くなる前の北アルプスを満喫という最高の遊び。15キロほどのトレラン完了。白骨温泉まで行って、ひとっ風呂浴びて、東京へと戻った。18時には家に着いているという、なんとすてきな北アルプストレラン。お得度MAX。

送信者 焼岳トレラン20150712

感覚として理解するって、なんなんだろう

聞いていてもわからないけれど、やってみると分かること。
じゃあ、何が分かったと具体的話しても、それでは相手に伝わらない。
言葉としては通じても、感覚としては理解していない。

新しいことにチャレンジするときも、調べる。
今の時代、いろいろな人が、文字や動画などで、説明している。
それを全て読んで、見て、理解する。
けれど、感覚としてわからないことがある。

でも、実際にやってみていくと、いつの間にか、ああそういうことね、と全体感が理解できる。

これって、いったいどういうことなんだろう。
脳の中では何が起こっているのか。これが解明されたら、人間が何かを修得することが根底から変わると思うんだよな。

立ち直れるギリギリの範囲の絶望

こんなことを昔twitterに書いていた。

「立ち直れるギリギリの範囲の絶望」

自分で、読み返していい言葉だなと思った笑。自画自賛w

それの繰り返しで、人は未知の世界にいける。

届きそうでぎりぎり届かない世界

見えそうで、見えない世界

だからこそ、立ち向かう

うまくいくことも失敗することも

どちらの結果になろうとも、そうチャレンジしないと見えない世界がある。

立ち直れるギリギリの範囲の絶望って、実は世界を明るく、面白くする第一歩。

送信者 TEAMJAPON

聞きたいことを、聞ける仕組み。例えばギリシャ人。

現場の生の声が聞きたい。知りたい。

そう思う性格で、いろいろな国に行ったり、芸大に行ったり、アウトドアやったりと、何かをやる一番最初のきっかけはいつもこれ。

行くかどうかは別にして、アラブの春がおこれば行ってみたいなと思うし、キューバとアメリカが国交正常化すると聞けば行ってみたいし、ギリシャがデフォルトするかもと聞けば行ってみたい。そんな性格だ。ニュースで知るだけじゃなく、一次情報により近いところで知りたいのだ。

で、毎日オンライン英会話でいろいろな国の人と話していて、話したことない国の人を探している。そうだギリシャ人はいないかなと探してみたら、いた。
ということで、 7/5(sun)がReferendumということで、今のギリシャの様子を聞いてみることに。

今日のお話し相手は、こんな方。

「大学で海運経済学と会計を学びました。経営学では修士号を取得し、会計と税務コンサルタントの資格を持っている優秀な先生。保険会社で働いたり、会計士として勤務」

おお、話を聞くにはベストなキャリアじゃないですか!ということで、30分間、あれこれといろいろな話をしてみた。もちろん、いきなりあなたの国ピンチだねって話し始めたら、いい気分じゃないと思うので、2回ほどギリシャ行ったことあるよ、いい国だねとか。とか、友達が今ギリシャで山を走るレースに出てるよとか。

で、ニュースでは政治のニュースばかりで、他のことは何もやっていない状態だという。明日は投票(Referendum)だから、Big Dayよ。そんな感じ。

最近は、どんどん経済悪くなっているのと聞いたら、毎年どんどん悪くなっていると。いつごろから聞くと、2008年からDepressionが始まったと。そこから給料は半分になったけど、物価はそのままだから辛いはねと。でも、そこはギリシャ人。根が明るいというか、豪快に笑い飛ばしていた。

ATMからの引き出しが制限されたとニュースで聞いていたので、それでパニックになってる?困ってると聞いたら、490ユーロ/月がミニマムサラリーらしく、平均で600ユーロとか。だから一日60ユーロの引き出し制限は特に問題ないよって。日本で単純に60ユーロの制限だと大変だと思うが、実態はそんなに困っていない様子だった。

それよりも優秀な人でも仕事がない。大学卒業しても、なかなか仕事につけなかったり、他の国で仕事探すとかじゃないとと。英語は必須ねと。

ついでに、観光客について聞いてみたら、実感でははそんなに減ってないけど、Badニュースが世界中に流れてるから今後減るかもしれないのは心配。だって、観光で成り立っているからと。セルビアの人と昨日の夜話したけど、セルビアではプロパガンダ的な報道されてるみたいで。と話していた。

まあ、こんな感じの話をしていたら30分(厳密には25分)はあっという間。今、ギリシャってどんな感じなの?と。疑問に思って、すぐに生の声が聞けてしまう。これって、すごい世の中だよなって思った。

当たり前じゃんといえば、そりゃそうなのだが。もちろん、facebookでもtwitterでも、世界中の人と同じプラットフォームにいるので、誰とでもどんな話でも可能といえば可能だ。しかし、ギリシャの人に話したいと思っても、唐突に話しかけても反応が無かったりするだろう。

それは友達なり、仕事のつながりなり、なんらかの関係性があるから相手が対応してくれる。オンライン英会話では英語を学ぶという目的がお互い明確であり、そしてお金を払っているという関係性が構築できているから。だから、予約する際にギリシャ人を探して、予約さえすればギリシャの人と30分話せるのだ。スカイプみたいな無料ビデオツールができて、オンライン英会話というサービスが確立された結果、副次的に一般人の間のこんなコミュニケーションが生まれる。それが、いろいろな国と国の間で。面白いことだ。

世界中で、いろいろなことが起きている。あの国について聞きたいと思っても、新聞社やマスコミ、世界に支社がある商社などであればツテをたどって聞けるだろう。でも、そういったつながりがなかったら聞けないのが今までの世界だった。でも、今はそれが一般人でも可能になった。面白い世の中だなとつくづく思う。

需要としてはあまりないかもだが、世界中の人が国、言語、分野を登録し、それに関することなら1時間いくらで何でも相談受け付けます的なことができたら便利なプラットフォームだな。すでにあるのかな?日本国内で、弁護士に相談したければ弁護士ドットコムだけれど、それのワールドワイドかつどんな職種にも対応しているッて感じ。まあ、対象が広すぎて、プロモーションで売りが明確にならず広がらないのだろうか。

ドメスチックで日本、日本語、法律相談で探してもいいし、国:イタリア、言語:英語、知りたいこと:ピザの作り方とかで調べて相談できてもいいしみたいな。ググればテキストや動画はでてくるが、コミュニケーションしながら知りたいというニーズ専用で。

まあ、何はともあれ、インターネットってすごいなと、使い始めて20年たっても改めて感じ続けるということに、インターネットの凄さがあると思った。

送信者 トルコ