月別アーカイブ: 2012年1月

長い「本のタイトル」が好きだ

夏になると本を読む頻度がぐっと減る。
でも、涼しくなり秋の訪れを感じると、自然と本に手が伸びる。
冬にでもなれば温かいコーヒーでも飲みながら、静まり返った夜中に本を読む。
なんてことは、ごくたまにしかしないけれど(爆)
いつも電車で本を読んでばかり。

つい先日も本屋に行って5,6冊の本を買った。
最近はそれぐらいのまとめ買いが多い。

手に取る本でも、結果的に好きにならないものもあれば、最高に面白い本もある。
近頃は偶然だかなんだか、面白い本ばかりに出会っていてうれしい限り。

最近読んだ本ではないけれど、そういえば長いタイトルの本が好きだなと、ふと思った。
本のタイトルには単語だけでズバッと表したものもあるが、僕は少し眺めの文書のタイトルが好きなようだ。

考え抜かれて、自分の伝えたい気持ちが込められた言葉。
練りに練られた結晶。それがタイトルなんだろう。

好きな本のタイトル。
ちょっと眺めで、ちょっと回りくどい表現がお気に入り。

「走ることについて語るときに僕の語ること」村上 春樹

「やがてヒトに与えられた時が満ちて…」 池澤夏樹

「えいやっ!と飛び出すあの一瞬を愛してる」小山田 咲子

「全ての装備を知恵に置き換えること」石川直樹

「いま生きているという冒険 」 石川直樹

「なにも願わない手を合わせる」藤原 新也

世界は「使われなかった人生」であふれている 沢木耕太郎

「愛」という言葉を口にできなかった二人のために 沢木耕太郎
この本のあとがきで、沢木さんは長い本のタイトルについて言及している。

コスモスの影にはいつも誰かが隠れている 藤原 新也

青空の雲取山トレラン

暇で天気も良さそう、さらにそこそこの距離走りたかったので、気軽な雲取山へ。
最近は運動不足で、登りの粘りがなくなっていた。
ただ、天気も良くてとっても気持よいトレランだった。
コースタイムメモ。

ルート:鴨沢→雲取山→鷹の巣山→奥多摩駅

鴨沢バス停トレランスタート(9:30)

From 登山
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From 登山
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七ツ石小屋(11:00)

From 登山
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From 登山
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奥多摩小屋(11:35)

From 登山

雲取山頂上(12:08)
頂上で昼飯15分ぐらい

From 登山
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From 登山
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奥多摩小屋(12:40)

From 登山

七ツ石山(13:08)

From 登山
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高丸山(13:40)
鹿がけっこういた。登山者は多くなかった。

From 登山
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鷹の巣山避難小屋(14:00)

From 登山
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鷹の巣山(14:18)
この頂上からの眺めは最高。前後のトレイルもとても気持がいい。

From 登山
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奥多摩駅(16:00)

日時:2012年1月9日
行き:阿佐ヶ谷発 6:42 – 8:28 奥多摩着 西東京バス 8:35発鴨沢西行き
帰りの電車:山を走っておく多摩駅まで、電車は16:23のホリデー快速東京行き
天気;快晴、雪はほぼなし
ルート:奥多摩駅→バス→鴨沢バス停→トレランスタート(9:30)→七ツ石小屋(11:00)→奥多摩小屋(11:35)→雲取山頂上(12:08)→頂上で昼飯15分ぐらい→奥多摩小屋(12:40)→七ツ石山(13:08)→高丸山(13:40)→(1:40)→鷹の巣山避難小屋(14:00)→鷹の巣山(14:18)→奥多摩駅(16:00)
行きはバスで鴨沢へ。帰りは雲取山から奥多摩駅まで走った。
距離:30キロぐらい
時間:6時間程度
水:1リットル弱ぐらい消費(冬なので水は少なめ)
ラン中に食べたもの:あんぱん小さいの4つ
          おにぎり1つ
          チョコ1パック
朝飯:いなりずし、パン

<実際の服装>
・ルーファス(グゴリー)
・シングルトラック 《ノースフェイス》
・帽子
・ニューバランスのラン用短パン
・時計(BARIGO)
・靴下(スマートウール  25-27cm)
・4DM サーマルタイツ
・ファイントラック 下着フラッドラッシュパワーメッシュ
・長袖コンプレッションウェア
・Tシャツ 心折れ部
・ニューハレのテーピング 両膝と両足のくるぶし
・パンツ ユニクロ シルキードライパンツ
・手袋
・レインウェア (ブルックス) 着なかった

<実際にレースに持って走ったもの>
・携帯電話
・地図(ビニール袋に入れる)
・財布(お金、カード最小限、保険証) 使用せず
・ゴミ袋
・カメラ
・ヘッドライト
・タオル
・替えの服
・音楽プレイヤー(iPod) 使用せず
・アームカバー(Zamst)

俺は失うことが怖いんだろうな、でもその怖さを捨て作り出す喜びを得たい

みみっちい性格だなと思う。
失うことが怖いんだ。

だから、思いついたことや、経験したことをブログに書く。
写真を撮る。
何もかも記録しておこうと思う。

書き残すのはあとから振り返って、さらに考えをブラッシュアップするとか、
旅行に行ったり、山に行く荷物の準備が楽だからってのもある。

でも、ベースにあるのは一度得たものを失うのが怖いんだろう。
ブログや写真を見返せば、忘れて行く記憶が蘇り、時間と場所を越えて思いで巡りができる。

「思い出せない記憶」
「さよならだけが人生だ」
そうだ。
抱え込みすぎて、両手がふさがれば新たなものは手に入らない。

何かを手放さなければ、手はあかない。
手があけば、新たなものを掴める。

そんなことは思いつつも、
この感情は今しかない。
今しか感じられないなら、それを残しておきたい。
そして、将来その時を振り返りたい。
一生に一度しか味わえない感覚なんだから、それをできるだけ克明に残したい。

貧乏性、失うことが怖い。
そうなんだろう。
そして、俺はもっと先まで長生きすると思っているから、こんなことするんだろうな。

失うことが怖いと、細かいことまで記録しようとする。
旅日記でも詳細まで書き残すし、写真もたくさん撮る。

これはこれで、いいのだ。
けれど、失うのが怖過ぎて、詳細な記録だけになってしまうと面白みがない。

創造性を刺激しない、イメージの膨らむ世界は残せない。
文字だけの長い日記だけにはないものが、旅の絵日記にはある。
写真もあり、絵もあり、メモもあり、落書きもあり、バスのチケットも貼付けてある。
そんな旅のスケッチブックはわくわくする。

文字で残す説明的ではない記録。
そんな残し方では、詳細に思い出せないこともある。
けれど、詳細な記録じゃないからこそ、読み上がることがある。
そんなワクワクするような、クリエイティビティのある表現をしたい。

まずは、この説明的な文章を捨てる所からかな。

ということで、1月1日から始めた4行だけの日記が毎日続いている。
「星野道夫ダイアリー」
思い入れがあるから続くのかな。

From ALASKA 2009

ラブレター ナナオサカキ

今日は、本当に存在感のある満月で、そんな満月を見上げながらワンへ行った。
8月の末にワンさん送別会で行って以来。

昼間は雲取山でトレランをした適度な疲れと、まん丸く色々なものを写し出す鏡のような存在の満月。
そんなものに酔いしれつつ、気の置けない仲間とワンで飯を食っていたら、のどかな幸せな気持に。
玄米を食べたくなったし、猿ケ京の秘密基地に行きたくなったし、価値観を共有する人のつながりはいいなと思ったし、肉体と意思は面白いなーと思った夜。

ふと、帰り道にナナオサカキさんの詩を思い出した。

From ALASKA 2009

ラブレター ナナオサカキ

半径 1mの円があれば
人は 座り 祈り 歌うよ

半径 10mの小屋があれば
雨のどか 夢まどか

半径 100mの平地があれば
人は 稲を植え 山羊を飼うよ

半径 1kmの谷があれば
薪と 水と 山菜と 紅天狗茸

半径 10kmの森があれば
狸 鷹 蝮 ルリタテハが来て遊ぶ

半径 100km
みすず刈る 信濃の国に 人住むとかや

半径 1000km
夏には歩く サンゴの海
冬は 流氷のオホーツク

半径 1万km
地球のどこかを 歩いているよ

半径 10万km
流星の海を 泳いでいるよ

半径 100万km
菜の花や 月は東に 日は西に

半径 100億km
太陽系マンダラを 昨日のように通り過ぎ

半径 1万光年
銀河系宇宙は 春の花 いまさかりなり

半径 100万光年
アンドロメダ星雲は 桜吹雪に溶けてゆく

半径 100億光年
時間と 空間と すべての思い 燃えつきるところ

     そこで また

     人は 座り 祈り 歌うよ

     人は 座り 祈り 歌うよ

GO TO 五島列島「島巡りと一筋に繋がる空を見上げる」

GO TO 五島列島 「島へと渡る」

5時30分ぐらいだったか?何時だったか覚えていないが、日の出前に起きて○さんと軽くジョグ。
といっても、矢倉岳に登るのでほぼ登り。往復12キロちょい。
あいにくの天気で、眺めはイマイチだった。
けれど、朝の運動はやっぱり気持いい。

From 五島列島(上五島)と軍艦島

宿に戻り朝食をたっぷり食べて、まずは番岳へ。
トレイルを歩いていると、ヒョウが降って来た。
そう、五島列島は東京よりも暖かいと思っていたら、同じぐらいかちょっと寒いぐらいだった。

From 五島列島(上五島)と軍艦島

曇って履いたけれど、視界は悪くなく遠くまで見渡せた。
雲間から差し込む陽光が、海を照らしていた。
朝日も夕日も見られる場所に、新しいホテルが近々出来るらしい。
のんびり眺めてたら、幸せだろうなーと、妄想が膨らんだ。

From 五島列島(上五島)と軍艦島
From 五島列島(上五島)と軍艦島
From 五島列島(上五島)と軍艦島

そして、椿油の体験へ。
今回、五島列島は椿油が有名ということを初めて知った。
シャンプーのTSUBAKIもここの椿油を使っているのだとか。

From 五島列島(上五島)と軍艦島

油の精製方法は簡単

1、まずは実をすり潰す
2、蒸す
3、絞り出す

From 五島列島(上五島)と軍艦島
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From 五島列島(上五島)と軍艦島
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うまれて初めて油を作ったけれど、思ったよりも簡単だった。
そして、椿の実にはこんなにも油が含まれているとは、本当に驚いた。
何と1キロの実から300mlの油が取れるのだから。
植物って本当に興味深いな~。
そして、実をそのままかじってみたら、渋みとエグミがすごかった。
でも、絞った油をたっぷり使って焼いたパンを食べても、全くエグミがなかった。
不思議だな。本当に不思議だ。

From 五島列島(上五島)と軍艦島
From 五島列島(上五島)と軍艦島
From 五島列島(上五島)と軍艦島

そして、お昼は海鮮丼と五島うどん。
五島うどんは、3種類のタレで食べた。
一番驚いたのは、煮魚の汁につけて食べること。
味がしっかりしていて、美味しかった。
それに、煮汁を捨てるのも勿体ないし、効率的だな。
生活の知恵から始まったのかな。

From 五島列島(上五島)と軍艦島
From 五島列島(上五島)と軍艦島
From 五島列島(上五島)と軍艦島

赤い橋を渡り頭ケ島天主堂へ。
こちらも歴史があり、かつ石造りということでとても重厚感のある教会だった。
今回の上五島の旅で訪れた教会の中では一番好きだった。
島の中心地から離れた場所にあるのも良かったな~。

From 五島列島(上五島)と軍艦島
From 五島列島(上五島)と軍艦島
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それから、龍馬さんに挨拶をして、かまぼこづくり。
アジを3枚に下ろして、すり潰して、油で揚げる。
この油には先ほどの椿油も混ぜた。
カラッと揚がり、美味しいかまぼこが完成。

From 五島列島(上五島)と軍艦島
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それから、鯨の博物館へ。
昔は鯨漁がとても盛んだったようだ。
いろいろ資料を見ていると、鯨ってすんごい生き物だなーって思う。
そもそもあのデカさ。
取る方も取られる方も必死だった感じが伝わって来た。

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蛤浜海水浴場に寄って、宿へ。
今日は前田旅館さん。
夕食をたっぷりと食べ、今日も教会コンサートへ。
歩いて行ける青方教会へ。
夜空を見上げると、真ん丸の月が見えた。
今日は皆既月食なのだ。
天気予報では長崎は曇りという事だったけど、期待できるかもしれない。

From 五島列島(上五島)と軍艦島
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今日のコンサートはフルートとピアノだった。
フルートの柔らかい音色がまるで柔らかい布団のような心地に。
一日みっちり巡った疲れもあり、気分が安らいでうとうと。

From 五島列島(上五島)と軍艦島

コンサートが終わると、皆既月食を見に防寒しまくって、カメラと三脚をかついで外に。
しかし、月は見えず。厚い雲で覆われてしまったのだ。
ショック。やはり無理かと思ったが、眺めるのに良さそうな場所を探す。

海の近くの拓けた場所に決め、ひたすら空を見上げ続けた。
おそらく、4時間ぐらいは空を見上げていたと思う。

From 五島列島(上五島)と軍艦島

ほとんど雲で見えなかったけれど、雲間から一瞬だけ月が顔をのぞかせた。
欠けはじめた瞬間、三日月ぐらいになっている時、皆既になった時。
それぞれのタイミングで、少しずつ見上げることが出来た。

From 五島列島(上五島)と軍艦島

不思議に欠けた(陰った)月。
そして、怪奇になると淡いピンク色になった。

From 五島列島(上五島)と軍艦島

何も見えない空を見上げ続けて、一瞬だけ見えた月。
待ちわびて、待ちわびて見上げた皆既月食は、よりいっそう神秘的で大いなる自然の不思議を感じた。

From 五島列島(上五島)と軍艦島

興奮が冷めないまま、宿へと戻り眠りについた。